教育旅行のバス1台に4万円の補助を支給 那須ハイランドパーク

2025年9月5日(金) 配信

那須ハイランドパーク

 藤和那須リゾート(岩本大二郎社長、栃木県・那須町)は運営する「那須ハイランドパーク」で、2026年4月~28年12月まで教育旅行を対象とした団体バス補助制度を実施する。文部科学省の学習指導要領に基づく、遠足や修学旅行など、対象条件を満たす団体に貸切バス1台につき一律4万円の補助金を支給する。

 同社は昨今の燃料費高騰や人件費上昇、バス運賃の値上げなどで旅行内容を縮小する学校団体が増えていることを危惧。「社会問題をビジネスで解消する」を掲げる同社として、未来ある子供たちの体験活動を守るために補助を決定した。

 那須ハイランドパークでは、学校団体向けに遊びと学びが楽しめるさまざまなプランを用意しており、職業体験もできる「体験型研修(職業体験)プラン」が一番人気という。1日で複数プランを利用することも可能。

 補助金の応募条件は、①那須町内の宿泊施設に宿泊すること②文部科学省が定める学習指導要領に沿った教育旅行であること③1団体あたり生徒数35人以上であること④満足パックプラン・体験型研修旅行プラン・ロゲイニンングプラン・SDGs学習プラン・BCP学習プランのいずれかを利用すること⑤26年4月1日~28年12月31日の期間で那須ハイランドパークを利用する学校であること――のすべてを満たすこと。学校団体が直接申し込むほか、旅行会社経由での申し込みもできる。

 なお、申し込み後に利用団体都合によるキャンセルは不可。

都立葛西臨海公園の大観覧車で「イルミネーション」始まる 点灯は毎日午後5~10時

2025年9月5日(金) 配信

泉太陽工業山田社長(左)と照明デザイナー石井氏による点灯セレモニー

 東京都立臨海公園(東京都江戸川区)で7月14日(木)、大観覧車「TOKYO WELCOME WHEEL ダイヤと花の大観覧車」のイルミネーション点灯セレモニーが行われた。

 大観覧車は泉陽工業(山田勇作社長、大阪市)が2011年3月、現在の場所に設置したもので、ゴンドラの大きさは高さ117メートル、直径111メートル、定員6人のゴンドラ68台で、設立当初は日本最大級観覧車として人気を博した。ゴンドラからはレインボーブリッジや海ほたる、東京都庁、東京タワー、東京スカイツリー、さらに晴れていれば富士山が眺められる。

 イルミネーションは、世界的に有名な照明デザイナーの石井幹子氏がコーディネート。青や緑、黄、赤、ピンクなどフルカラーのLEDで「HELLO TOKYO」の文字を始め、都の花ソメイヨシノや50億カラットに相当するダイヤモンドなどのジュエリー、さらには四季をイメージしたイルミネーションが夜空に浮かび上がる。

夜空にくっきり観覧車のイルミネーションが浮かび上がる

 毎日午後5~10時点灯(イベントや季節により変更の場合あり)され、駐車場付近から眺められる。

 東京都立葛西臨海公園にはこのほか、鳥類園や水族館、展望台、バーべキュー場などがあり、家族そろって1日ゆっくり過ごすことができる。

                  【旅行ライター&エディター 三堀 雄雄

「GREEN×EXPO2027」特別仕様ナンバープレートを披露 27年横浜開催の園芸博を広く告知

2025年9月5日(金) 配信

特別仕様ナンバープレートを付けた車の前で記念撮影

 神奈川県横浜市旭区で2027年3~9月までの6カ月間、花と緑の博覧会「GREEN×EXPO2027」(2027年国際園芸博覧会)が行われるが、この博覧会の特別仕様ナンバープレート交付記念セレモニーが7月14日(月)、横浜市役所アトリウム(横浜市中区)で行われた。

 横浜市副市長平原敏英氏、神奈川県環境農政局長尾﨏美貴江氏、GREEN×EXPO協会事務局次長栗本尚幸氏のあいさつのあと、特別仕様のナンバーを付けた公用車をお披露目した。

 特別仕様のナンバープレートの交付は、園芸博を広く知ってもらうために企画されたもので、ナンバープレートには、2027年国際園芸博覧会協会がデザインした花をモチーフにしたロゴマークがあしらわれている。全国の運輸支局などで手数料に加えて1000円以上寄付して申し込むと、フルカラーの特別仕様のナンバープレートが、寄付金なしだとモノトーンのナンバープレートが、それぞれ交付される。申し込みのできる車は、普通車の自家用車、事業用自動車、レンタカーと、軽自動車の自家用車。                  【旅行ライター&エディター 三堀 雄雄

【第50回旅館100選】秋田県・大湯温泉 「ホテル鹿角」

2025年9月5日(金) 配信

季節を感じられる露天風呂

四季折々の風情が感じられる開湯800年の名湯。ゆけむりの里

 約800年前に開湯した大湯温泉は、江戸時代には南部藩主の指定保養地とされていた名湯だ。なかでも「ホテル鹿角」の大自然のなかで四季の彩を感じられる露天風呂や、開放的な大浴場の豊富な湯量の温泉は旅の疲れを癒してくれる。

開放感あふれる大浴場

 客室は広く、「特別和洋室」には檜風呂があり落ち着いた贅のしつらえで至福のときを過ごせる。10名まで利用できる「和賓室 かづの」は約130㎡の広さに和室が2間、ダイニングルームに檜張りのお風呂と圧巻。それぞれの部屋からの景観は旅情豊かで安らぎに満たされる。

四季のうつろいを感じる中庭
料理一例

 夕食の和食会席膳コースでは、厳選された旬の食材が最高の状態でいただける。なかでも、鹿角発祥の「きりたんぽ鍋」は日本3大地鶏の一つ「比内地鶏」の出汁が美味しさを際立て、つゆまで飲み干すほどの人気の逸品だ。

「ホテル鹿角」外観

道の駅おおゆ


 「ホテル鹿角」の真向かいにある「道の駅おおゆ」。地元の銘柄牛である「かづの牛」を使ったバーガーやカレーライスなど、テイクアウトメニューが豊富な「えんがわカフェ」のほか、広い芝生に足湯や子供が遊べる温泉じゃぶじゃぶ池があり家族連れで楽しむことができる。

交通:《車》東北自動車道 十和田ICから国道103号を経由し十和田湖方面へ8km約10分、P200台(無料)
   《電車》JR花輪線 十和田南駅からタクシーで12分
チェックin15:00 out10:00
食事:《夕食》広間、食事処 《朝食》レストラン、広間
部屋:全92室
風呂:大浴場、露天風呂、サウナ
泉質:ナトリウム塩化物泉
料金:1万6,100円~4万2,000円

〒018-5421 秋田県鹿角市十和田大湯字中谷地5-1
☎0186(30)4111 FAX0186(37)4000
https://www.h-kazuno.co.jp/
Wi-Fi:使用可 外国語対応:英・韓・中・台・他

 

 

 ※この記事は、旅行新聞新社主催「第50回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」に選出された施設で、書籍「2026年度版 プロが選んだ日本のホテル・旅館100選&日本の小宿(BEST100 HOTELS&RYOKANS IN JAPAN)」(自由国民社)に収録されている内容を紹介しています。

羽田からの九州旅がお得に ANAグループ×九州観光機構

2025年9月4日(木) 配信

首都圏から九州への誘客拡大を

 全日本空輸(ANA)福岡支店とANAあきんど福岡支店、ANA Xはこのほど、九州観光機構(唐池恒二会長、福岡県福岡市)と連携し、羽田空港発九州行きの割引クーポン施策を開始した。同施策は九州観光機構20周年企画「いこっ、九州。~KOI九州~」キャンペーンの費用補助のもと実施する。

 九州の旅行がお得になるクーポンは「九州に来てみらんねクーポン」「九州に行ってみらんねクーポン」で、それぞぞれ利用可能条件が異なる。2人では最大1万2000円引き。先着順となっており、規定枚数に達し次第終了する。

 出発対象期間は11月1日~26年2月28日まで。出発地は羽田空港、対象到着空港は九州内の空港。

 ANAウェブサイトでは、ANA九州内各支店がおすすめする観光地や食などを紹介する専用ページ「ANAで行かん?秋から冬へ、一緒に九州旅」を開設し、クーポン情報に加え、秋冬の観光地・食のおすすめ情報を掲載している。ANA福岡支店とANA Xは九州観光機構とともに、年間を通じた空港需要の創造と首都圏からの誘客拡大をはかっていく。

9月9日から「“そら”と“りく”の日本の旅フェア」 JALUX×JR東海リテイリング・プラス

2025年9月4日(木) 配信

「そらとりくのグミ」(270円)

 JALUX(河西敏章社長、東京都港区)とJR東海リテイリング・プラスは9月9日(火)から、羽田空港・成田空港の「JAL PLAZA」や東海道新幹線沿線駅の「PLUSTA」などで、「“そら”と“りく”の日本の旅フェア」を開く。オリジナルコラボレーション商品などを29日(金)まで限定販売する。

 JALのグルメブランド「JAL SELECTION」とJR東海リテイリング・プラスのオリジナルブランド「米サンド」がコラボした「米サンド(すき焼き風)国産黒毛和牛肉使用」や、JALビーフコンソメを使用したサンドイッチ「オムレツサンド(ビーフコンソメ風味)」、菓子「そらとりくのグミ」などフェア限定商品を展開する。

 両社のコラボは2023年2月に続き2年半ぶり、2回目となる。

九州7県が万博で合同出展、食・観光・文化の魅力を一体発信

2025年9月4日(木)配信

(右から)大石賢吾長崎県知事、服部誠太郎福岡県知事、山口祥義佐賀県知事、木村敬熊本県知事、佐藤樹一郎大分県知事、河野俊嗣宮崎県知事、塩田康一鹿児島県知事

 大阪・関西万博の会場内にあるEXPOメッセ「WASSE」で9月3日(水)、九州7県の合同出展イベント「九州の宝を世界へ~Treasure Island・KYUSHU~」が始まった。会期は5日(金)まで。

 各県がブース出展し、それぞれの食や観光などの魅力をアピールするほか、九州の食材を使った「九州宝弁当」や地酒を提供する「九州の食」コーナーを設け、九州全体の多彩な食文化を発信する。

 3日午前には7県の知事が登壇し、オープニングセレモニーを実施。合同出展を各県に呼び掛けた長崎県の大石賢吾知事は「九州の魅力を国内外に発信するとき、九州一体となって取り組むことがより効果的だ。九州7県が一体となってこの3日間盛り上げていきたい。ぜひ実際に九州に足を運んでいただければ」とあいさつした。

 会場には各県の特色を生かしたブースが並ぶ。福岡県は「食の王国 福岡」をテーマに屋台風のカウンターを設け、博多和牛や天然マダイなどを紹介。佐賀県は今年開窯350年を迎えた鍋島焼の展示や、花びらに囲まれて佐賀酒を楽しめる「SAKURA CHILL BAR」を実施する。

 長崎県は中華街をイメージしたブースで、美食と絶景を軸に多彩な食材と観光地を発信。「玉縁茶そのぎ茶さえみどり」やカステラの試飲・試食もある。熊本県は雄大な阿蘇の魅力をVR映像で紹介するほか、くまモングッズが当たる抽選会を行う。大分県は別府温泉の街並みを再現したメタバース体験や別府竹細工の制作体験、ハーモニーランドからハローキティの登場など盛りだくさんの内容だ。

 宮崎県は「日本のひなた」として温暖な自然と神話に彩られた文化を伝える。鹿児島県は屋久島や奄美大島など世界自然遺産を紹介するとともに、黒牛や黒豚など「黒」にちなんだ特産品をPRしている。

 さらに、会場内ステージでは九州各地に受け継がれている伝統芸能を披露。3日午後には中国から伝わった長崎の伝統芸能「変面ショー」があり多くの来場客で賑わった。5日は鹿児島の島唄ライブや大分のキャラクターグリーティング、福岡の神楽演舞などが行われる。

「いわき・ら・ら・ミュウ」が道の駅に 9月12日にグランドオープン、日本一の売上高目指す

2025年9月4日(木) 配信

直営店「銘品プラザ」(イメージ)

 いわき市観光物産センター(下山田松人社長、福島県いわき市)は運営する観光物産館「いわき・ら・ら・ミュウ」を9月12日(金)、福島県内36カ所目の道の駅としてグランドオープンする。設置者は第3セクターの民間会社で、道の駅で売上高日本一を目指す。

 同施設は1997年に開業。運営を続けながら改修を行い、直営店の「銘品プラザ」増床や、24時間利用可能な大型トイレ・館内外サインのリニューアルなどを実施した。

 銘品プラザは道の駅の目玉として、1・5倍にリニューアル。新たに福島県産・いわき市内で生産された果物や野菜を多く扱うほか、いわきの特産物、オリジナル製品など土産品を豊富に取りそろえる。福島県の三大銘菓として、三万石の「ままどおる」、柏屋の「薄皮饅頭」、かんのやの「ゆべし」も販売する。

「あじフライの右京」

 新店舗は「あじフライの右京」。地元常盤ものを使用したアジフライ専門店で、さくさくフワフワの究極の逸品を目指す。おすすめは、あじフライ・日光唐揚げ・釜揚げしらすの地場3種が味わる「常盤ものグルメ膳」2000円~。

 「道の駅 いわき・ら・ら・ミュウ」のオープンを記念し、9月12日から週末を中心に2週間さまざまなイベントを開催する予定。9月13日は伝統芸能じゃんがら念仏踊り、14日はフラ・タヒティアンダンスショー、15日は和太鼓演奏などが披露される。また、21日はいわき市出身の俳優・武田玲奈さんが1日駅長を務める。

全国の消費免税店数は6万3278店に(観光庁) 半年間で1886店増加

2025年9月4日(木) 配信 

 観光庁がまとめた2025年3月31日現在の消費免税店数は、6万3278店で、前回調査の24年9月30日から半年間で1886店(3・1%増)の増加となった。

 内訳は、三大都市圏は3万9431店、三大都市圏を除く地方は2万3847店。いずれも前回調査(24年9月30日)に比べ、3・1%増となった。

 都道府県別で、前回調査から最も多く増加したのは、大阪府で334店、次いで東京都の301店。

JTB、農泊地域を表彰 グランプリは「笛吹市農泊観光ツーリズム推進協議会」

2025年9月4日(木) 配信

受賞した農泊地域の代表者たち

 JTB(山北栄二郎社長)は9月1日(月)、東京都内で農泊地域を表彰する「地域の滞在プランコンテスト」の表彰式を開き、グランプリに「笛吹市農泊観光ツーリズム推進協議会」(山梨県笛吹市)が選ばれた。

 同表彰事業は、農林水産省の農山漁村振興交付金を活用し、同省が農泊に取り組む全国の地域から、インバウンド(訪日外国人旅行)の誘客体制強化に注力する40地域を「農泊インバウンド受入促進重点地域」に選定。このなかから、とくに食関連消費拡大につながる滞在プランの造成・販売に取り組む地域を表彰した。

 事務局を務めるJTBが2025年6~7月にかけて募集。外部審査委員による審査の結果、グランプリのほか、優秀賞の2地域、協賛企業による企業賞の5地域で計8地域を選定した。受賞地域には副賞として応募プランのPR支援や伴走支援、協賛企業によるブラッシュアップ支援を提供する。

 受賞地域とプラン名は次の通り。

 【グランプリ】

 笛吹市農泊観光ツーリズム推進協議会(山梨県笛吹市):富士山を越えてめぐる農の恵み~世界農業遺産の地で味わう、人と自然の共生の知恵~

 【優秀賞】

 白峰林泊推進協議会(石川県白山市):自然の聖地「白山」 いのちの水を巡る旅

 大紀町地域活性化協議会(三重県・大紀町):伊勢と熊野の二大聖地を結ぶ熊野古道伊勢路~巡礼・食旅~Kumano Kodo Iseji Gastronomy Journey

 【企業賞】

 ABCクッキングスタジオ賞=おおぎみツーリズム地域協議会(沖縄県・大宜味村):よんな~沖縄・アグリ&アドベンチャートラベルin大宜味

 Booking.com賞=南丹市美山エコツーリズム推進協議会(京都府南丹市):米がつなぐ暮らし~美山から伏見、米文化をめぐる旅

 JTB賞=てしま農泊推進協議会(香川県・土庄町):瀬戸内・豊島「水がつなぐ島の物語」

 オレンジページ賞=田原市農泊推進協議会(愛知県田原市):Salt Voyage 海が結ぶ塩の道

 楽天地域創生事業賞=寺泊広域まちづくり協議会(新潟県長岡市):『旨味』と『技』を識る、職魂(しょっこん)に触れる寺泊ガストロノミープラン