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【朝ごはんの美味しい宿特集】アンケート結果発表 ラビスタ函館ベイが1位に

2018年6月26日
編集部

2018年6月21日(木) 配信

≪品数が満足度に直結 56%がバイキング形式≫

 本紙は、宿泊施設での朝食も重要な集客要因と考え、「第43回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」発表冊子内と、全国道の駅の総合情報サイト「未知倶楽部」上で、「朝ごはんのおいしい宿」のアンケート調査を実施した。その結果、半数以上(56%)の宿がバイキング形式の朝食を採用しており、宿泊客には「品数の多さ、豪華」な朝食の人気が高いことが分かった。また、「ここだけの食材」があることが、宿選びに影響していることなどもうかがえた。

 推薦が多かった施設のトップは、北海道函館市のラビスタ函館ベイで94件。昨年から大きく票を伸ばし、初のベスト10入りとなった。以下、2位に大分県・別府八湯の杉乃井ホテル(55件)、3位に石川県・和倉温泉の加賀屋(33件)と続く。7位の神戸北野ホテル(18件)と10位の食べるお宿浜の湯(13件)は、ともに初のランクイン。

 推薦施設を都道府県別にみると、1位は昨年3位の北海道で84軒。2位が静岡県で78軒、3位が京都府で56軒、4位が兵庫県で50軒、5位が神奈川県で40軒、6位が長野県で39軒、7位が新潟県で38軒、8位が石川県と東京都で37軒、10位が群馬県で36軒と続く。東京都と京都府がそれぞれ昨年から大きく軒数を伸ばした。

推薦宿の約56%がバイキング

 朝食スタイルでは、推薦された宿の約56%がバイキング形式、約44%がバイキング以外となった。

 バイキング形式の食事は、「種類の多さ」や「好みのものを食べられる」、「選ぶのが楽しい」といった意見のほか、パンやチーズなどが何種類も用意されていることで、「朝食が楽しく感じられた」との声も多数挙がった。種類が多く「幸せ」、「感動した」などと答えた人もみられた。また、自分流のアレンジで食事を楽しめる点も評価が高い。

選ぶ楽しさも朝食の重要な要素

 子供の視点でも、バイキング形式は食事を楽しく感じられ、たくさん食べる動機づけになっているようだ。

 一方、バイキング以外の食事形態は、「ゆっくり食べられる」、「(盛り付けなどを視覚で)楽しめる」、「自分のペースで食事ができる」などの点で喜ばれている。「中庭を眺めながら食べる朝ごはんは最高」などロケーションと食事の相乗効果で好印象につながっている宿もある。

ロケーションと食事の相乗効果が好印象につながる

品数の多さ・ 豪華さが最多

 推薦理由で最も多かったのが「品数の多さ・豪華さ」で、386件あった。バイキングでは「和、洋、中をまんべんなく食べられる」や、「自分の好みに合わせられる」、「選ぶのが楽しい」といった点などが、満足度の高さにつながったようだ。バランスよく食事がとれることを推薦理由に挙げる人も見られた。

「ここだけ食材」が、宿選びに影響

 次に多かった推薦理由は、「地元の食材・名産品が食べられる」で144件。例年「地元食材を使っている」ことを推薦理由に挙げる声が多く、朝ごはんをおいしいと感じる重要な要素であるといえる。

 「地元の風習や食材を意識した和の朝食は、ほっとできるだけでなく、山里を感じられ、旅のわくわく感が増す」といった声のように、旅行の気分を盛り上げるうえで重要な役割を担っている。「地元の食材は他では味わえないものが多く毎回このホテルを利用している」といった声も挙がっていることから、宿選びにも大きな影響を与えているようだ。

新鮮な海産物に充足感を感じる人多く

 干物や刺身、イクラなどの海の幸を推薦理由に挙げる声は、117件。

とくに、焼き立ての美味しさなどを理由に干物を推す声が45件と多い。

 刺身やイクラなどを推薦理由に挙げる人からは、「豊富な海の幸が食べ放題。北海道の魚などで朝から海鮮丼が作れ大満足」、「朝から海鮮を食べ放題なんて贅沢な気分に浸ることができる」といった声が多く、朝から新鮮な海産物が食べ放題で楽しめることで、豪華さや充足感を感じる宿泊客が多いことがうかがえた。

米のおいしさを上げる声多く

「~産のお米が美味しい」など「米の美味しさ」には98件の声が集まり、昨年同様朝食をおいしく感じる重要な要素であることが分かる。米のおいしさだけではなく、ごはんの味を左右する「炊き加減」も重要な要素になっている。「納豆」や「たらこ」など、ごはんがすすむおかずを多数用意することが、より印象を高める結果につながっている。

 米関連では、「温泉粥」などで提供される「粥」も22件理由に挙がり「体に優しい」ことが、宿泊客に喜ばれている。

 朝食のもう1つの主役、「パンのおいしさ」を推薦理由に挙げる声は80件。「焼き立て」、「自家製」、「種類が多い」ことが好印象を与えている。自家製のジャムなども、パンの支持を後押しした。

パンや野菜がメインの朝食も支持が高い

「野菜」や「オムレツ」への支持も高い

 海鮮以外のメニューで人気を集めたのは、「野菜」(76件)、「オムレツ」(61件)など。

 「野菜」は「獲れたて」、「新鮮」などのほか、野菜自体のおいしさを1番の理由に推す声もある。

 「オムレツ」を推薦理由とした人からは、「目の前で調理してくれた」との回答がとくに多い。使用しているたまごのおいしさを挙げる声もあり、野菜同様素材の味への関心も高いことが分かる結果となった。

「お得感」も大きなキーワード

 メニュー内容では「品数の多さ・豪華」のほか、ご当地グルメが数種類並んでいたことを理由に挙げている人も多く、お得感を感じられることも、重要な要因になっている。

 なお、今回の調査は2054人の方から回答があり、961軒の宿が推薦された。

 

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