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22・6%増の105万人、単月でも過去最高に(3月の訪日客)

2014年5月1日
編集部

3月の訪日外客数総数

 日本政府観光局(JNTO、松山良一理事長)はこのほど、3月の訪日外客数推計値を発表した。3月の訪日外客数総数は前年同月比22・6%増の105万500人で、13年7月の100万3千人を上回り、年間を通じて単月としても過去最高を記録した。1―3月の累計では前年同期比27・5%増の287万4500人と過去最高のペースで推移している。

 春の桜シーズンに向けた訪日旅行プロモーションの効果に加え、東南アジアでのビザ緩和効果、中国などからのクルーズ船の寄港などが訪日外客数の増加につながった。

 市場別では、中国、台湾、香港、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナム、インド、フランス、ロシアが3月として過去最高を記録。タイは年間を通じ単月としても過去最高を更新した。

 重点市場をみると、韓国は、同7・2%減の19万2100人と、3月としては13年に次ぐ過去2番目の訪日客数となったが、2月に引き続きマイナスの伸び率となった。大手航空会社を中心とした座席供給量の減少が要因だ。

 春の桜鑑賞を目的とした訪日旅行が好調な台湾は、同41・4%増の20万8500人と、3月の過去最高を更新。年初からのLCC新規就航や増便、チャーター便の運航により座席供給量が増加し、東京、大阪などの都市部への訪日旅行需要が高まっている。4月も引き続き各旅行会社が造成する観桜ツアーが充実し、期待が持てる。

 中国も同80・1%増の18万4200人と3月の過去最高を更新。個人旅行、団体旅行ともに拡大傾向で、13年9月から7カ月連続で過去最高を記録している。

 香港も同8・4%増の6万4400人と3月の過去最高を更新した。例年3月前半は、旧正月休暇と桜シーズンの間の閑散期となるが、今年は都市部でのショッピング目的の個人旅行が人気だった。

 そのほか、東南アジア諸国も好調で、タイは同58・5%増の7万1100人と、これまで単月として過去最高だった13年10月を上回り、年間を通じ単月としても過去最高を記録した。桜の鑑賞目的の訪日ツアーと、ピーク期の4月の旧正月を外した個人旅行が好調で、企業インセンティブ旅行も引き続き好調だった。また、ベトナムは12年1月から27カ月連続で毎月の過去最高を更新中だ。

 なお、出国日本人数は同3・5%減の159万5千人となった。

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