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ジェットスター、2020年夏導入の新旅客機の一部仕様を発表

2019年11月5日
編集部:長谷川 貴人

2019年11月5日(火)配信

(写真右)新型旅客機のモデルプレーンでPRするジェットスター・ジャパンの片岡優社長

 ジェットスター・ジャパン(片岡優社長)は2019年11月1日(金)、2020年夏から順次導入予定の新型旅客機「エアバスA321neo(LR)」3機の一部仕様を発表した。導入後は国内幹線で運航するほか、延伸した航続距離を生かして東南アジアのリゾート路線など、中距離国際線を運航する予定。

航続距離が伸び、東南アジアの人気リゾート地・観光地をおおよそカバーできると説明

 同社の新型旅客機は全長44.5㍍で、保有する現行機(A320ceo)と比較すると6.9㍍長くなる。座席数は全席エコノミークラス仕様の238席と、現行機180席から58席増加。航続距離は約5,500㌔で、現行機の約3千㌔から83%増の大幅延伸となる。

 新型機体には、燃費効率と機内の静粛性の向上に貢献する新型エンジンや、軽量化した新機材などを搭載。塗装工程の見直しを行い、機体の軽量化をはかるための新たな方法で機体を塗装する。なお、巡航速度は現行機とほぼ同じ速度を維持すると伝えた。

 片岡社長は同日の会見で、「就航当初はおそらく国内線、または既存の国際線から運用する。とくに国内線は、夏の需要が高い路線に投入することで、座席数の供給を増やせる」と考えを述べた。

快適性がさらに向上した客室仕様

 新型機では、乗客が機内でより快適に過ごせるように最新の客室デザインを採用した。機内空間を効率的に活用し、乗客への空間をさらに広げた設計となる。

 座席は、2019年レッド・ドット・デザイン賞で最優秀エコノミークラスシートを受賞した、Recaro社のBL3710を採用。単通路航空機向けに開発された新たな座席で、人間工学を駆使して短・中距離路線向けにデザインされている。座席背面には、USBポートやモバイル端末ホルダーを設置。巡航中、充電しながらモバイル端末が利用可能となっている。さらに、背面上部と下部に収納用のポケットも設けている。

 このほか、個人のモバイル端末から利用できる無線機内エンターテインメントの導入も検討している。また、フライト中のさまざまなシーンに合わせて調光できるLED照明を設置し、乗客の快適性と利便性を考慮した設計になっている。

エンジンや塗装を見直し、環境への負荷を軽減

 導入する新型エンジンは、機内の静粛性の向上にも貢献するCFM社の「LEAP-1A32」エンジンを2基搭載する。同エンジンは、現行機と比較して燃費効率が約15%向上し、翼端に装着された空力装置「シャークレット」と合わせて、燃費効率をさらに向上させることを可能にした。同社は新型機の導入により、CO2排出量を15%またNOx(窒素酸化物)も50%削減できると見込んでいる。

 さらに燃費効率を向上させるため塗装工程を見直し、機体の軽量化をはかるための新たな方法で新型機体を塗装する。ギャレーカートの軽量化もはかり、1機当たりの機体重量を約85㌔㌘削減。機体全体を軽量化し、燃費効率を向上させ、環境への負荷軽減をはかる。

「A321 LR」詳細特別サイト(ジェットスターHP内)

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