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35年の歴史に幕 観光船「マリーンシャトル」の運航終了

2021年8月4日
営業部:後藤 文昭

2021年8月4日(水) 配信

マリーンシャトル

 35年の歴史に幕――。ポートサービス(神奈川県横浜市)はこのほど、同社が運航する観光船「マリーンシャトル」の運航終了を発表した。

 「船舶の老朽化」や新型コロナウイルス感染症拡大の影響による法人、団体旅行、修学旅行などの観光客の減少などが理由。

 1985(昭和60)年に就航した同船は、主に横浜港周辺の見学を目的に造船された。3階建ての船内は、劇場のような形式のビューシートやオープンデッキなど眺望重視の船室を備え、横浜港納涼船「サマーナイトクルーズ」や「船上ディスコクルーズ」などのエンターテイメント付きクルーズ船としても人々に愛され、約300万人が利用した。

 今後同社観光船部門は、レストラン船「マリーンルージュ」と、今秋就航を予定する新型を含む横浜港海上交通船「シーバス」各船での運航体制になる。

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