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「幻!?」の博物館動物園駅をリニューアル!

2018年6月20日
編集部:謝 谷楓

2018年6月20日(水) 配信

「旧博物館動物園駅」の駅舎外観。東京藝術大学のほか、東京国立博物館や恩賜上野動物園、国立国会図書館国際子ども図書館など、さまざまな人気スポットが徒歩圏内。日比野氏よる新たなデザインを、写真右端の扉部分に施す予定だ(撮影=記者、2017年5月)

京成電鉄は6月19日(火)、「旧博物館動物園駅」(東京都台東区・上野公園)の駅舎を秋ごろに一般公開すると発表した。同駅は1997年に営業を休止。休止前の95年には、人気漫画・こちら葛飾区亀有公園前派出所で「幻!?」の駅として取り上げられるなど、鉄道ファン・近隣住民らの間では広く知れ渡っていた。今年に入り、東京都景観条例に基づく都選定歴史的建造物に認定されたことを受け、観光スポットとして改めて注目を集めている。公開に先立ち、7月から同駅に隣接する東京藝術大学と連携して改う・修復工事に当たる。

 現代美術家の日比野克彦氏が、新たに設ける駅舎出入口の扉デザインを担当する。イタリアの国際芸術祭(第46回ベネチア・ビエンナーレ)では、90年代の閉塞感を表現したアート作品を多数出品し話題を集めるなど、国内外で高く評価されるアーティストの1人。東京藝術大学の先端芸術表現科では教授を務め、後進の育成にも力を入れる。

 駅舎に隣接する9つの文化・芸術施設をモチーフに、新しい扉のデザインを考案した。駅舎は、隣接施設へのアクセスが良い高台に位置することから、上野エリアの観光構想(文化の杜・新構想)では、新しい文化の拠点に位置づけられていた。京成電鉄では、近隣施設をモチーフに選ぶことで、新構想の期待に応えることができるとみる。

改修後の「旧博物館動物園駅」駅イメージ と、日比野氏による扉のデザイン(右)(同社報道資料より)

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