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【特集No.602】小野秀一郎氏インタビュー “コロナ時代のインバウンド”考察

2022年2月10日
編集部:馬場遥

2022年2月10日(木) 配信

 2020年から続く新型コロナウイルス感染拡大による影響でインバウンド旅行需要は激減している。コロナ禍だからこそ、ウィズコロナ時代の日本観光の需要や、IT技術を活用したオーバーツーリズム解消、SNS(交流サイト)を用いたPR・集客などのアプローチを今一度考える必要がある。新しい時代の訪日旅行について、「インバウンド」という言葉が周知される前からネット集客を実践している、外国人旅行者の集客コンサルタント・小野秀一郎氏に話を聞いた。

【聞き手=増田 剛、構成=馬場 遥】

 ──2020年春、新型コロナウイルス感染症が日本で流行し始めました。

 20年2月ごろから新型のウイルスが発生したという情報はキャッチしていました。早い段階から中国からの訪日旅行客をストップした方がいいと考えていましたが、春節(中国での旧暦の正月)の時期でもあったことから、入国制限の判断が遅れたのでしょう。

 コロナの感染拡大があり、20年中のインバウンド旅行はオールキャンセルでした。既に入国していた長期滞在の訪日客は、日本人に倣ってマスクをしながら3―4月まで日本観光を楽しんでくれていたようです。

 彼らの「日本を楽しみたい」という気持ちは、ウィズコロナでもアフターコロナでも変わることはありません。

 同年10月から、日本に訪れることができないのであればまずは日本に住んでいる外国人に楽しんでもらいたいということで活動をしていました。

 今は渡航が禁止されていますが、今後は密を避けて観光地・温泉地・過疎地に分散していく傾向が顕著になるのではないかと見ています。東京や大阪、京都などの都市は相変わらず人気がありますが、これからの時代は、都市滞在を楽しみつつも混雑、密を避ける意識が生まれてくることでしょう。

 ガイドブックに載っている人気の観光地のみではなく、ガイドブックの内容にプラスアルファで紹介していただきたい。各地域の観光業・観光協会の情報発信力が問われます。

 ──小野さんが情報発信をしていた主な国・地域はどこですか。

 ヨーロッパ、北米のほか、シンガポールやタイ、台湾、香港など、旅行英語を話すアジア圏が中心でした。

 やはり、温泉旅館の需要が高い印象を受けました。インスタグラムで旅館を紹介してくれる外国人インフルエンサーが投稿すると、1回の投稿に3千から5千の「いいね」が付けられます。この紹介記事から旅館自体のフォロワーが増えるように、インフルエンサーと協力して情報発信に努めています。

 ──スペインなどは入国制限を緩和して観光客を受け入れていました。22年、日本のインバウンド・アウトバウンド再開はどうなると思いますか。

 日本に近いアジアから徐々に受け入れを再開し、復活していくかと思います。中国や台湾など、経済的にも関係の深い近隣の国・地域との渡航から復活していくのではないでしょうか。

 また、ベトナムやフィリピンは技能実習生を多く受け入れていることから、渡航制限が緩和された際には再開せざるを得ないでしょう。

 ──観光庁では、人数や旅行行程、宿泊先などを把握できる訪日団体観光モニターツアーなどが企画されていました。

 有効なワクチン証明を持っている人を対象に、参加人数や行き先、宿泊先などを旅行会社が観光庁に提出し、許可がもらえれば訪日できるという商品ですね。

 インバウンドを再開するにあたり、感染拡大防止をお客の行動管理という観点から行ったものです。残念ながら、オミクロン株流行の影響でモニターツアー検証が延期してしまいました。

 インバウンドの旅行形態は、小グループ形式から復活すると考えています。

 リピーターの方にとっては日本が安全で清潔だというのはブランドとして確立していて、信用できるところ。ワクチンパスポートや行動管理など、安全対策をしっかりと取ったうえで、受入態勢を整えることが大切です。

 警戒して外への門を閉めっぱなしでいるよりも、感染状況に応じて適度に開け閉めすることが求められるのではないでしょうか。観光が重要な経済の原動力であるタイやフランス、スペインのように、柔軟に対応することが重要です。……

【全文は、本紙1860号または2月18日(金)以降日経テレコン21でお読みいただけます。】

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