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伊豆半島がユネスコ世界ジオパークに認定

2018年4月19日
編集部:飯塚 小牧

2018年4月19日(木) 配信

堂ヶ島(©伊豆半島ジオパーク推進協議会)

ユネスコは4月17日(火)、フランス・パリの本部で開いた全体会合で伊豆半島ジオパーク(静岡県)を含む13のジオパークの申請を承認した。2015年にジオパークがユネスコの正式事業になり、「ユネスコ世界ジオパーク」となってから国内初の認定。国内では9番目となる。

 同日、川勝平太静岡県知事は「悲願を達成して感無量です。御尽力いただいた伊豆半島地域の関係者の皆様おめでとうございました。御一緒に寿ぎたいと存じます。そして、御支援いただいた尾池和夫委員長を始めとする日本ジオパーク委員会の方々に心から感謝申し上げます。引き続き、地域の皆様と一丸となって、世界に認められた地質学的価値を後世に引き継いでいくとともに、伊豆半島ジオパークの魅力を国内外へ発信してまいります」と喜びを発表した。

 また、伊豆市長で伊豆半島ジオパーク推進協議会の菊地豊会長は「伊豆を愛する地域の皆様の強い願いが世界に届いた。『伊豆はひとつ』の思いで取り組んできた伊豆半島15市町すべての住民と喜びを分かち合いたい。伊豆半島の自然資源は、世界の財産になった。地域住民一人ひとりが、世界に誇れる伊豆半島ジオパークの主人公として、自然との関わりを見つめ、将来の世代のために考え行動する地域になれるよう、ジオパークを上手に活用していきたい」と意気込みを語った。

 なお、翌日は伊豆半島ジオパークミュージアム「ジオリア」(伊豆市修善寺)前で認定記念式典を行った。

 ジオパークとは

 地域の地史や地質現象がよくわかる地質遺産を多数含み、考古学的・生態学的もしくは文化的な価値があることや公的機関・地域社会、民間団体による運営組織と運営・財政計画を持つこと、ジオツーリズムなどを通じて、地域の持続可能な社会・経済発展を育成することなど条件が定められている。また、近年はこれらに加えて防災への取り組みも重要視。2008年6月にドイツのオスナブリュックで開催された第3回ユネスコ国際ジオパーク会議では、採択された宣言に、「地質災害に関して社会と知識を共有するためにジオパークが役に立つ」という趣旨の一文が盛り込まれた。

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