JTB、海外旅行市場と展望 25年版「海外旅行レポート」発刊

2025年8月19日(火) 配信

JTB海外旅行レポート2025の表紙(左)

 JTB(山北栄二郎社長、東京都品川区)は8月19日(火)、2024年の日本人海外旅行マーケットの実態をまとめた「JTB海外旅行レポート2025 日本市場における海外旅行のすべて」(通称:JTB REPORT)を発行した。

 同レポートは、JTB総合研究所(風間欣人社長、東京都品川区)が独自のアンケート調査や各関係機関の統計資料に基づき、マーケットの構造や動向を分析・編集している。1988年以来、今年で38回目の発行。

 調査結果によると、2024年の海外旅行者数は1300万7000人で19年以来の1000万人に回復したが、19年比35.2%減と依然として海外旅行の需要回復に時間がかかっている。中国を除く東アジア発の海外旅行需要と比較しても、韓国、台湾はコロナ禍前の水準まで既に回復。このことから、東アジアの中でも日本の海外旅行の需要回復の遅れが鮮明になった。

 また、19年と比較すると出国者人数は少ないものの、20代女性が日本人の海外旅行市場を牽引している実態がみえると指摘。一方、19年に20代女性と同様に海外旅行市場を牽引していた30~50代男性の出国者数の伸び悩みが浮き彫りになった。

 24年の「海外旅行志向調査」では、海外旅行に対する為替影響を明らかにするため、為替レートと海外旅行意向に関する調査を実施している。男女ともに30代以上の層では、為替による割高感が薄まれば海外旅行経験層が動き出す可能性はあると分析。一方で、30歳未満は現在の為替レートに対する抵抗感が少なく、若年層が当面の需要回復を牽引していくものと考えられるなど、調査結果をまとめている。

 価格は税込1万3200円。JTB総合研究所のホームページから購入できる。

「ザ・パルス霧島」をリブランドオープン ソラーレホテルズアンドリゾーツ

2025年8月19日(火) 配信

霧島市の新町貴副市長(右から2人目)も参加したテープカット

 ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ(井上理社長、東京都港区)は8月16日(土)に、鹿児島県霧島市の「ザ・パルス霧島」をリブランドオープンした。同日開いた開業セレモニーには霧島市の新町貴副市長も参加し、テープカットを行った。

 同ホテルは「ホテル内で一日中リゾート体験を楽しめるホテル」とし、多彩なサービスを展開する。豊富な湯量を誇る霧島温泉が堪能できるよう、複数の風呂を用意。露天風呂は源泉掛け流しで広々と開放的な造りにしたほか、貸切風呂も4つ備える。

 客室は大部分が35平方メートル以上のゆとりある設計で、グループや3世代旅行などでも使えるよう最大7人まで宿泊できる部屋を設けた。

ファミリールーム

 家族向けにはファミリールーム「空」「太陽」を用意。角のないテーブルや幅の広いベッドなど、快適に過ごせるよう工夫した。ホテルの施設内には、子供が遊べるキッズスペース「こどんパーク」も整備し、天候を気にせず遊べるほか、屋外にはキッズプールも備えている。

 朝夕の食事はライブキッチンのあるビュッフェレストランで、黒豚とんかつや鹿児島若鶏の炭火焼、国産ステーキなど出来立てが堪能できる。鹿児島ブランドの刺身や寿司、地元の郷土料理やB級グルメなど鹿児島の味が楽しめる。

パイロット志望の沖縄県内大学生に奨学金 RAC、離島路線の安定運航に向け人材育成

2025年8月19日(火) 配信

 

 琉球エアーコミューター(RAC、山田賢哉社長、沖縄県那覇市)はこのほど、将来の運航乗務員候補者を対象とした、奨学金貸与制度第8期生の募集を開始した。パイロットを志望する沖縄県出身で県内の大学等に在学する学生を選抜し、崇城大学との産学連携協定に基づき、同大でパイロット職として航空会社に入社するために必要な資格取得の養成を行う。離島航空路線の安定的な運航を担う人材の育成が目的。

 同社は島しょ県沖縄の離島を結ぶJALグループの航空会社。安定した運航体制の確保は沖縄県全域の人の往来や、離島の定住条件整備、産業振興の観点から必要不可欠と考える。一方、高度専門職のパイロットの確保は県内出身者が少ないことに加え、少子高齢化が進むとさらに厳しくなるとみて、2018年に同制度を創設し、人材の育成に努めている。

 奨学金制度はパイロットの資格取得に必要な訓練費用などを対象に奨学金を貸与。奨学金を借り受けた学生はパイロット資格を取得したあと、RACに入社し、一定期間勤続した場合に一部の自己負担分を除き、返還を免除する。

 応募期間は9月5日まで。詳細はホームページから。

るるぶ×LoveLive!Days、ラブライブ!シリーズ 舞台探訪の2誌同時発売

2025年8月19日(火) 配信

「るるぶラブライブ!」表紙(左)、「おでかけLoveLive!Days(雑誌増刊)」表紙

 JTBパブリッシングとKADOKAWAは8月18日(月)、人気コンテンツ「ラブライブ!」シリーズの15周年記念企画として、同シリーズの舞台探訪と題した2誌を同時に売り出した。JTBパブリッシングがムック「るるぶラブライブ!」、KADOKAWA電撃G’sメディア編集部が「おでかけLoveLive!Days(雑誌増刊)」をそれぞれ刊行した。

 表紙イラストは、ラブライブ!シリーズ横断投票企画で「おでかけ」をテーマにしたユーザー投票によって決定。「おでかけガール」として、μ’s ・園田海未、Aqours・渡辺曜、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会・桜坂しずく、Liella!・平安名すみれ、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ・乙宗梢の5人が選ばれ、2誌の合同表紙に登場している。5人のメンバーが石川県金沢市のひがし茶屋街を散策する模様を、2C=がろあ氏が描き下ろした。

「るるぶラブライブ!」付録のクリアシートイメージ

 2誌共同付録として、表紙イラストを使用した「ラブライブ!シリーズ オフィシャルカードゲーム」のPRカードがそれぞれに付属。さらに「るるぶラブライブ!」の付録には、2誌の表紙がつながった1枚を使用したクリアシート付き。

 「るるぶラブライブ!」は定価が税込2420円でA4判、96ページ。「おでかけLoveLive!Days(雑誌増刊)」は定価が税込2000円でA4判、80ページ。全国の書店、ネット書店で販売する。

「ディズニー・ハロウィーン」メニュー登場 ディズニーホテルで9月16日から

2025年8月19日(火) 配信

東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ「オチェーアノ」 ブッフェ (C)Disney

 ディズニーホテルのディズニーアンバサダーホテルと東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ、東京ディズニーランドホテルは9月16日(火)から、ハロウィーンのスペシャルメニューの提供を開始する。東京ディズニーランド、東京ディズニーシーで開催される「ディズニー・ハロウィーン」と連動したもの。

 ディズニーアンバサダーホテルの「エンパイア・グリル」(カリフォルニア料理)には、ハロウィーンの雰囲気が味わえるコース料理が登場。ランチは6800円、ディナーは1万3800円で、いずれもオリジナルチャーム付き。同店では妖しい雰囲気を演出したスペシャルドリンクも提供する。

 また、ロビーラウンジの「ハイピリオン・ラウンジ」では“ディズニー・ハロウィーン”プレミアムスウィーツセット(6800円)を用意。カボチャやコウモリなどのモチーフがちりばめられている。

 東京ディズニーシー・ホテルミラコスタは、中国料理の「シルクロードガーデン」、イタリア料理の「ベッラヴィスタ・ラウンジ」でコースを設定する。地中海料理の「オチェーアノ」では、「“ディズニー・ハロウィーン”ブッフェ」を展開。平日の大人料金は7200円となっている。

 東京ディズニーランドホテルは、創作料理「カンナ」からランチとディナーコースを発表。秋の素材を使った料理を提供する。「シャーウッドガーデン・レストラン」のブッフェは平日ランチが大人5800円、ディナーが6600円。「ハロウィーンのお菓子」を表現したデザートなど楽しいメニューが並ぶ。

 いずれも販売は10月31日(金)まで。

完全キャッシュレスバスの実証運行 全国27事業者43路線で実施(国交省)

2025年8月19日(火) 配信

 国土交通省物流・自動車局旅客課はこのほど、完全キャッシュレスバスの実証運行を実施する路線として、27事業者43路線を選定した。

 8月26日(火)からは先陣を切って、南海バス(大阪府泉佐野市)が関西空港泉佐野線(関西空港~泉佐野駅)でスタートし、全国各地で順次実施していく。

 同省は「深刻な運転者不足などにより、バスネットワークは危機的な状況にあり、国民の生活基盤に深刻な影響を与えている」との認識を示し、解消策として、運転者の負担軽減につながる完全キャッシュレスバスの推進が効果的とみている。

 バス業界では、事業者の積極的な投資によって、現金を取り扱わない完全キャッシュレスバスの環境は整いつつある。一方で、「丁寧に利用者理解の醸成をはかる」観点から、前年度に続いて実証実験を全国で実施し、2026年3月ごろに検証結果を公表する予定だ。

東武の尾瀬×KARRIMOR、リュックサック「cleave 20」当たる公式XコラボCP(8月31日まで)

2025年8月19日(火) 配信

応募締切は8月31日まで

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)は8月31日(日)まで、公式Xアカウントで「東武の尾瀬×KARRIMORコラボキャンペーン」を実施している。

 同CPは、同社限定ツアーの尾瀬夜行プランを中心とした「東武の尾瀬」プランをより楽しんでもらえるよう、尾瀬ハイキングにも合うアウトドア商品を取りそろえる英国発祥のアウトドアブランド「KARRIMOR」(カリマー)とコラボした企画。

 東武トップツアーズとKARRIMOR公式Xアカウントのフォローに加え、キャンペーン投稿(https://x.com/tobutoptours_jp/status/1957277075217490029)をリポストした人の中から抽選で3人に、KARRIMORの人気商品であるリュックサック「cleave 20」をプレゼントする。

 そのほか詳細情報については、公式Xの投稿および東武トップツアーズXキャンペーン応募規約から確認できる。

アソビュー、早朝と夜の商品紹介ページ 暑さで7割が時間ずらすと回答

2025年8月18日(月) 配信

ウェブページのイメージ

 アソビュー(山野智久、東京都品川区)は7月28日(月)から、猛暑から酷暑へと変化する近年の気候に対応し、夏の新たな遊び方として体験商品などを紹介するWebページ「時間をずらして暑さ対策!早朝&ナイトタイムレジャー」を開設した。

 同社は会員に今夏のレジャーの予定を調査。これによると、「猛暑や人混みで、疲れてしまった経験はありますか」という質問に、87.9%が疲れを経験したと回答した。さらに、「猛暑を避けるため、意図的にお出かけの時間帯をずらすことはありますか」の問いに、71.2%が時間帯をずらして楽しんでいると答えた。このため、アソビューは今夏、快適にレジャーを楽しんでもらおうと、同ページを開設した。

 サイトでは、暑さ対策として早朝や夜の体験を中心に掲載。具体的には、四万湖(群馬県・中之条町)での早朝カヌー体験や、鹿児島県・奄美大島でアマミノクロウサギなどの野生動物を探すナイトツアーなどを載せている。

JTB×NSDCI×Zenken、急成長のインド市場 宿泊事業者向けセミナー開く(9月30日)

2025年8月18日(月) 配信

インド市場を取り込むための最新動向と具体的施策を解説する

 Zenkenは9月30日(火)、近年急増するインドからの観光客需要を背景に、宿泊業界関係者を対象とした無料オンラインセミナーを実施する。JTB横浜支店の観光開発プロデューサー・歳常拓也氏、インド国家技能開発公社の子会社であるNSDCインターナショナルのアドバイザー・小山勇氏を招き、宿泊業界がインド市場を取り込むための最新動向と具体的施策を解説する。

 日本政府観光局(JNTO)の統計によると、2024年に日本を訪れたインド人旅行者は23.3万人と前年比40%増を記録し、過去最高を更新した。さらに、国土交通省観光庁の消費動向調査では、インド人旅行者の1人当たり旅行支出は約24万円、平均滞在日数は16.3泊と、主要20カ国平均を大きく上回る結果となった。引き続き、インド人旅行客による高い消費額と長期滞在に期待が高まっている。

 同セミナーでは、宿泊業界におけるインド市場攻略のポイントとともに、「特定技能(宿泊)」制度を活用したインド人材の採用・戦力化についても徹底解説。人手不足対策にとどまらず、インド人材の活用によって、収益率改善とサービス高付加価値化を同時に実現する方法を提案するとしている。

 開催時間は午後1~2時。事前申込制で参加無料、定員は30人程度。Zoomによるウェビナー形式で行う。

 申し込みは専用フォーム(https://forms.office.com/r/1VAD21WNHQ)から。

ひだ桃源郷くぐの納涼夏まつり、9月14日に振替開催(岐阜県)

2025年8月18日(月) 配信

くぐの大花火のようす(イメージ)

 岐阜県高山市はこのほど、荒天のため延期となっていた「ひだ桃源郷くぐの納涼夏まつり」を9月14日(日)に開催すると発表した。当初予定していた8月11日(月・祝)からの振替開催。飛騨の夏の風物詩となっている「くぐの大花火」についても、同日の午後8時から予定(雨天決行・荒天中止)されているという。

 開催場所は、高山市久々野多目的センター「虹流館くぐの」(久々野支所前メイン会場)。当日は、山々に反響する爆音の尺玉花火のほか、屋台やキッチンカーの出店、ステージイベントを予定している。

 開催時間は午後4時30分~10時30分。予備日は9月15日(月・祝日)。