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寺院での民泊「テラハク」物件開発に期待(楽天ライフルステイ×和空)

2018年7月18日
編集部:謝 谷楓

2018年7月18日(水) 配信

楽天ライフルステイが、テラハクの和空との連携を発表した(左から、楽天ライフルステイの太田社長、和空の田代代表、ブッキング・・ドットコム・ジャパンの高木部長)

楽天ライフルステイは7月18日(水)、宿坊のシェアリングエコノミープラットフォーム「和空」との連携を発表した。今後、楽天ライフルステイが運営する民泊サイト「Vacation STAY」やブッキング・ドットコム上でも、宿坊の予約が可能となる。

 宿坊(しゅくぼう)とは、出張に赴いた僧や参詣人の宿泊に当てられた寺院内の施設・部屋のこと。近年、宿泊とともに写経や作務を体験できるとあって、国内外から「テラハク」として注目を集めている。

 7月18日(水)に行われた記者会見には、楽天ライフルステイの太田宗克社長と和空の田代忍代表、ブッキング・ドットコム・ジャパンの高木浩子西日本地区統括部長が出席。「テラハク」による新しい宿泊需要の可能性について持論を展開した。

 7月6日(金)時点での民泊の届け出件数は5397件。6月から1500件以上増えているものの十分とは言い難い。合法物件の増加・獲得を狙う仲介業者にとっては、参入障壁をいかに減らすかが課題だった。楽天ライフルステイの太田社長は「テラハクの開発は和空にしかできないこと。販売や販路面は我われ(楽天ライフルステイとブッキング・ドットコム)にまかせてもらい、和空には新しいユニークな物件開発に専念してほしい」と語り、その増加に期待を示した。

 和空で予約できる宿坊は未だ10件ほど。販路拡大を受け、年内300件の掲載を目指す。和空の田代代表は、「3年後には1千件の掲載を実現する予定だ」と強調。テラハクに特化する自社ならではの強みを生かし、オーナーである寺院関係者の取り込みをはかる姿勢を示した。

 和空で掲載する宿坊は、住宅宿泊事業法(民泊法)や旅館業法に基づく合法物件のみ。和空では、税金対策相談に応じるなど、寺院からの問い合わせに対し丁寧な対応を心掛け、より広く事業への理解を深めてもらえるよう努力を重ねている。

 7月20日(金)には、さまざまなコラボ企画で実績を持つ三井寺(滋賀県大津市)で、同寺院内に設けた宿坊施設の完成を祝うイベントを開く予定。引き続き、全国各地の寺院と連携し、企画開発を進めていく予定だ。

 なお、ブッキング・ドットコム・ジャパンの高木部長は、昨今のインバウンド事情など最新の観光状況について説明した。

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