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音声対話型AI、静岡県内6か所で実証実験 ― 城でも病院でも、話しかければ答える

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2026.08.20
M&S Innovation Consulting
約5か月で観光・医療・行政の3領域へ。県議会の視察と新聞報道を、それぞれの現場で受けました ― AX実装支援の専門家・大石光宏

~ガイドの足りない観光地に。聞くのをためらう病院に。読まれないまま眠る記録に。話しかけると、その場所の答えが返ってくる~

音声対話型AIとは、話しかけると音声で答えが返ってくる仕組みであり、検索する・入力する・読むという負担を取り除いて、知りたいことへ最短でたどり着けるようにするものです。 生成AIの社会実装を手掛けるAX(AIトランスフォーメーション)実装支援の専門家・大石光宏が技術提供するこの音声対話型AIが、静岡県内6か所で稼働しています。2025年11月の掛川城公園を皮切りに、浜松城公園、史跡田中城下屋敷(藤枝市)、清見寺(静岡市清水区興津)、静岡県の終戦80周年平和祈念事業、静岡済生会総合病院と、約5か月で観光・医療・行政の3領域に広がりました。

いずれも実証実験・試験導入として実装したものですが、庁内・社内での内部利用にとどめず、来場者・患者が自分のスマートフォンで実際に使う形で公開しています。

外部からの反応は2つの現場で別々に起きています。ひとつは浜松城公園で、2026年7月23日に茨城県議会 総務企画委員会が県外調査(行政視察)の対象として本取り組みを選定し、議員団が現地でAIと対話しながら園内を巡りました(当日は報道機関の取材も受けています)。もうひとつは静岡県の終戦80周年平和祈念事業で、2026年8月13日に静岡新聞が県の事業として報道し、記事中で技術提供者として紹介されました。




本リリースのポイント


・約5か月で6か所。観光・医療・行政の3領域を横断して、地域の課題を解いています。 ガイド人材の不足(観光DX)、聞きたいのに聞けない不安(医療DX)、読まれないまま眠る記録(記録の継承)。異なる現場の詰まりに、同じ「話しかければ答える」形で入口を作りました。
・実証実験を、庁内・社内の検証で終わらせていません。 自治体DXの生成AI活用は内部の効率化から始まることが多い中、6か所すべてを住民・来訪者・患者が実際に使える形で公開し、各機関の公式サイト・掲示物に技術提供者として実名が記載されています。
・浜松城公園は他県の県議会の調査先に、静岡県の事業は新聞に。 それぞれ別の現場で外部の反応が出ています。自称ではなく、記録として残っている事実です。

何が解決されるのか――地域に共通する「たどり着けない」


自治体も観光地も医療機関も、すでに膨大な情報を公開しています。城の解説、入院のご案内、戦争体験の手記。足りないのは情報ではなく、必要な人がそこへたどり着く経路です。

紙は開かなければ始まらず、ホームページは検索語を思いつかなければたどり着けません。どちらも利用者に「調べる」負担を求めます。静岡済生会総合病院が公表したプレスリリースには、患者や家族から「職員が忙しそうで話しかけるのに戸惑う」という声が寄せられていたことが記されています。聞きたいことがあっても、聞けない。これは病院に限りません。

案内する側の人手にも限りがあります。繁忙期の案内体制、増えるインバウンドへの多言語対応、窓口に繰り返し寄せられる同じ質問。音声対話であれば、利用者は検索語も読み込みも要らず、話しかけた瞬間に会話が始まります。

実際に、こんなことを聞けます


各施設が公開している情報・指定した資料の範囲で回答します。


城郭の石垣の前で、来場者がスマートフォンのAIコンシェルジュに話しかけている様子

専用機材はなく、利用者自身の端末だけで完結する。

・城・史跡・寺院で:「この城は誰が建てたの?」「天守閣は何時まで入れる?」「見どころはどこ?」──歩きながら、目の前のものをそのまま質問できます
・総合病院で:「入院に何を持っていけばいい?」「面会はできる?」「院内のどこに何がある?」(同院配布チラシの質問カテゴリ)
・県の展示・県公式サイトで:「空襲の様子は?」「戦時中の苦労は?」(県公式ホームページ・会場掲示の例示)

3つの設計方針


AIコンシェルジュとは、その施設の情報だけを覚えさせ、来訪者の問いに音声で答える案内役のことです。

1. アバターを立てない。 音声で十分だという結論に至りました。画面に人物を映さないため、来園者は景色から視線を外さずに使えます。開発工数と費用も抑えられます。
2. 答える範囲を、あらかじめ閉じる。 回答の元は公開済み情報か、施設が指定した資料だけ。静岡済生会総合病院では院内の冊子『入院のご案内』、静岡県の事業では遺族手記の冊子に限定しています。個人情報や基幹システムとは接続しません。
3. 施設ごとに中身を作り分ける。 同じ城郭でも浜松城公園と掛川城公園では知識の構造も応答設計も別物です。ひな型を横流ししていません。


利用の流れ。二次元コードを読み取り、スタートを押して話しかけるだけで完結する

最も手間がかかるのは、AIが答える元になるナレッジを、穴のない構造に整えることです。 資料をそのまま渡してもAIは欠けた部分を埋められません。実装の成否はここで決まります。

実装先――静岡県内6か所


すべて実証実験・試験導入として稼働しています。

・掛川城公園AIコンシェルジュ(観光/掛川市)
 ※掛川城公園管理事務所の公式noteで公表
・浜松城公園コンシェルジュ(観光/浜松市)
 ※指定管理者・遠鉄アシスト株式会社の協力による園内DXの試験的モデル
・田中城AIコンシェルジュ(文化財/藤枝市・史跡田中城下屋敷)
・清見寺AIコンシェルジュ(文化財/静岡市清水区興津)
・静岡県終戦80周年平和祈念事業の音声対話AI(行政・記録継承/県公式サイト・県庁別館21階)
 ※戦没者遺族手記を学習
・AI入院案内 静岡済生会病院コンシェルジュ(医療/静岡市駿河区)
 ※入院冊子に同封のチラシから利用

公表元:掛川城公式note、遠鉄アシスト株式会社、藤枝市文化財課、静岡県健康福祉部福祉長寿局地域福祉課、静岡済生会総合病院。いずれの公表物にも、技術提供者として大石光宏の名前が記載されています。

第三者からの評価


茨城県議会 総務企画委員会による県外調査(2026年7月23日)
同委員会は、本年度の活動テーマ「デジタル技術を活用した行政サービス及び業務改革」の調査先として、浜松城公園の音声対話型AIの取り組みを選定しました。議員団はスマートフォンでAIと対話しながら園内を巡り、実装者である大石光宏が説明を行いました。当日は報道機関の取材も受けています。受け入れは指定管理者の遠鉄アシスト株式会社の協力によるものです。

静岡新聞による報道(2026年8月13日)
静岡県の終戦80周年に向けた取り組みを伝える記事の中で、遺族手記の音声対話検索システムが取り上げられ、自治体等へのAI社会実装を支援するコンサルタントとして大石光宏の技術提供により構築されたことが記されました。手記には150人以上の証言が寄せられています。

各機関の公表物に、技術提供者として実名が記載されています
いずれも各機関が自ら公開しているものです。原本でご確認いただけます。

・静岡県 健康福祉部福祉長寿局地域福祉課(展示パネル・県公式サイト):
 https://www.pref.shizuoka.jp/kenkofukushi/shakaifukushi/senbotsusha/1054884.html
・静岡済生会総合病院(公式サイトのお知らせ・入院冊子同封のチラシ):
 https://shizuoka-saiseikai.jp/news/detail/?id=629
・遠鉄アシスト株式会社(浜松城公園 公式ニュース):
 https://www.entetsuassist-dms.com/hamamatsu-jyo/news/detail/1006
・藤枝市 文化財課(史跡田中城下屋敷):
 https://www.city.fujieda.shizuoka.jp/kyodomuse/4/6/26764.html
・掛川城 公式note:
 https://note.com/kakegawa_castle/n/n306065b51b61

これから――施設の横展開と並行して、3つの方向へ進めます

公共施設への横展開を続けると同時に、次の3つの方向で実装を進めていきます。

1. 中小企業への実装――「先輩に聞く」をAIが引き受ける

これまで新入社員は、分からないことを先輩や同僚に聞いて覚えてきました。聞ける相手が忙しい、聞くこと自体に気を使う、教える側の時間も取られる。観光地や病院で見てきた「聞きたいのに聞けない」は、企業の中でも同じ形で起きています。

社内の手順や判断をAIに載せれば、新入社員でもある程度までは自分で仕事を進められます。属人化の解消という、この仕組みのもともとの狙いに最も近い使い方です。あわせて、営業の場面での活用や、商談の練習相手としての利用も見込んでいます。

2. 教育の現場へ――一次資料に、子どもが自分の問いから入る

静岡県の戦没者遺族手記の音声対話型AIについては、小中学校をはじめとする教育現場での教材としての活用を期待しています。

手記は貴重な一次資料ですが、子どもが最初から読み通すのは簡単ではありません。「話しかけて聞ける」形であれば、自分の関心のある問いから入っていけます。読ませる教材ではなく、聞ける教材として。

3. 医療での拡張――情報を閉じたまま、範囲を広げる

静岡済生会総合病院での実証は入院案内から始まりましたが、個人情報や基幹システムと連携しない範囲で、他の案内へ広げることが想定されます。 扱う情報を閉じたまま用途を増やせることが、この設計の利点です。
なぜ、他の地域・他の現場にも広がるのか。 静岡県内の6か所は、特殊な条件がそろった場所ではありませんでした。案内する人手はこれから増えない。多言語対応を施設ごとに人で用意することはできない。記録とノウハウの継承は全国で同時に起きている。この3つは、どの地域・どの組織にも共通します。

そして、この仕組みは専用機材を必要とせず、すでに公開している情報の範囲から始められます。約5か月で6か所という立ち上がりの速さは、その敷居の低さの裏返しです。 他県の県議会が調査に訪れたことは、静岡以外の地域でも検討が始まっている兆しだと受け止めています。

「話しかければ答えが返ってくる」という形は、特別なものではなくなっていきます。その入口を、必要な場所にひとつずつ置いていくことが、これからの仕事だと考えています。

よくあるご質問


Q. 音声対話型AIとは何ですか?

話しかけると音声で答えが返ってくる仕組みです。検索語を考える、文字を入力する、長い文章を読むという負担がなくなり、知りたいことへ最短でたどり着けます。

Q. 利用者は何を準備すればよいですか?

自分のスマートフォンだけです。施設に設置された二次元コード(QR)を読み取り、スタートを押して話しかけます。専用端末の貸出や施設側の機材設置はありません。

Q. AIが誤った内容を答える心配はありませんか?

回答の元になる資料をあらかじめ限定し、その範囲の外を答えない設計にしています。加えて、誤情報(ハルシネーション)を抑えるためのチューニングを施しています。

Q. 個人情報は扱われますか?

扱いません。回答は公開済みの情報および施設が指定した資料のみに基づき、個人情報や基幹システムとは接続していません。

Q. 外国語には対応していますか?

対応しています。多言語に対応しており、インバウンドの来訪者が自分の言語で質問できます。

Q. すでに本格導入されているのですか?

現時点ではいずれも実証実験・試験導入です。ただし社内・庁内での内部検証にとどめず、来場者・患者が実際に使う形で公開しています。実際の利用を通じて、質問の傾向や応答の精度を確かめながら改善を続けています。

Q. どのような組織に向いていますか?

公開できる情報や、社内でまとまった資料があり、案内・説明の人手が足りない組織です。これまで観光施設、文化財、寺社、総合病院、自治体の展示に実装してきました。今後は中小企業の社内向け(新入社員が自分で仕事を進めるための支援、営業の場面での活用)にも広げていきます。

Q. 誰が実装しているのですか?

生成AIの社会実装を手掛けるAX(AIトランスフォーメーション)実装支援の専門家・大石光宏です。各機関の公式サイトや会場の掲示に、技術提供者として名前が記載されています。

発行元・実装者について


生成AIの社会実装を手掛ける AX(AIトランスフォーメーション)実装支援の専門家である大石光宏は、「AIの社会実装を加速し、スマートな社会を到来させる」ことを掲げ、中小企業・自治体・医療・観光・教育の領域で、情報収集・業務改善・価値創出の3段階によるAXを伴走支援しています。

グローバル製造業で新製品開発・財務/経営企画(M&A・事業再建)を経て、中小企業・自治体・医療機関の経営改革・DX・生成AI実装を支援。静岡県内の城郭公園・史跡・寺院・総合病院・県の平和祈念事業に音声対話型AIを実装しています。

日本流FDEとは、現場に入り業務担当者と共に動き、中立の立場で最適なAIを選び、プログラマーでなくとも課題を構造化して運用に乗せる、非エンジニア型のAI実装人材を指します。 大石光宏はその提唱者であり、国内初の「FDE検定」の立上げに発起人として参画。生成AIコミュニティ「mirAIフォルダ」発起人・代表。国際公認経営コンサルティング協議会認定 経営コンサルタント、デジタル庁 デジタル推進委員、総務省 地方公共団体DXアドバイザー。

著書に『AIに自分の仕事を教える時代 ― 日本流FDEという、新しい選択肢』『AIと、一人で事業をつくる時代』『日本流FDE ― AIと働く時代の、新しい職能』ほか。共著に『図解即戦力 IoTのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書』(技術評論社, 2020)。

関連リンク


・掛川城公式note「音声対話型AIコンシェルジュを導入しました」:
 https://note.com/kakegawa_castle/n/n306065b51b61
・浜松城公園「AIコンシェルジュ」:
 https://www.entetsuassist-dms.com/hamamatsu-jyo/news/detail/1006
・藤枝市「田中城AIコンシェルジュ」:
 https://www.city.fujieda.shizuoka.jp/kyodomuse/4/6/26764.html
・静岡県「語り継ぐ思い~戦没者遺族として~」:
 https://www.pref.shizuoka.jp/kenkofukushi/shakaifukushi/senbotsusha/1054884.html
・静岡済生会総合病院「AI入院案内の実証実験」:
 https://shizuoka-saiseikai.jp/news/detail/?id=629
・大石光宏note(実装の記録):
 https://note.com/cute_swan748

本件に関するお問い合わせ


音声対話型AIの実装、取材のご依頼は下記までご連絡ください。導入をご検討の施設・自治体からのご相談も承ります。

メール:msinnovationconsulting@gmail.com
お問い合わせフォーム:https://forms.gle/1M1Q48T1VW7kTVFx6
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