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”版画家”ピカソが生涯をかけて挑んだものに迫る 新潟市美術館で企画展へ 11月3日(土)から

2018年8月23日
編集部:井坂 和香

2018年8月23日(木) 配信

展覧会ロゴ

新潟市美術館(新潟県新潟市)は、11月3日(土・祝)から12月16日(日)まで「ピカソ 版画をめぐる冒険」展を開く。

 ”天才”と称される芸術家パブロ・ピカソ(1881―1973)は、91年の生涯で約15万点の作品を制作したといわれ、「最も多作な芸術家」としてギネスブックに記録されている。幅広いジャンルの画風で美術表現を革新してきたピカソは、10代のころに始めた版画においても、70年間でおよそ2千点を残している。画家として名を馳せるピカソが持つ”版画家”としての顔から、彼が生涯をかけて挑んだものに迫る。

 同展では、膨大な作品から版画89点を展示。フランス国立図書館(フランス・パリ)の版画コレクションから厳選した。これに加えて新潟市美術館所蔵の油彩画「ギターとオレンジの果実鉢」と、3点の版画作品「貧しき人々」、「母の化粧」、「踊り子とフクロウ」も公開する。

 展示は全2章で構成される。第1章は、ピカソが取り組んだ「主題」に注目。恋多きピカソが描いた数々の女性たちと、彼が愛しモチーフとした動物を展示する。「ミノタウロスの物語」は、ピカソ自身が内面を投影し長年追いかけ続けた主題で、生まれ故郷スペインの闘牛への情熱が込められている。

 「個人的におすすめしたいのが、“第2章”です」と新潟市美術館の担当者はアピールする。第2章は「巨匠との対話」を軸に展開する。ピカソが修業時代に熱心に研究を重ねた、過去の巨匠たちの作品を同時に鑑賞できる。構図の大胆な解体や、モチーフの拡大・縮小など何通りにも行った実験など、絵画制作への挑戦の軌跡を追う。

 「ピカソは若いころから美術館へ足繁く通い、ゴヤやレンブラントといった過去の巨匠たちの傑作品を模倣、分析していた。西洋美術の伝統を彼はどのように自分流に再構築したのか。そのつながりをぜひ展示から感じてほしい」(担当者)とした。

企画展概要

展覧会名  フランス国立図書館版画コレクション ピカソ 版画をめぐる冒険

開催場所  新潟市美術館 企画展示室

開催日         2018年11月3日(土)~2018年12月16日(日) 38日間

休館日   月曜日

開館時間  午前9時30分~午後6時(観覧券の販売は午後5時30分まで)

観覧料   前売 一般  800円
      当日 一般 1千円、大学・高校生 800円(600円)、中学生以

下無料
      *障がい者手帳・療育手帳をお持ちの方および一部の介助者は無料
      *( )内は、団体(20人以上)・リピーター割引料金
       (本展観覧券の半券提示で2回目は団体料金に割引)
      前売券販売所〔販売期間:8/10~11/2〕
      新潟市美術館、新潟市新津美術館、新潟県立万代島美術館、セブン-イレブン(セブンチケット)、新潟伊勢丹、DeKKY401、インフォメーションセンターえん、hickory03travelers、シネ・ウインド

主催    ピカソ展新潟実行委員会(新潟市美術館・TeNYテレビ新潟)

後援    在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、新潟・フランス協会

協力    エールフランス航空

企画協力 (株)ブレーントラスト

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