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かみのやま温泉・月岡ホテル 旧経営会社が特別清算 負債は3億5100万円(帝国データバンク調べ) 

2022年5月30日
編集部:増田 剛

2022年5月30日(月) 配信

 ピーアンドエス(旧商号:月岡ホテル、山形県上山市、代表清算人=堺健一郎氏)は5月11日(水)、東京地裁から特別清算開始命令を受けた。帝国データバンクによると、負債は約3億5100万円。

 同社は1922(大正11)年創業、50(昭和25)年1月に法人改組。かみのやま温泉新湯地区で温泉旅館「仙渓園 月岡ホテル」を経営していた。客室数は102室、収容人数は452人。同地区では最古参の老舗旅館で、格式の高い旅館として知られ、99年2月期には年間収入高約11億6800万円を計上していた。

 しかし、設備投資負担に伴う不採算運営により、債務超過に転落。サービサーに債権が譲渡されるなか、コストを削減するなどして経営再建に取り組んだ。2016年3月期(03年に決算期変更)には経常ベースで黒字に転換したものの、債務超過から脱却できず、新たな資金調達もままならないため、老朽化の著しい設備の改装も進んでいなかった。

 こうしたなか、同社会長の従兄弟が経営する企業が支援することとなり、18年2月に新会社「月岡ホテル」を設立し、同年5月1日に会社分割により同社に事業を譲渡。旧会社は20年6月に現商号に変更し、同月11日の株主総会の決議により解散していた。

 なお、「仙渓園 月岡ホテル」は新会社の元、通常通り営業が行われている。

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