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高級宿専門OTA「Relux」が、中国進出を加速

2018年1月19日
編集部:謝 谷楓

2018年1月19日(金) 配信

高級ホテル・旅館の会員制宿泊予約サービス「Relux」が、中国市場の取り込みを加速させる(写真はイメージ)

高級ホテル・旅館の会員制宿泊予約サービス「Relux」が、中国市場の取り込みを加速させる。現地OTA(オンライン旅行会社)「好巧网」(Haoqio、中国北京)と、共同の予約プラットフォームを利用し、実現する。

 昨年、TTA(既存旅行会社)大手各社がオンライン予約への注力を相次いで発表するなど、業界は大きな変革期に差し掛かっている。17年10月までの主要旅行業者の旅行取扱状況(観光庁)を見ても、OTA(オンライン旅行会社)の勢いは凄まじい。ユーザーの需要を的確に把握し、最適なマッチングを行うことが、旅行会社には求められている。

 オンライン予約全盛のなかでも、「Relux」の事業展開はとりわけて目立つ。年間100泊を誇る「審査委員会」が、独自の視線で厳選した宿だけを紹介するのが特徴で、特別感を求めるユーザーの心を掴んだ。15年の設立以降、すでに会員数は100万人を突破。インバウンドの取り込みにも力を入れており、海外会員数は約20万人。Webサイトの多言語化や、中国現地での子会社設立など、視野は広い。

 提携先の「好巧网」(Haoqio)は、世界各国に対して中国人観光客の送客を担う。13年設立のベンチャー企業ながら、2017年には中国政府などから20億円の資金調達に成功した、現地でも注目の新興企業だ。

 17年、中国からの観光客数が初めて700万人を突破。1人当たりの旅行支出はおよそ23万円で、前年を下回ったとなったものの、東アジア地域ではトップに位置する。直近1年間の平均宿泊数は9―13泊と、アジア地域ではトップクラスの滞在日数を誇る。同社は今後、「高級宿」に対する需要を中国でも喚起し、登録宿への送客増を目指す構え。なお、同社海外会員の大半が、台湾・香港エリアで占められている。今回の提携を通じ、中国本土での会員増も狙う。

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