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津山市の重要文化財がアートギャラリーに

2018年10月4日
編集部:飯塚 小牧

2018年10月4日(木) 配信

本館棟

岡山県津山市の旧妹尾銀行林田支店は10月6日(土)、アート・デザインをテーマとした芸術文化の交流拠点施設「PORT ART&DESIGN TSUYAMA」としてオープンする。同建物は1920(大正9)年建築の市指定重要文化財。木造棟やレンガ棟が混在する大正レトロの趣ある建物で、銀行や洋学資料館として活用されてきた。

 2009年に一度、役目を終えたがこのほど、地元作家や地域内外のアーティスト作品、デザインプロダクトの展示・販売を行うギャラリーやイベントスペースとして整備した。気軽にアートに触れながら、ゆったりと過ごすことのできる新たな情報発信・体験の場として、市民や観光客と地元内外のアーティスト、デザイナーとの交流基地として再生する。

本館棟(ラウンジ)
 寺院建築風の外観を持ち、主用材に栂(つが)や欅(けやき)をふんだんに使用した特徴ある建物。玄関とギャラリーとして解放しているので自由に中を見学できる。銀行当時から使われていた欅の一枚板カウンター(約8㍍)は見所の一つ。本館棟脇にはコーヒースタンド(テイクアウト専用)も設置されており、中庭や本館で休憩もできる。

■レンガ棟(レンガギャラリー1・2、ホワイトギャラリー)
 レンガ棟は、3部屋に分かれており、貸しギャラリー、ワークショップスペースなどに活用する。また、ショップスペースを設け地元作家の作品や地域産業プロダクトの展示販売も計画する。

旧妹尾銀行林田支店の沿革

1920(大正9)年 妹尾銀行林田支店として建築(棟梁は、池田豊太郎)     
(その後、第一合同銀行、中国銀行(株)津山東支店へと変遷)
1975(昭和50)年 中国銀行(株)より津山市が取得
1978年(昭和53)年  津山洋学資料館として開館
1992(平成4)年 津山市指定重要文化財(建造物)に登録
2009(平成21)年 津山洋学資料館、新築移転に伴い閉館
2016(平成28)年 アート・デザイン賑わい拠点としての活用方針を決定
2018(平成30)年 6月、施設の管理運営を行う指定管理者「EKG合同会社」に決定

施設基本情報

所 在 地   :津山市川崎823
敷地面積 :  668・11平方㍍
建築面積 :  306・37平方㍍
建築時期 :  大正9年(1920年)
施設概要 :   本館棟(ラウンジ)、レンガ棟(レンガギャラリー1・2、ホワイトギャラリー、スタッフルーム)、金庫棟(金庫ギャラリー)、コーヒースタンド(テイクアウト専用)、中庭、トイレ、倉庫
駐 車 場 :    施設敷地内1台(障害者等用)・施設近隣5台(施設から西へ100㍍程度)
開館時間 : 午前 10:00~午後6:00
休 館 日 :    毎週火曜日(その日が、祝祭日の場合は直後の休日でない日)・祝祭日の次の休日でない日・年末年始

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