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東北観光博が開幕、「観光で東北復興支援を」

2012年3月22日
編集部
東北観光博ロゴマーク
東北観光博ロゴマーク

 観光庁は3月15日、マスコミ関係者を集めて「東北観光博」の事前説明会を行い、来年3月末まで続く「東北観光博」のPRを行った。

 観光庁の溝畑宏長官は「東北を28に分けたゾーンすべてが感動と交流の場となっている。東北の観光はまだまだ厳しい状況が続いているが、東北の復興が直接日本の元気につながると思うので、皆で東北を盛り上げていこう」と力を込めた。

 また、4月から岩手デスティネーションキャンペーンが始まるいわておかみ会(会長・大澤幸子=ホテル対滝閣)からは「世界遺産に登録された平泉を始め岩手・東北の観光地へ足を運んでほしい。日本中から来てもらうことが岩手・東北の復興につながる」とのビデオレターが特別に寄せられ、披露された。

 さらに、会場には東北観光博をサポートする応援団が集結。俳優の津川雅彦さんは「世界中を感動させた震災後の我慢と忍耐など、他人を思いやる東北人の美しい心や温かさが何よりの東北観光のおみやげでは」と語り、レージングドライバーの寺田陽次郎さんは「東北の芋煮がとてもおいしい」と食をPRした。元体操オリンピック選手の塚原光男さんは「四季の移ろいが美しい」と自然景観をあげ、トレイルランニングの日本の第一人者である鏑木毅さんは「全国の山を走ったが、東北は岩手山、八幡平、早池峰山、栗駒山、鳥海山など魅力ある山が多い」と絶賛。ロンドンオリンピックマラソン代表の藤原新さんは「東北を初めて訪れたのは岩手での高校インターハイ。おじいちゃん、おばあちゃんの応援がとても温かかった」と思い出を語り、「僕もこれまで、つらい時期があっても諦めず、より良い明日を信じがんばってきたので、そういったところも少しでも伝えられれば」と東北への思いを述べた。

溝畑宏長官と東北応援団を交えて
溝畑宏長官と東北応援団を交えて

 東北観光博は3月18日に開幕し、2013年3月31日まで開催。テーマは「こころをむすび、出会いをつくる」。東北地域全体を博覧会に見立てて一体感を持たせる一方、28のゾーンに分け、歴史・風土に根差した多様な伝統芸能、郷土料理、風俗や風習など各地域の特集ある個性豊かな暮らしでもてなす。(1)ゾーンの入口で出迎え情報案内をする「旅のサロン」(2)各ゾーンでスタンプを集める「東北パスポート」(3)土地に詳しい案内人が待つ「旅の駅」(4)旬な情報をタイムリーに発信する「ポータルサイト」(5)東北の魅力あふれる情報が満載の「公式ガイドブック」――の5つのツールで東北へいざなう。

 ロゴマークは東北の豊かな森をイメージ。絆とふれあいを具体化し、笑顔を表現した。東北6県と観光客、合わせて7つが1つになり、東北に大きな虹をかける意味を込め、7色の虹色となっている。

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