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海苔弁専門店「いちのや」、破産手続き開始決定受ける(帝国データバンク調べ)

2026年10月13日
編集部

2026年10月13日(火) 配信

 海苔弁専門店「いちのや」(旧商号:本塁打、村瀬慶太郎代表、東京都中央区)は9月30日(水)、東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は約8億7600万円。

 同社は2021(令和3)年5月に設立され、「海苔弁いちのや」を運営していた。定番の「海苔弁」は瀬戸内海産の海苔を使用し、磯部揚げ、白身魚フライ、焼き鳥、きんぴら、野沢菜などが敷き詰められた高級弁当で、芸能人に人気のロケ弁として、テレビ番組などで多数紹介されていた。

 また24年6月に開催された「第1回日本ロケ弁大賞」で金賞を受賞するなど人気を博し、直営店・FC店合わせて28店舗を出店していた24年5月期には、年間売上高約6億4100万円を計上していた。

 しかしこの間、出店に伴う資金負担や仕入れ価格、人件費の高騰、他店との競合激化などで資金繰りが徐々に悪化。「取引先への支払いが滞り、一部は訴訟に発展」(帝国データバンク)するなかで、24年9月から米穀卸業者の傘下となっていた。

 経営体制を一新して効率化を進めたものの、不採算店舗の閉鎖などで26年5月期の年間売上高は約4億5800万円に減少。「店舗閉鎖に伴う費用計上や物価高の影響で赤字が続き債務超過に転落するなか、26年7月31日に主力の靖国通り本店を閉鎖したことで動向が注目されていた」(同)としている。

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