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No.380 山梨県の先進事例に学べ - Wi-Fi整備で訪日周遊促進へ

2014年9月1日
編集部

山梨県の先進事例に学べ
Wi-Fi整備で訪日周遊促進へ

 世界のなかで、無料公衆無線LAN(Wi-Fi)環境の整備が遅れている日本。2012年に観光庁がまとめた外国人旅行者アンケートで、旅行中困ったこととして「無料公衆無線LAN環境」が36・7%と最も多く、6月に改定されたアクションプログラムにもWi-Fi環境の整備促進が盛り込まれ、ますます注目が集まる。山梨県は12年1月に「やまなし Free Wi-Fi プロジェクト」を立ち上げ、14年3月時点で県内1500スポットを達成。同県の先進的な取り組みを紹介する。

【伊集院 悟】

 
 
 
利便性向上で周遊促進、行政・民間・地域で協働

<Wⅰ―Fⅰ環境を整備周遊促進で地域活性化>
 山梨県は12年1月に、富士山の世界遺産登録を見据え、外国人観光客が手軽に利用できる無料公衆無線LAN(Wⅰ―Fⅰ)のスポット整備を全県的に推進する「やまなし Free Wⅰ―Fⅰ プロジェクト」を立ち上げた。「外国人観光客の利便性向上と周遊促進を通じた地域活性化の一助にする」という明確なビジョンを打ち出し、行政と民間通信事業者、地域の受入施設で共有。受入環境の水準を向上させ、外国人観光客の増加と、滞在・周遊促進につなげ、地域活性化を目指す。

 プロジェクト立ち上げ前の状況について、山梨県観光部観光振興課広域振興担当の高橋義徳課長補佐は「ホテルでは、外国人観光客に『スターバックスコーヒーはどこ?』とよく聞かれたそうです。外国人観光客はタクシーに乗ってでも、Wⅰ―Fⅰ環境を求めてスターバックスコーヒーに行くような状況でした」と話す。…

※ 詳細は本紙1556号または9月5日以降日経テレコン21でお読みいただけます。

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