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次期部長に西村総一郎氏、「観光の未来を創る」(全旅連青年部)

次期部長に西村総一郎氏、「観光の未来を創る」(全旅連青年部)
桑田雅之部長(左)と西村総一郎次期部長

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部(桑田雅之部長)は9月15日、東京都内で臨時総会を開き、政策担当副部長の西村総一郎氏(西村屋社長)の2017―18年度青年部長選任を全会一致で承認した。今回の部長選挙は7月1日に公示され、同月22―29日正午までの期間に立候補したのは、西村氏のみだった。

 西村氏は所信表明で「観光業を牽引していくのは私たち青年部。厳しい前途が見えるなかで、さまざまな課題を自分の事と捉え、しっかりとこの国のため、社会のために活動を続けていこう」と語った。青年部長として取り組む6項目に(1)人材に関する取り組み(2)国の観光政策立案への積極的な関与(3)組織および国内ネットワークの強化(4)インバウンドおよび海外ネットワークとの関係強化(5)ITを活用したソリューション開発(6)経営者としての能力向上――を挙げ、課題解決に向け行動していくと宣言した。

 人材に関する取り組みでは、旅館・ホテルの人材不足が深刻であるとし、「外国人技能実習制度」を宿泊産業に導入することを業界全体で考えていきたいとした。

 ITを活用したソリューション開発では、「宿泊業界の生産性が低い」と言われている現状を踏まえ、ハードウェアの導入に加え、「ソフトウェアの開発が、戦略構築や生産性向上につながる可能性がある」と強調した。

 最後に西村氏は、「変わらないために変わること」の必要性を語り、「観光業は、この国の未来を支える大きなシェアを占めている。観光の未来を創るのは私たち。力を合わせてこの国の未来のために力を注いでいきたい」と締めくくった。

 桑田部長は、業界を取り巻くさまざまな課題に全青年部員がスクラムを組んで取り組んできたことを振り返り、次期青年部長に選任された西村氏と握手を交わした。また、民泊問題に触れ「我われの統一見解をしっかり示さなければならない。民泊問題は、責任を持って自分の任期中に収めたい」と語った。 

 西村 総一郎氏(にしむら・そういちろう)1974年8月7日生まれ。42歳。97年に早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、アサヒビールに入社。2000年西村屋(屋号西村屋本館・西村屋ホテル招月庭)に入社、11年11月に代表取締役社長に就任。青年部では、01―02年度に組織活性化委員会副委員長、15―16年度に政策担当副部長を歴任。

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