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大賞5件を表彰、かながわ観光大賞創設

2010年11月21日
編集部

かながわ観光大賞受賞者

 神奈川県(松沢成文知事)は、今年から「かながわ観光大賞」を創設し、第1回の表彰式を11月4日、横浜市内のホテルで行った。応募や推薦であがった19団体・34件のなかから、民間企業や市町村、ボランティア団体など幅広い事業体から5件が大賞に選ばれた。

  当日、表彰の場で大賞を発表し、松沢知事とかながわ観光親善大使の女優・高島礼子さんから、賞状などが授与された。

 松沢知事は「4月に施行された神奈川観光振興計画に基づいて、優れた取り組みを検証するとともに、他の取り組みの模範となるように賞を設けた」と話し、各部門の大賞の講評をした。高島さんも登壇し、「観光親善大使として、微力ながら神奈川県のイメージアップのお手伝いをしたい」とあいさつした。

 各部門の受賞者と取り組み内容は、「魅力ある観光地づくり部門」を京浜運河などで工場夜景クルーズを実施しているケーエムシーコーポレーションの「工場夜景ジャングルクルーズ」が受賞。工場夜景という新たな魅力を創出した先駆性が評価された。

 また、「観光プロモーション部門」は、箱根登山鉄道の「箱根あじさい電車」。あじさいが育ちにくい山間部の沿線にボランティアと協力しながら長年かけてあじさいを整備。新聞社のアンケートであじさい名所の1位に選ばれ、梅雨時期に全国から観光客を集めたことが決め手になった。

 「観光による地域活性化部門」は、三浦市経済振興部営業開発課の「みうらシティセールス・プロモーション」が受賞。自治体で営業開発課を設置し、セールスを行うことは全国的に珍しく、また地域住民が主体的に活動している点などが受賞の理由。

 「受入体制おもてなし部門」ではボランティア団体・神奈川SGG倶楽部の「訪日外国人観光案内と日本・地域文化紹介のボランティア活動による実践」が選ばれ、外国人旅行者へのガイド活動などが認められた。

 さらに、「外国人観光客部門」は小田急電鉄の「春節キャンペーン(箱根、江の島エリア)」が受賞。東アジアからの集客を目指し、海外旅行博やインターネットで周知をはかった。また、和太鼓やもちつきなどのイベントも話題になった。

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