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週休6日の郵便局

2015年5月20日
編集部

 熊本県の「赤崎水曜日郵便局」は、1週間のうち水曜日だけ営業している。といっても実在の郵便窓口ではなく、手紙を題材にした芸術活動の名称だ。

 閉校になった小学校に郵便受けを設置。そこに全国からさまざまな「水曜日の出来事」を手紙にして送ってもらい、局員(スタッフ)が無作為に交換して送り返している。手紙の送り主に、知らない誰かの物語がつづられた手紙が届く仕組みだ。「灯台のようにいざないの光を放ちながら静かに人と人をつなぎ続ける空虚な中心」。そんな概念を掲げた活動は、昨年グッドデザイン賞も受賞した。

 ホームページは週に1度だけ閲覧できるように情報を発信。住民も参加し、廃校は新たな活動の場に。各地の参考になる点がいくつかあるように思う。

【鈴木 克範】

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