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東京都とニューヨーク市が相互観光PRパートナーシップ締結、両都市で交通広告CPなど展開

2017年11月10日
編集部

2017年11月10日(金) 配信

東京都とニューヨーク市の間で、観光分野では初のパートナーシップ締結に

東京都と米国・ニューヨーク市は2017年11月10日(金)、双方向の旅行需要の促進を目的とした、「東京都&ニューヨーク市 相互観光PRパートナーシップ」を締結した。世界有数の観光都市である両都市が、観光分野でパートナーシップを締結するのは初となる。今後、両都市が双方の交通広告媒体を相互利用し、一般消費者向けに広告キャンペーンを展開していく。

 同日行われたメディア発表会には、小池百合子東京都知事とフレッド・ディクソンニューヨーク市観光局プレジデント兼CEOが登壇。それぞれの都市の観光の魅力についてプレゼンテーションを行った。

小池都知事が語る!東京都の観光の魅力、「古いモノと新しいモノが融合する、それが東京の魅力」

小池百合子都知事

 東京都の観光の魅力をPRするため登壇した小池都知事は「今回の取り組みは、より多くの旅行者を東京に誘致するためには大変有意義なもの」と、両国間の誘客促進に向けた想いを語った。

 東京都を訪れる国内外の旅行者は年々増加しており、この10年間で訪都旅行者は2・7倍に増加した。2020年までに、訪都旅行者数を2500万人にする目標を掲げており、都では今年度から、伝統と革新が融合する東京の魅力を表すアイコン「Tokyo Tokyo Old meets New」を活用し、海外に向けて旅行地としての魅力を発信している。

東京の新たな価値を創造する

 東京は歌舞伎などの伝統文化から、マンガやアニメなど多様な文化が溢れていることから、同アイコンのコンセプトを、「Old meets New」に設定。「東京を訪れる観光客の方々には、東京で多用な体験を楽しんでもらうとともに、日本の美やホスピタリティを感じてほしい」(小池都知事)とPRした。

 今回の相互PRの実施に伴い、2017年11月20日(月)~12月17日(日)の期間中、ニューヨーク市内の街頭ビジョンや映画館などで、同アイコンをPRする動画を放映するほか、また、市内62か所のバス停や公共無料Wi-Fiステーションで交通広告を実施する。

ニューヨーク市への日本人旅行者数33万1千人に

フレッド・ディクソン プレジデント兼CEO

 昨年ニューヨーク市を訪れた日本人旅行者数は32万5千人。今年は、過去最高となる33万1千人となることが見込まれている。また、同市では来年6月に世界で最も高い観覧車となる「ニューヨーク大観覧車」がオープンするほか、新規ホテルの開業など観光分野における革新が続いている。

 フレッド・ディクソン局長は「東京はニューヨーク市と同じ『Old meets New』を体現した街。両都市の魅力と文化をかけ合せることで、観光分野でより成果を挙げられる」と期待を込めた。

 同提携におけるニューヨーク市の取り組みとして、2017年11月11日(土)~2018年3月15日(木)までHISと連携し、同パートナーショップ締結を記念したオリジナルツアーパッケージ5種を販売。ニューヨークの特色を取り入れたツアー内容になっている。

 また、両都市のランドマークである「東京タワー」と「エンパイア・ステート・ビルディング」では2017年11月10日(金)の日没後から、東京タワーはニューヨーク市旗、エンパイア・ステート・ビルディングは東京都の新アイコン「Tokyo Tokyo Old meets New 」をイメージしたブルーにライトアップされる。

 両代表によるプレゼンテーションの後、協定書締結式が行われ、東京都産業労働局の藤田裕司局長とフレッド・ディクソン局長が協定書に署名し、パートナーシップを締結した。また、協定書締結式終了後には、東京ブランド推進会議座長・池尾恭一氏らによるパネルディスカッションも行われた。

 

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