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〈観光最前線〉小さくて大きい藍の美術館

2023年11月10日
営業部:鈴木 克範

2023年11月10日(金) 配信

本来茶色の染液だが、空気に触れた上部は深い藍色に

 京都府南丹市美山町の「ちいさな藍美術館」は、染色作家・新道弘之さんの自宅兼工房を開放した施設。名前とは裏腹に、かやぶきの里として知られる北集落でも、1番大きな家だ。それもそのはず、江戸期の庄屋をリノベーションしたそうだ。

 藍染めでは染液づくりを「建てる」という。土間に埋まった甕が並ぶ工房で、天然藍が発酵する、藍建てのようすが垣間見られた。光の加減で瑠璃色に輝く染液が、美しい。

 新道さんの藍染めコレクションも鑑賞した。その1つ、「青空」と題した母・雪子さんの作品が心に残った。藍染めの「はぎれ」で、多くのパッチワークを手掛けた雪子さん。最後の作品として、自身の棺を覆う布を縫ったという。

 小さな美術館で受けた感銘は、その建物以上に大きかった。

【鈴木 克範】

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