アバンティリゾートクラブが事業停止、負債総額は2億5千万円 JATAが弁済保証
2017年10月13日配信
第1種旅行業のアバンティリゾートクラブ(臼井良司社長、東京都新宿区、観光庁長官登録旅行業第1806号)は10月11日(水)、事業を停止した。東京商工リサーチは13日(金)、負債総額は2億5千万円(2016年9月期決算時点)と発表した。これに伴い、日本旅行業協会(JATA)は同社と旅行業務に関する取引によって生じた債権を有する旅行者に弁済業務を行っている。
同社は「ARCツアー」のブランド名でツアー旅行を手掛けており、国内・海外旅行の販売を行っていた。年間売上は約18億円で推移していたが、近年はOTA(オンライン旅行会社)の台頭や旅行者が直接宿や航空券を予約するセルフブッキングスタイルの浸透などで業績が低迷。16年9月期の売上高は約15億円にとどまっていた。
日本旅行業協会(JATA)は同社と取り引きをした旅行者に対し、弁済の案内を行っている。