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【特集No.496】有村女将×下竹原女将×東川氏 盛り上がる鹿児島の今語る

2018年6月29日
編集部:井坂 和香

2018年6月29日(金) 配信

 7月4日、鹿児島県鹿児島市の城山ホテル鹿児島で「全国旅館おかみの集い―第29回全国女将サミット2018鹿児島」が開かれる。今回のテーマは「明治維新150年~熱き女将の想い・伝える、つなぐ、薩摩から~」。開催を前に、大会の運営委員長の有村青子女将(指宿シーサイドホテル)と下竹原成美女将(指宿白水館)、鹿児島まち歩きのプロ・東川隆太郎氏の鼎談が実現。今大会にかける想いや、大河ドラマ「西郷どん」で盛り上がる鹿児島の今について語り合った。【司会=鈴木 克範、構成=井坂 和香】

     ◇

日本列島の“端っこ”から発信 ―― 有 村 女将
魅力の“余韻”残して再訪促す ―― 東 川  氏 
現場が力つけ業界自体を強く ―― 下竹原 女将

 ――東川さんの自己紹介も兼ねて、活動内容を教えてください。

東川:鹿児島で「まち歩き」をしています。活動を始めてから15年間、その本質は変わっていません。大学では地質学を専攻していましたが、幼いころから歴史が好きでした。地元の面白いものを自分の視点で発見したいという思いから、まち歩きを始めました。
 ただ歩くだけではもったいない、仕事にできないかと考え、2001年にNPO法人を立ち上げました。以来、発見した鹿児島の魅力をパンフレットや講演会、イベントなどで発信してきました。
 パンフレットやガイドブックに記載されている情報はほんの一部で、鹿児島にはまだまだ掘り起こされていない面白いものがたくさんあります。
 住んでいると足元はなかなか見えづらいので、活動で得た情報を地域の方と共有しています。「観光の仕事をしている人に自分の情報を使ってもらう」。それが私の役目だと考えています。地域のいいものは皆で使っていきたいですね。

 ――指宿の女将会「華の会」の取り組みは。

下竹原:当時(20年前)鹿児島には女将文化がありませんでした。仲間が欲しいということで、初回はお茶飲み会を企画。同じ境遇の仲間が5人集まり「華の会」が生まれました。

有村:5人とも他所から嫁いできた身でした。同世代で、なおさら一体感が生まれました。仕事はもちろん、家族や子育てなどの悩みも一緒。いつも話に花が咲きます。

東川:人生の過程が同じということは、喜びも悩みも同じ。共有できることが多いですね。

下竹原:指宿と鹿児島の魅力を全国にアピールしたいという気持ちも、皆が同じでした。南の果てで全国に情報を発信しづらい土地なので、とにかく指宿と鹿児島のPRに取り組みました。温泉ミストやヘアケア商品、石鹸などオリジナル商品もプロデュースしました。砂むし温泉の効能を調べるため、自ら実証実験を行ったことも。個人差はありましたが、皆の体重が平均0・9㌔落ちました。自分たちも、改めて砂むし温泉の良さを見直す機会になりました。

東川:やはり砂むし温泉は指宿の最大の個性ですが、美と健康に注目したのは女将さんならではの視点ですね。実証実験を行って説得力を高めたことも素晴らしい。チームだからこそできたことですね。 

 ――東川さんから見た「女将さん」とは。……

 

【全文は、本紙1715号または7月5日以降日経テレコン21でお読みいただけます。】

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