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〈観光最前線〉クラウン・シャイネス

2026年10月4日
営業部:鈴木 克範

2026年10月4日(日) 配信

参道を覆う木々のトンネルを見上げると…(酒列磯前神社)

 メールの後送られてきた、「雄島(おしま)」(福井県坂井市)の画像を眺めていた。「稲光が光ったように青い空の割れ目が……」。本当、その通りだった。

 森で木々を見上げたとき、隣同士の樹冠が重ならず、すき間を空けて互いが遠慮しているように見える自然現象で、「クラウン・シャイネス」や「樹冠の譲り合い」と呼ばれるそうだ。風で木が揺れたとき、ぶつかり傷つき合うのを防ぐなど、その原理は諸説あるという。

 茨城県ひたちなか市の「酒列磯前神社(さかつらいそさきじんじゃ)」でも見られるとわかり、その週末早速出掛けてきた。約300㍍の参道を覆う木々のトンネルを見上げると、求めていた景色がそこにあった。空間を分かち合い、他者を尊重する様は、見るほどに語りかけてくるものがある。

【鈴木 克範】

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