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No.413 第14回訪日フォーラム開く、FIT化が進む4市場に注目

2015年10月1日
編集部

第14回訪日フォーラム開く
FIT化が進む4市場に注目

 2015年1―7月の時点で累計訪日外客数が1000万人を突破し、目標に掲げている2000万人に手の届くところまで来ている。日本政府観光局(JNTO)は9月22、23日に第14回「インバウンド旅行振興フォーラム」を開き、海外17市場15事務所の所長らが東京に集まった。FIT市場へと発展したタイと、日本への訪日客数が最も多い中国、今後注目される市場インドネシア、LCC市場が急速に拡大している台湾を紹介する。
【松本 彩】
 

 
 【タイ】

 タイ訪日市場は、2013年の7月から短期滞在を目的として訪日する人を対象に査証が免除されたことにより、14年の訪日客数は、前年比45%増の65万7600人と好調に推移した。15年についても1―6月の時点で累計42万人を突破している。訪日客数増加の要因には、LCCの就航や定期便の増便などが挙げられ、順調に数字を伸ばしている。タイでは今年8月17日に爆弾テロが発生し、今後航空路線の間引き運航などにより、インバウンドへの影響が懸念されているが、今のところ大きな変化は出ていない。

 タイからの訪日外客数は4月のソンクラン(旧正月)時期と、10月からの秋季休暇時期に加え、近年、年末年始にも増加が見込まれるようになったことから、バンコク事務所の伊東和宏所長は「FITを中心に取り組み、冬のプロモーションを強化する」と発表した。タイ市場でのFIT化は14年6月のジェットスターの就航により潮目の変化を迎え、同年8月に行われたタイ最大の旅行博「TITF」で個人旅行商品の売り上げが増加。9月にはエアアジアが就航し、急激に個人化が進んだ。伊東所長は、タイは国内線のほとんどがLCCのため、今までタイ国内で利用していた航空会社が日本への直行便の運航を始めたことで気軽に日本に行けるようになり、日本のことをあまり知らないまま「いきなりFIT(初来日)」の市場に発展したと語った。…

 

※ 詳細は本紙1602号または10月7日以降日経テレコン21でお読みいただけます。

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