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【特集 No.641】旅行新聞バイク部 日本最北端「宗谷岬」へ激走2864㌔

2023年8月19日
編集部:増田 剛

2023年8月19日(土) 配信

 旅行新聞バイク部の部員・増田剛と木下裕斗は8月3―8日までの6日間、日本最北端・宗谷岬を目指すツーリングに出た。2021年夏の東北ツーリングから2年ぶりの本格的な活動となった。今回の旅は東北自動車道の羽生PA(埼玉県)からスタート。猛暑のなか北上し、青函フェリーで北海道に上陸した。大雨や濃霧に何度も見舞われたが、宗谷岬に到達すると樺太方面に青空が姿を現した。ホタテやラム肉、豚丼なども堪能し、収穫の大きい走行距離2864㌔の旅となった。

【増田 剛】

樺太方面に青空が姿現す

 【1日目】8月3日午前3時、外はまだ暗い。バイクに荷物を積んで控えめにエンジンをかけた。圏央道に入り、午前5時過ぎに木下部員と待ち合わせ地点・東北自動車道羽生PA(埼玉県)に到着。6時に2人そろって出発した。

 上河内SA(栃木県)でレモン牛乳アイスなどを食べながら休憩。9時8分、安達太良SA(福島県)で1回目の給油。木下部員のエンジンキーが不調で、回らなくなるトラブル発生。また、ここはウルトラマンなどの生みの親「円谷英二」の出身地(須賀川市)で、ウルトラマンティガのオブジェと木下部員が記念撮影を行う。

 10時22分、国見PA(福島県)に到着。36度を超える暑さと空腹で疲労困憊状態となり、「喜多方ラーメン」を食す。ここの喜多方ラーメンは本当に絶品で、素通りは不可能だ。

 午後2時40分、岩木山SA(岩手県)で2度目の給油を行う。2年前に八幡平を訪れたときと比べ1時間以上遅れており、「フェリーに間に合わないかもしれない」という不安がよぎる。

 午後5時に青函フェリーターミナル(青森県青森市)に到着。バイクの乗客は私と木下部員の2人のみ。6時15分に出航。潮風が涼しい。日没まで甲板で下北半島を眺めるが、空腹を感じ、船内の自動販売機でカップラーメンを購入し、ロビーで食べた。午後10時過ぎにフェリーは函館港に着岸。ついに北海道に上陸。コンビニで夜食を買い込み、函館市内のビジネスホテルに午後11時にチェックイン。

 【2日目】前日の無謀な旅に疲れたため熟睡。午前8時30分にチェックアウトし、ホテルの前に2台並べて停めていたバイクに荷物を積んで、函館朝市を素通りして噴火湾沿いのルートで洞爺湖を目指す。午前中は快晴で心地良い北海道ツーリングを楽しむ。昼に洞爺湖に到着。2015年9月に旅行新聞の社員旅行で訪れた「レストラン望羊蹄で昼食を」と立ち寄ったが、予約待ち1時間とのこと。先を急ぎ、行きたかった昭和新山へ。赤茶色の山肌に見入ってしまった。周辺の観光施設で昼飯を食べる。

 その後、支笏湖周辺を回り苫小牧方面へと向かうが、その日の宿が見つからない。ようやく予約サイトで旭川市内にビジネスホテルを見つけた。千歳、岩見沢、滝川へと北上。旭川市に向かう途中、バケツをひっくり返したような激しい雨に遭遇する。午後7時15分、ホテルに到着。近くの居酒屋「鳥忠」に飲みに行く。ラムの串焼きや、ホタテの握りなど北海道の食材を堪能。美味しい店だった。

 【3日目】午前8時30分に出発。日本最北端の宗谷岬を目指して北上。前夜に続き、激しい雨は終日続く。寒さに耐えきれず震える体で雨宿りした名寄の道の駅「もち米の里☆なよろ」でソフト大福を2個食べる。音威子府方面へ北上するが、雨はまったく弱まらず、2人の心と体を削る。無人の建物の軒下などに避難しながら北上を続けるが、ペースとモチベーションが一向に上がらない。さすがに、この日に宗谷岬到達を断念。音威子府の手前の咲来で国道40号を右折し、道道12号で枝幸を目指す。……

【全文は、本紙1910号または8月25日(金)以降日経テレコン21でお読みいただけます。】

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