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乳がん患者も温泉に ― 照明落とすだけでも……(10/11付)

2011年10月11日
編集部

 10月は乳がんの早期検診などを啓発する「ピンクリボン運動月間」だ。現在、日本では年間約5万人の女性が乳がんを患い、40万―60万人が手術によって乳房を切除しているとも言われている。 患者の多くは、以前と同じように旅行を楽しみ、家族や友人たちと温泉に入ることをすごく楽しみにしているが、現実は、母親や娘、孫と一緒に温泉に入ることは難しいと感じている。「傷跡を見せて家族を悲しませたくない」という感情がどうしても働いてしまうのだという。
 彼女たちの家族や友人を含めると、200万人以上の近しい人たちが温泉旅行に行きたいのに行けないという、潜在需要の機会逸失が虚しく横たわる。
 全国の温泉旅館の経営者や女将さんにぜひお願いしたいのは、更衣室では隅の方に幾つかでいい、簡易な仕切り板を備えたり、ロッカー式で扉を開けることによって、体を隠すことができるような工夫をしていただきたいということ。また、照明を少し落とすだけでも、体に傷がある人にとっては、とても優しい空間になるはずだ。
 今では増えてきたが、体を洗う場所も、隣との仕切り板があるだけで乳がん患者さんにとっては救われる気持になるのだという。ロビーや客室、レストランのリニューアルには莫大な費用がかかる。しかし、わずかな心の配慮だけで、〝女性に優しい宿〟に変身できるのだ。
 人工乳房をつくる「池山メディカルジャパン」代表取締役の池山紀之氏は10月17日から「おっぱいリレー」を実施する。人工乳房を全国の温泉に浸けてもらい、成分的に問題がなければ「おっぱいフリー」(人工乳房安全)シールを贈呈し、施設リストに登録するという。池山氏の妹さんが乳がんを患い、家族で行った旅館で1人だけ温泉に入らなかったということを聞いて以来、乳がん患者など、女性が安心して温泉に入れるように一生懸命活動している。
 女性だけでなく、男性だって火傷や手術によって温泉旅行を諦めている人がたくさんいるだずだ。温泉に入ってしまえば、首まで浸かるために体の傷は気にならない。更衣室や体を洗う場所の一部分を改良してくれる宿が1軒でも増えてほしい。宿は、閉ざされた患者の心を解放し幸せにしてあげることができるのだ。これほどの社会貢献はない。^t(編集長・増田 剛)

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