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キャンピングカー市場が好調、2月2日から博覧会

2018年1月30日
編集部:謝 谷楓

2018年1月30日(火) 配信

オートキャンプ白書2017(全国オートキャンプ協会)のデータに基き、本紙編集部が作成

キャンピングカー市場が好調だ。「キャンピング車(自走式とトレーラー含む)」の登録台数は、2004年の底入れ以降回復しつつある。16年の登録台数は10万6698台。前年と比べ2・3%のマイナスとなったものの、減少率は年々減少傾向にある。

 自走式は14年に10万台を割り、右肩下がりであるものの、エンジンのないキャンピングトレーラーの伸びは好調だ。16年は前年から152台増の6982台となっている。軽自動車を使った比較的廉価(200万円前後)な「軽キャンピングカー」についても、登録台数は堅調に推移しており、16年には1900台を突破。10年前と比較して6倍以上増加している。

 日本オートキャンプ協会(JAC、明瀬一裕会長)によると、キャンピングカー利用者のうち、レンタカーでの利用が占める割合は約5%(16年)。前年と比べ2倍以上の増加で、認知度は着実に高まっている。(オートキャンプ白書2017)

 OTA(オンライン旅行会社)のエボラブルアジアでは、キャンピングカー需要の高まりにいち早く着目。16年には、キャンピングカーレンタル大手の「エルモンテRVジャパン」を子会社化した。現在、長期休暇の多い学生をメインターゲットに据えた取り組みに注力している。

 2020年の東京五輪を控え、日本への注目が世界で高まるなか、キャンピングカーを利用した周遊にも耳目が集まっている。昨年6月には、英国の「ザ・キャンピング&キャラバニングクラブ」(The Camping and Caravanning Club)が、約20人規模の訪日キャンピングカーツアーを主催。JAC協力のもと、成田から筑波山、日光、松本、京都を巡った。費用は20日ほどで約60万円。ロンドン―東京間のエアチケット(片道)や、レンタカー代を含む価格となっている。

「冬期休暇のキャンピングカー利用傾向」日本RV協会が発表

利用の1番の目的(冬期休暇時)(クリックで拡大)

 日本RV協会(降旗貴史会長)の調査によると、「冬期休暇におけるキャンピングカー利用の1番の目的」で最も多く上がったのは「温泉」と「観光地めぐり」(計67・5%)。暖かく快適な室内環境が、移動に対するハードルを下げる傾向にあるという。

もっとも利用したい宿泊場所(クリックで拡大)

 宿泊場所については、「道の駅」を挙げるユーザーが62・5%と多数を占める。キャンピングカーユーザーを取り込むことで、地域での消費額増加も狙えそうだ。なお、宿泊日数については、「2泊3日」とするユーザーがもっとも多く(41・2%)、金曜日の夜に出発する傾向が高いと考えられる。

ジャパン キャンピングカーショー2018が、幕張メッセ開催

 キャンピングカービジネスの展示会「ジャパン キャンピングカーショー」が、2月2日(金)から始まる。360台を超すキャンピングカーやキャンピングトレーラーが会場に集まり、最新の市場情報を入手できる。好調なレンタルビジネスを受け、昨年に引き続き「レンタルキャンピングカー試乗会」を実施する予定で、事前予約をすれば無料で体験可能だ。詳細は下記公式ウェブサイトで確認できる。

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