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【特集No.578】非常時と平常時の安心を支える、防災商品が備えから暮らしに

2021年4月1日
編集部:長谷川 貴人

2021年4月1日(木) 配信

 今年1月に発令された新型コロナウイルス感染症対策の緊急事態宣言が、3月21日をもって全都道府県で解除された。1回目の緊急事態宣言は、昨年4月7日に東京都など7都府県に対して発令され、16日には全国に対象地域が拡大し、解除までおよそ1カ月半も続いた。近年類を見ない非常時が1年続いたことで、非常時と平常時、どちらにも価値が高い防災商品に注目が集まっている。今回は前号に引き続き、観光業界の防災意識の向上をはかるため、防災商品を取り扱う2社の製品を紹介する。

【長谷川 貴人、入江 千恵子】

電気自動車を畜電池に、ダイヘン 非常電源システム

EV充電スタンド経由で館内に

 ダイヘン(蓑毛正一郎社長、大阪市淀川区)は、電気自動車・プラグインハイブリッドカー用急速充電ステーションと蓄電池設備を一体化した非常用電源「V2Xシステム」の開発・販売・設置を手掛けている。

 観光客を受け入れる旅館やホテル、施設にとって、災害発生に伴う大規模停電時の非常用電源の確保は喫緊の課題だ。しかし、現在多く設置されているのは、非常用“発電機”。定期的な燃料の入れ替えやタンク内の清掃が必要なほか、平常時の活躍の場は少ない。

 同社の「V2Xシステム」は、災害時などに長時間の安定した電力供給を可能とする非常用電源システムで、平常時には充電ステーションや、電力ピークカットシステム(電気料金低減)として活躍できる。オプションの太陽光発電システムを併設すれば、発電した電気を自家消費や非常用電源の確保に活用できる。

 V2Xシステムとは、電気自動車(EV)をはじめとした蓄電池を持つ自動車と、住宅・ビル・電力網の間で電力の相互供給を行う技術やシステムの総称。この技術やシステムを用いた同社の「V2Xシステム」では、①非常用電源②急速充電ステーション③電力ピークカットシステム――の1台3役を担える。3つの電源機能は自動で切り替わり、状況に応じた最適な運用を実現する点が特徴だ。

【全文は、本紙1828号または4月7日(水)以降、日経テレコン21でお読みいただけます。】

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