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台湾・香港の訪日リピーター調査 旅行先1位は北海道 日本全国へ需要広がる

2023年4月13日(木) 配信

ジーリーメディアグループはこのほど、訪日旅行に関する意識調査を行った

 台湾人・香港人向けの訪日観光情報サイト「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」を運営するジーリーメディアグループ(吉田皓一代表、東京都渋谷区)はこのほど、「訪日旅行に関する意識調査」を行い、旅行先に選ばれる都道府県をランキング化した。

 アンケートは2月21(火)~28日(火)、台湾人・香港人4711人を対象に実施した。このうち、訪日経験10回以上のハードリピーターは2096人だった。

 旅行先トップ3は、1位北海道、2位東京、3位京都だった。

 訪日回数別にみたところ、0~1回が大阪・東京・北海道、2~9回が北海道・東京・京都、10回以上が北海道・東京・青森──という結果になった。

 東北エリア、四国エリア、新潟、長野などは、リピーターになるほどランキングが上がる傾向にあった。一方で、リピーターになるほどランキングが下がる傾向がある県は大阪、東京、沖縄、奈良。

 同社は、「訪日経験回数が増えると、全国に需要の裾野が広がるのでは」と分析した。

 訪日経験回数が10回以上のハードリピーターを所得別にみたとき、北海道・東京・青森・京都はいずれの所得層でも人気を集めた。長野・新潟・秋田・山形・富山は、年収が高いほど人気だった。

 この結果を受けて吉田代表は、「台湾と香港はコロナ禍前から訪日リピート率が世界で最も高い地域で、いわゆる『外国人向け』の情報では物足りなさを感じる人が多かった」とした。また、「非日常体験を求める台湾・香港の訪日客を魅了するためには、高い安いに関わらず、地域の独自性を生かした観光コンテンツの開発と、消費者への魅せ方や伝え方がカギ」と語った。

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