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JTB、観光地のゴミ削減へ 川越・京都の商店街で実証実験

2022年2月10日
編集部:長谷川 貴人

2022年2月10日(木)配信

地域共創型ソリューション「Go!ME」の実証実験を実施する

 JTBは2月10日(木)~3月10日(木)まで、川越一番街商店街と京都錦市場商店街で、地域共創型ソリューション「Go!ME(ゴーミー)」の実証実験を実施する。観光客と観光商店街でゴミ処理を協力し合い、ポイ捨てやエリア外へ持ち出されるゴミを削減してゴミのポイ捨て問題を解決し、SDGsに貢献する狙い。

 「Go!ME」は、地域の事業者や自治体に負担が掛かるゴミ箱の設置や維持管理を、観光客にもゴミ処理費用の一部を負担して協力してもらう。これにより、受け入れ環境を持続的に整備していくことを可能とする。

 実証実験を行う川越一番街商店街や京都錦市場商店街は、食べ歩きを楽しむ観光客が多く見られる。一方で、日本の観光地は諸外国と比べてゴミ箱が少なく、持ち込みゴミによる景観の悪化や安全性の観点からゴミ箱の撤去が進む傾向にある。そして、観光客がコンビニエンスストアや路上にゴミを放置するケースも見受けられることが実証実験の背景にある。

観光地と観光客が協力し、ゴミのポイ捨て問題を解決する

 実証実験では、商店街の参画店舗が専用チラシを貼付したゴミ箱を設置。観光客はゴミを捨てる際にQRコードを読み取り、任意で選択した金額(53円、100円、500円)をキャッシュレス決済で支払う。実証実験終了後、Go!MEの専用Webサイトで金額と利用用途を公表する。

 今後の展望として、実証実験の結果を踏まえ、観光商店街のみならず観光施設や寺社仏閣、各種イベント会場など、全国への展開を見据えた事業化を検討するとした。

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