test

DeNAトラベル誕生、エアーリンクから社名変更

(左から)中野社長、松田さん、眞鍋さん、で~なさん
(左から)中野社長、松田さん、眞鍋さん、で~なさん

 ディー・エヌ・エーグループのエアーリンク(中野正治社長)は6月1日、これまで同社が使用していたブランド名「DeNAトラベル」に社名を変更した。4月30日に同社初の海外サイト(オーストラリア版)を開設したことを機に社名とブランドを統一し、知名度向上を目指す。
 同日に開いた「DeNAトラベル大感謝祭」で中野社長は「我われはこれまでに使いやすく、安く、品ぞろえが豊富なサイトを目指してきた。これからも成長させ、数年後には世界中で評価されるサービスにしたい」と意気込みを語った。今後はアメリカやカナダ、香港への海外展開を予定する。
 旅行好きタレントで知られる眞鍋かをりさんと世界遺産アーティストの松田光一さんがゲストで登場し、旅行をテーマにトークを繰り広げた。松田氏はDeNAトラベルの新キャラクター「で~なさん」を手掛けた。
 眞鍋さんは旅の魅力について「初体験の旅が好きで、行ったことのないところや乗ったことのない電車を体験するのが好き。ドラクエで新大陸に入ったときのテンションの上がり方に似ていて、とりあえず街に着いたら全員に会話するような感覚。旅はその100倍の楽しさで、リアルなロールプレイングゲーム」と熱く語った。

1590_07_02

≪キーパーソンに聞く 中野 正治氏≫

 ――インターネット事業について。

 我われの出自であるエアーリンクやスカイゲートは海外航空券や海外ホテル分野を得意としていたので、オンライン化において当社はまず海外を強化した。
 ゼロ・コミッション化(航空会社が旅行会社に払う発券手数料の廃止)やPEX航空券(正規割引航空券)の下限運賃の撤廃など大きく環境が変化するなか、利用者にPEX航空券を買いやすくする仕組み作りに取り組んできた経緯があり、航空券を買いやすく、探しやすく、価格も安い、という体制は他社サイトよりも早く整った。この特色は今後も注力していく部分で、現在もLCCが一覧で表示できるなど一歩進んたシステムを導入している。

 ――LCC対応について教えてください。

 LCCの航空券販売は、自社サイトでのウェブ販売が前提なので、OTA(インターネット取引旅行会社)で販売しやすい。さらに当社はGSA(航空会社から委託された総代理店)を通さずに直接システムに接続するので、リアルタイムでLCC各社サイトと同じ在庫・価格が確認できる。

 ――航空券や宿泊の直販が増えてきた現在、旅行会社が生き残るために求められることは。

 たしかにインターネット直販は増えているが、これからの旅行者全員がインターネット予約に変わるとはまったく考えていない。インターネット予約は、利用者が「自分で」探し、比較し、決め、決済するというように、能動的に動かなければならない。その部分を旅行のプロがアドバイスするのだが、インターネットでは100%のカバーができない。
 また、「一番良いものがわからない」「自分で決めるのは面倒」という旅行者の声もあり、窓口でプロに相談するという旅行会社の価値は必ず残る。さらに、世界一周、欧州10日など、より複雑なニーズが増えると旅行会社からのアドバイスは必須で、ここにも旅行会社のプロフェッショナリティーが求められる。
 当社も電話対応など利用者とのコミュニケーションがあり、常にプロとしての知識を追求していかなければならない。

いいね・フォローして最新記事をチェック

PAGE
TOP

旅行新聞ホームページ掲載の記事・写真などのコンテンツ、出版物等の著作物の無断転載を禁じます。