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修旅を鹿児島に、関西で教育旅行セミナー

2016年7月21日
編集部
正確な情報と県の魅力PR
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 鹿児島県内の自治体や宿泊・観光施設などで組織する「鹿児島県教育旅行受入対策協議会」は6月27日、大阪市内のホテルで関西圏の各旅行会社の教育旅行担当者らを招き、教育旅行セミナーを開いた。4月の熊本地震以降、修学旅行のキャンセルが相次いでいることから、正確な情報と県内の魅力をあらためて発信した。

 鹿児島県観光交流局観光課の米盛幸一課長は「熊本地震の影響により県内で延べ10万泊のキャンセルが出た。修学旅行は6月22日現在で84校、約1万3500人のキャンセル・方面変更が発生。なかでも関西の学校が45校と最も多い」と現状を報告。そのうえで「地元の交通と宿泊、観光は通常通りであり、受け入れに問題はない。1、2月には従来通り貸切バスの支援制度を行うほか、県内の一部観光施設では県外からの修旅生を対象に、入館料などを全額免除するキャンペーンも年度末まで実施する。ほかにも、できることは何でもやるので、ぜひお力添えを」と送客を呼びかけた。

 また、奈良迫英光観光プロデューサーは「鹿児島県での教育旅行は、(1)多彩な自然体験(2)ほかにはない平和学習(3)県内各地で農家民泊が可能(4)班別行動が便利――と4つの魅力がある。2018年には明治維新150周年を迎えるほか、奄美・琉球の世界自然遺産登録も控えている」と県内の話題を紹介した。

 県では今後、実施予定校に向けた情報発信を行っていくほか、鹿児島中央駅で歓迎セレモニーを行うなど、県を挙げておもてなしを実施。

 さらに7月からは、かごしま水族館や維新ふるさと館など、県内5つの観光施設において、鹿児島市内に宿泊する修学旅行生を対象に、入館料や各種体験料を全額免除するキャンペーンを展開する。期間は今年度末まで。

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