熊本地震で被災した熊元県・菊池渓谷、2年ぶりの公開
2018年3月5日(月) 配信
熊本県菊池市と菊池渓谷を美しくする保護管理協議会は3月24日(土)、熊本地震で甚大な被害を受け閉山していた菊池渓谷を約2年ぶりに公開する。併せて、きくち渓谷館(売店)も営業を再開する。同日関係者が山開きを行う。
菊池渓谷は日本の名水百選や森林浴の森百選に認定される西日本有数の景勝地で、国内外から年間約20万人が訪れていた。しかし、2016年4月に発生した熊本地震により被災。3㍍を超える落石や、120㍍にわたる斜面の崩落などの大きな被害を受けたため、立ち入りを禁止して復旧工事を行っていた。今年3月、工事完了の目途が立ち、遊歩道が通行できるようになったことから、公開が再開される。一方、広河原から上流は落石箇所が多いため、規制解除の目途は立っておらず、立ち入りができるようになるのは渓谷入り口から約1㌔上流の広河原までになる。