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IR開発のビジョン示す、ギャラクシー(GEG、マカオ)とモンテカルロSBM(モナコ)が会見

2018年5月22日
編集部:謝 谷楓

2018年5月22日(火) 配信

GEGとモンテカルロSBMの記者会見に登壇した、マイケル・メッカ氏(中央)と、岡部智氏(左端)

IR(統合型リゾート)整備法案が4月27日に閣議決定し、政府は今国会での成立を目指す。日本人には6千円の入場料を課し、入場回数も制限する(7日間で3回、1カ月で10回)。施設数は国内で3つ、誘致を目指す地域間の競争が激化しそうだ。

 海外のカジノ事業者らの動きも活発になってきた。5月9日には、マカオ(中国特別行政区)とモナコでそれぞれリゾート施設を運営するギャラクシー・エンターテインメント・グループ(GEG)とモンテカルロ・ソシエテ・デ・バン・ド・メール(モンテカルロSBM)が、国内でのIR開発について記者会見を行い、ビジョンを示した。

 日本での事業展開について問われたGEGのマイケル・メッカ相談役は、「ローカル地域への配慮が必要。GEGとモンテカルロSBMは、地域内での雇用創出に励むだけでなく、スタッフのトレーニングをサポートするなど、従業員一人ひとりのキャリアサポートも重視している」と発言。人材育成で、他社との差別化が可能という認識だ。

 GEGの日本地区総支配人を務める岡部智氏はゲーミング以外の分野について言及。「ギャンブルで得た収益を使い、日本文化を取り入れたエンタメコンテンツを作り・提供していくことがポイントだ」と強調した。地域にとって、IR施設の魅力は、多彩なエンターテインメントコンテンツの提供を通じ、国内外から来訪者を取り込むキッカケの獲得にある。カジノ以外で、ローカル地域に根ざした体験型をどうつくり、成果に結びつけるかに注目が集まっている。

 GEGは2002年からマカオでゲーミングライセンスを取得し事業を展開。05年には香港株式市場に上場し、主要銘柄として認められている。マカオで展開するIR施設ギャラクシー・マカオには、ホテルオークラやリッツカールトンを擁する。モナコ公国に本拠を構えるモンテカルロSBMとは17年から共同で、日本でのIR開発に着手した。

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