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大河ドラマ需要を好機に 徳川家康ゆかりの地を巡るin静岡

2023年1月6日
編集部:馬場遥

2023年1月6日(金) 配信 

徳川家康公(秋葉総本山 可睡斎・宝物館にて)

 静岡県観光協会は昨年12月8(木)~9日(金)、徳川家康ゆかりの地を巡るプレスツアーを行った。1月8日(日)から、静岡県ゆかりの偉人・徳川家康を主人公としたNHK大河ドラマ「どうする家康」が放映される予定だ。大河ドラマ需要を好機とした静岡市や浜松市をはじめとした各地域が一丸となり、受入体制の整備に注力している。ツアーでは、家康にまつわる史跡や城、寺を訪問し、放映に向けて準備が進められている大河ドラマ館を視察した。

 

家康の人生は波乱 ゆかりの地を巡る

 江戸幕府を開き、260年余にわたる江戸時代の基礎を築いたとして、日本で最も有名な偉人ともいわれる徳川家康。その人生は苦難と忍耐の連続だったという。

 ツアー1日目は、武田信玄と徳川家康・織田信長の間で行われた「三方ヶ原の合戦」に関係する浜松市の城跡・古戦場をバスで巡った。信玄率いる武田軍に大敗した家康の敗走ルート(三方ヶ原古戦場~犀ヶ崖古戦場~浜松城)を逆走するカタチだ。

 家康の敗走ルートに当たる地域には、各逸話が語られている。例えば、敗走中の家康が途中で立ち寄った茶屋で小豆餅を食べていたが、追手に気付いて代金を払わず逃げ出たところ、茶屋の老婆が代金を求めて2㌔も追い掛けたとされる「小豆餅町」と「銭取」地区など、町名やバス停の名前に名残が見られる。

 家康と居眠り和尚のエピソードが有名な曹洞宗の禅寺「秋葉総本山 可睡斎」は、地産の旬の食材が使われた精進料理が楽しめる。2人以上から予約可能。季節によっては特別な精進膳も期間限定で味わえる。1週間前要予約。

 宿坊体験では写経や坐禅、読経などを行う朝の勤行を体験できる1泊2日の宿泊も受け付けている。料金は1人当たり税込み9000円。企業や団体、学校などの研修も受け入れている。

 可睡斎の敷地内には数多くの文化遺産があり、武田勢に追われた家康が隠れたとされる「出世六の字穴」という洞が残されている。この後、家康が天下人として出世したことからこの名前がついたとされる。

 朝昼夜の勤行を行う本堂には、家康を始めとした歴代将軍や徳川先祖代々の位牌を祀る「徳川家御霊屋」も設置されている。

 

家康が祀られた神社を訪ねて

 死後、神号を東照大権現とされた徳川家康を祭神とした東照宮は、各地の大名によって全国に700社ほど建立された。明治時代の神仏分離令に伴う廃仏毀釈の影響で、現存しているのは130社ほど。家康の遺体は遺言の通り現在の静岡市・久能山に葬られ、一周忌には現在の栃木県・日光山で改めて埋葬されたという。これが有名な「久能山東照宮」と「日光東照宮」となる。

 久能山東照宮の本殿へは、山の麓である石鳥居から1159段の階段を上がるルートのほかに、日本平ロープウェイを使って行くことができる。

 国宝指定されている御社殿は、家康を祀る本殿と、参拝をするための拝殿を石の間でつないだ「権現造」や、つややかな黒漆や赤漆で仕上げられた「総漆塗」、当時の職人の技巧が光る極彩色の装飾が鑑賞できる。当時の技術を結集して作り上げられた久能山東照宮は、のちに全国各地に作られた東照宮造りのモデルとなった。

久能山東照宮 国宝・御社殿

 

大河ドラマ館 開館準備進む

浜松城と共に望む「浜松 大河ドラマ館」

 静岡県は、22年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に引き続き、2年連続で大河ドラマの舞台となる。これに伴い、静岡市・浜松市・岡崎市の3カ所に大河ドラマ館が設置される。今回のツアーでは、浜松市と静岡市の大河ドラマ館予定地を訪問した。

 浜松大河ドラマ館は、出世城と名高い浜松城がある浜松城公園敷地内に建設された。ドラマの放送内容に合わせてプレオープンとグランドオープンの2回に分けて開業する。1月22日(日)のプレオープンでは、ドラマの基本情報や、年表、歴代作品のシアター映像など、歴代の大河ドラマが描いた徳川家康を中心に展示する。3月18日(土)のグランドオープンでは、ドラマに登場する小道具や衣装、出演者のパネル展示などを行う。プレオープン期間の入館料は大人400円、小人200円。グランドオープン後は大人800円、小人400円。

 静岡浅間神社内にある静岡市大河ドラマ館は、静岡文化財資料館(21年に閉館)を改築し、ドラマ内容に関する展示のほか、静岡・駿府のまち紹介を行うエリアも用意した。開業は1月27日(金)から。入場料は大人400円、小人200円。

 このほど開業する大河ドラマ館の来館者数は、1年間の開館期間で50万人を目標とし、大河ドラマを契機とした観光需要の創出に期待を寄せている。

 また、浜松城とのセット入場券や、1月13日(金)にグランドオープンする静岡市歴史博物館とのセット入場券の販売など、域内の周遊性を高めていく考え。

 静岡県観光協会は昨年10月、静岡県産の食材を使用した「食の新メニューコンテスト」を開催し、旅行者に楽しんでもらう新たなメニューを用意した。応募総数77商品の中から、団体旅行部門と個人旅行部門の2部門から5商品ずつ選出。

 プレスツアーでは、個人旅行部門でグランプリを獲得した「静岡グルメスペシャル10 桜えびやしらす盛り込み」(静岡市・入船鮨葵タワー店)と、同部門で特別賞となった「静岡抹茶ティラミスの巾着風クレープ包み」(浜松市・グランドホテル浜松)を味わった。新メニューは提案者の店舗で提供される。

左・「静岡グルメスペシャル10 桜えびやしらす盛り込み」、右・「静岡抹茶ティラミスの巾着風クレープ包み」

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