クラツー、「旅のスケッチブック」20周年記念特別ツアー造成

2018年5月17日(木) 配信

講師作品(久納隆司氏)

クラブツーリズムは、「旅のスケッチブック」ツアー20周年を記念した特別企画商品を売り出している。過去の人気コースをアレンジした「思い出のコース」や、初心者も楽しめる企画を用意した。また、フェイスブックにスケッチツアー専用アカウントを開設した。

 「旅のスケッチブック」は、クラブツーリズムが旅に専門性やテーマ性を持たせたツアーを企画し始めた時期に産声をあげ、旅先で“絵になる風景”を水彩画で描くスケッチツアーとして展開してきた。これまでに約30人の講師がツアーに同行。スケッチを学ぶ室内講座から、著名な水彩画家と行くツアーまで幅広い商品を展開。旅先も国内だけではなく、ヨーロッパやアジアなどの海外コースも造成している。
 

コース一例・概要

朝晩は霧に包まれた中世英国の世界 天栄村 ブリティッシュヒルズ2日間

旅行日程:7月30日(月)1泊2日

旅行代金:5万5800円(2人1室、1人料金)

出発地:東京

宿泊:天栄村 ブリティッシュヒルズ(福島県岩瀬郡)

講師:久納隆司氏

内容:

 2008年秋に実施したスケッチツアーを、時期を変えて案内。スケッチのモチーフの宝庫であるブリティッシュヒルズで中世の英国の雰囲気に浸りましょう。

20周年記念講演&デモンストレーション「旅とスケッチで感動人生を!」

日程: 2018年8月25日(土) 講座

講演・午後1:00~午後2:30 ペン彩デモ・午後2:45~午後4:00

受講料: 4千円

会場:新宿アイランドウイング(本社)

内容:

04年クラブツーリズム創業記念オープニングセレモニーで「旅とスケッチで感動人生を!」 と題し講演を行った五十嵐吉彦氏による20周年記念講演。日本・海外での貴重なスケッチ体験を語るほか、再現デモンストレーションを実施する。

スケッチフェスタ2018 in 鎌倉 

旅行日程:2018年9月30日(日) 日帰り・現地集合現地解散プラン

旅行代金:3千円

開催地:鎌倉

講師:王 軍氏、田村正樹氏、鈴木新氏、蘆万喜氏

内容:

 鎌倉市内の各スポットでスケッチ体験講座や講師によるデモンストレーションを予定。そのほか、下記の街歩きプランを用意する。

①鶴岡八幡宮境内での水彩デモンストレーション

②鶴岡八幡宮での初心者向けスケッチ体験

③小町通りでの水彩色鉛筆による絵はがき講座

④鎌倉商工会議所での「初めてのスケッチ体験講座」

⑤鎌倉商工会議所/本覚寺での「写仏を描いてご朱印をもらおう」講座

⑥街歩きプラン「鎌倉歴史ぶらり旅」(講師:長坂 正紀氏)

※事前に予約が必要となる

問合せ:クラブツーリズム株式会社 カルチャー旅行センター

TEL:03-5323-5590(月~土曜日、午前9:15~午後5:30/日曜・祝日 休)

京都の道案内人「修学旅行生お助けマン」 6月7日(木)まで

2018年5月17日(木) 配信 

「修学旅行お助けマン」に並ぶ学生ら(清水寺前)

京都の玄関口であるJR京都駅と世界遺産・清水寺で年5月15日(火)から、目的地への行き方が分からず困っている修学旅行生に道案内などを行う「修学旅行生お助けマン」事業を始めた。事業期間は6月7日(木)まで。

 京都府旅館ホテル生活衛生同業組合教育旅行部会が実施。京都への修学旅行生誘致に貢献するとともに、京都市市民憲章「わたくしたち京都市民は、旅行者をあたたかくむかえましょう。」を実践する取り組みでもある。

 関係者各位の協力のもと、全国の修学旅行生に喜ばれるよう、「旅行者に優しい」取り組みの輪を広げていく。

「修学旅行生お助けマン」事業概要

期間:2018年5月15日(火)~6月7日(木)

 (毎週:火曜・水曜・木曜日、延べ12日間)

場所:

(1)清水寺:境内入口「元警備詰所」前

(2)JR京都駅:駅正面ハイビジョン前

時間:

(1)清水寺:午前11:00~午後3:00

(2)JR京都駅:午前10:00~午後2:00

内容:

主として修学旅行生を対象とした交通ガイド

参加者:

京都府旅館ホテル生活衛生同業組合教育旅行部会会員(43店舗)

※各ガイド場所に2人ずつ参加する。

横浜開港祭で「クルーズ・カーニバル横浜」開催 手軽にクルーズを

2018年5月17日(木) 配信 

クルーズ・カーニバル横浜 ロゴ

クルーズプラネット(小林敦社長、東京都渋谷区)は6月2日(土)に神奈川県・みなとみらいで開かれる「横浜開港祭」に出展し、VR(仮想現実)のクルーズ体験などが楽しめる「クルーズ・カーニバル横浜」を開く。

 横浜開港祭は1981(昭和56)年に始まり、今年で37回目を迎える。毎年約75万人が訪れるほどの人気。同社はクルーズの敷居が高いといったイメージを払しょくするため、さまざまなコンテンツを用意。地元・横浜港発着クルーズを手軽に楽しんでもらえるよう周知をはかる。

 イベントではプレミアム客船「ダイヤモンド・プリンセス」と、横浜港発着は初の「クイーン・エリザベス」のコース詳細を紹介。最新VRシステムを駆使し、ダイヤモンド・プリンセスによるクルーズのバーチャル体験が可能だ。ダイヤモンド・プリンセスに関しては、同船のフォーマルナイトの人気イベント「シャンパンウォーターフォール(シャンパンタワー)」が楽しめる。「インスタ映え間違いありません」(同社)。

ダイアモンド・プリンセス
クイーン・エリザベス

 フォーマルナイトのファッションコンテストも行う。出場者を募り、自身のフォーマルナイト・ファッションを披露してもらう。グランプリに輝いた人には、豪華クルーズ旅行をプレゼントするという。

 このほか、船内でのたしなみとして、プロのダンサーからドレスアップした女性をスマートにエスコートする秘訣を教わることができる。さらに船内で実際に踊ることができる簡単なダンスが披露される。

 イベントは午前11時から午後5時まで。開催場所は「みなとみらい ランドマークプラザ1階サカタのタネ ガーデンスクエア」。参加は無料で、事前予約も不要。

 横浜港は日本発着クルーズにおいて国内最大級の拠点港。日本船社の運航するクルーズ船の寄港回数は、17年が121回で全国1位だった。ただ、「横浜港から日本各地や海外へ、手軽にクルーズ旅行を楽しめることを知らない地元のお客様もまだ多いよう」と同社は話す。今回は「手軽さと便利さ」、「快適さと楽しさ」を広く横浜近郊に住む人らに知ってもらうことを目的に、「クルーズ・カーニバル横浜」の開催に至った。

「横浜開港祭2018」

横浜開港祭 2018 クルーズプラネット presents クルーズ・カーニバル 横浜
https://www.cruiseplanet.co.jp/setumei/setumei_cruisecarnival_180602.html

※フォーマルナイトは、夕食時に普段と違った装いでエレガントな雰囲気を楽しむ船会社のイベントの一つ。

西鉄初の観光列車、窯を設置し焼き立てピザを提供 来春から

2018年5月17日(木) 配信

THE RAIL KITCHEN CHIKUGOイメージ

西日本鉄道(倉富純男社長、福岡県福岡市)は2019年春、同社初の本格的な観光列車「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」の運行開始を予定する。筑後地方を中心とした、沿線地域の新鮮な食材を列車内のキッチンで調理する「料理」にこだわった観光列車。列車内には他に類を見ない“窯”を設置し、焼き立てのピザをメインに提供する。路線は天神から大牟田までの区間。

 背景には沿線地域の人口減少などによる輸送人員の減少が挙げられる。こうしたことから、列車自体が観光資源や情報発信源となり得る“観光列車”を運行することで、地域に人を呼び込む起爆剤にしたい考え。列車のコンセプトは「LOCAL to TRAIN~街を繋いできたレールは人をつなぐ時代へ」と設定。地域資源や訪れた人を結びつける列車として、さまざまな人とのコラボレーションで作り上げていく。

吉中課長(左)と倉富社長が意気込んだ

 

 5月14日(月)に東京都内で開いた会見で、倉富社長は観光列車などの取り組みで「福岡を訪れたお客様をおもてなしし、楽しんでもらえるよう努めていく」と意気込んだ。事業創造本部観光列車プロジェクトの吉中美保子課長は「天神―大牟田線の沿線は大宰府や久留米、世界文化遺産のある大牟田など観光資源が多い。また、筑後平野は農業が盛んな地域でもある。こうした豊富な地域資源を発掘、活用して地域の生活や文化を体感できる列車にしていきたい。地域の新しい魅力を作っていくことが特徴」と説明。「観光列車の運行で、鉄道に乗っていただけない地域の方にも『鉄道がある』というアナウンスをしていきたい」と語った。

 会見には今回の観光列車のプロデュースを手掛ける、トランジットジェネラルオフィスプロデューサーの甲斐政博氏と、車内内装デザインを担当するランドスケーププロダクツの片山貴之氏も登壇。甲斐氏は「福岡の印象は『食が豊か』と『人が温かい』こと。この印象を分かりやすく発信したいと考えた」と解説。「地元の人に愛され、世界中に魅力を発信できる列車にしていきたい」と想いを語った。片山氏は「地域活性のタネになれれば嬉しい」と述べた。

観光列車概要

 料理メニューは四季により異なる。運行開始時は春メニューで、八女市産のたけのこや大木町産のアスパラガスをふんだんに使用した、香り豊かなピザ、博多和牛や有明海柳川産の刺身海苔、みやま産のセロリなどを使った前菜を提供する。

メインディッシュのピザ

 沿線の食材をシンプルな味付けで引き出すため、東京都内などでピザを中心にレストラン展開するエンボカ代表の今井正氏と料理家の渡辺康啓氏が料理を監修。両氏が沿線の食材選びから携わり、同観光列車オリジナルの料理を作り上げる。

 ウェルカムドリンクは「あまおうプレミアムスパークリングワイン」を用意するほか、食事中のドリンクは沿線の地酒や果実酒をそろえる。

 料金は未発表だが、吉中課長は「少し良いレストランで食事をする程度」とコメントした。

運行日:金・土・日曜日、祝日(平日は旅行会社の貸切ツアーなどに提供する)

運行回数:ランチ、ディナーの2回

運行概要:ランチ午前11:30ごろ、西鉄(福岡)天神駅出発―柳川駅(降車のみ)―大牟田駅

ディナー出発午後5:00ごろ、大牟田駅出発―柳川駅(乗車のみ)―西鉄(福岡)天神駅

車両形式:6050形(3両編成)

座席数:52席

車両投資額:約5億円

【今後のスケジュール】

2018年9月ごろ 料金、運行・予約開始日、制服の発表/19年2月車両披露/19年春運行開始

インバウンド消費、引き続き好調!前年比50%増超えは過去10年で3回目 (旅行収支)

2018年5月17日(木) 配信

国際収支統計(速報、財務省)によると、2018年3月の旅行収支は1453億円。昨年同期と比べ約60%(537億円)増加、14年以降4年連続で黒字となった。同日に発表された2017年度の旅行収支(12カ月間合計)は、1兆9325億円の黒字、前年度より5割増しとなった【図表参照】。インバウンド消費は依然、好調を維持している。

 過去14年分の統計を見ると、前年度と比べ50%以上の増加率を記録したのは、14年度と15年度の2回。16年度は0・5%の微増となっていたことから、インバウンド消費の減速を懸念する声も上がっていた。15年度の500%増には及ばないものの、今年度の5割増しは、インバウンドを対象にサービスを展開する事業者にとっては大きな安心材料となったはずだ。観光業界では、JTBや楽天トラベルなど、大手企業を中心に新たな取り組みをスタート、着手する動きがあり、2年後の東京五輪に向け、受入体制のさらなる充実を期待したい。

 海外での誘致活動を牽引する日本政府観光局(JNTO)では、富裕層の獲得に向けたマーケティングを行っている最中。数だけでなく、旅行客の質を高めるキャンペーンにも注力している。旅行支出の黒字額は今後、さらに増えることが予想される。

※表は公開時から修正を加え、差し替えました(5月17日14:40)

福島・飯坂温泉でコスプレイベント開催 5月27日(日)

2018年5月17日(木) 配信

福島県福島市の飯坂温泉で5月27日(日)、第1回「いいざか街コス」が開かれる。

 同温泉での取り組みは初めて。一部通りでの「歩行者天国」実施や入店できる店舗なども地元で調整している。江戸時代から続いていた豪農、豪商の旧家「旧堀切邸」での撮影も可能。イタリアの女性人気コスプレイヤー・ユリコタイガーさんもゲストとして来場する予定!

いいざか街コス概要

日時:5月27日(日) 午前11:00~午後6:00

   更衣室の利用は午後7:00まで

受付:共同浴場「鯖湖湯」向かいの特設テント

コスプレ参加(更衣室利用)費:500円

その他:無料駐車場は限りがあり、近隣のコインパーキングを案内する場合も。

プールデビューに!未就学児対象のエリア誕生、東条湖おもちゃ王国

2018年5月17日(木) 配信

ちゃいぷイメージ

東条湖おもちゃ王国(松崎直人支配人、兵庫県加東市)は6月30日(土)、プール施設「ウォーターパーク アカプルコ」で小学生以下の子供を対象にしたキッズエリア「ちゃいぷ」を新しくオープンする。屋根付きで直射日光を避けることができ、安心・安全に水遊びを楽しめることから、プールデビューにはぴったりのエリアという。

 担当者によると、ちゃいぷは未就学児限定のエリアで小さい子供も安心して遊ばせることができる。また、ウォーターパークアカプルコ全体で水着の下に水遊び用のオムツ利用が可能のため、オムツが外れていない乳幼児も利用できる点が嬉しい。

「ちゃいぷ」の概要

【2つのスライダー付プール】

(1) サイズ:W9・3㍍×D9㍍×H4・8㍍

   特徴:ペンギンがトレードマーク。3つのスライダーで楽しめる。

(2) サイズ:W12・3㍍×D12㍍×H4・8㍍

   特徴:スライダーと10㍍のプールが合体した、海賊船モチーフのプール。

【水遊びおもちゃがそろう2つのミニプール】

(1) サイズ:W5㍍×D5㍍×H1㍍

   特徴:アヒルの人形がいっぱいのプール。

(2) サイズ:W5㍍×D5㍍×H1㍍

   特徴:水遊びのおもちゃで遊べるプール。

【18㍍スライダー】

サイズ:W6・3㍍×D19・55㍍×H5・8㍍

 特徴:大人も楽しめる長さ18㍍のスライダー。

「ウォーターパーク アカプルコ」営業概要

ウォーターパーク アカプルコわんぱくプール

 

営業日:2018年6月30日(土)~9月9日(日)

※プール営業時間は閉園の30分前まで

※ちゃいぷ:2018年6月30日(土)~9月2日(日)

休園日:7月5日(木)、12日(木)、19日(木)、9月6日(木)

※7月20日~8月31日は休まず営業

入場料:

・プールセット(入園+プール入場+スライダーフリー)

 大人(中学生以上):2,100円、子供(2歳~小学生):1,300円

・サマーフリーパス(入園+プール入場+乗り物乗り放題+スライダーフリー)

 大人(中学生以上):3,600円、子供(3歳~小学生):2,800円

面積:約1万5千平方㍍

種類:

(1) 流水プール(幅6㍍、深0.9㍍、1周150㍍)

  「スプラッシュパレス」…巨大な宮殿から突然大量の水が放される日本初アトラクション

(2) 造波プール(水深0~1・3㍍)

(3) わんぱくプール(水深20~30㌢)

(4) トロピカルプール(水深約0・8㍍)

(5) 飛び込みプール(水深3㍍)

<アトラクション>

(1) ウォーター・ボブスレー(136㍍、108㍍、85㍍の3種)

  ※身長110㌢以上利用可

(2) アドベンチャーリバーライド(全長130㍍、高低差11㍍)

  ※身長135㌢以上利用可

(3) ハッピーヒル(ドーム型すべり台)

  ※小学生以下のみ利用可

ぐんまフラワーパークで「バラフェスタ」開催 5/19から

2018年5月17日(木) 配信

バラ園

ぐんまフラワーパーク(群馬県前橋市)は5月19日(土)から6月3日(日)まで、世界各国400品種1,600株のバラが楽しめる「バラフェスタ2018」を開く。今春、入園者が1千万人に達したことを受け、5月20日(日)には記念イベントも行う。

世界各国の珍しいバラの香りをたん能

 期間中は施設全体で400品種1,600株のバラが咲き誇る。同園のバラ園は、香りをテーマに植栽されていて、世界各国のさまざまなバラを楽しめる。今年の見どころは、「スタンダードローズの丘」。品種数を134品種まで増やし、今、注目を集める日本バラや、世界的にも珍しい大型のウィーピングスタンダード仕立てのバラを植栽した。

「バラのソフトクリーム」や「花のドレス」も

花のドレス

 6月3日(日)には、40年以上にわたり苗づくりからバラ園管理まで手がけてきたバラ栽培の達人・鈴木満男氏によるトークショーを行う。さらに、期間中はサントリーフラワーズが開発した奇跡の青いバラ「アプローズ」の切り花装飾や、この期間限定の「バラのソフトクリーム」も併せてお楽しめる。SNS映え間違いなしの写真スポットとして、まるで花を纏ったような写真が撮れる「花のドレス」も設置する。

入園者1千万人達成記念イベントも

ヴァイオリニスト末延麻裕子さん

 ぐんまフラワーパークは今春、入園者1千万人を達成した。これを記念するイベントも5月20日(日)に開催する。独自の演奏スタイルで注目されるヴァイオリニスト末延麻裕子さんのほか、さまざまなコンサートを開催する。

 5月19日(土)・20日(日)の2日間は、入園者1千万人を記念して各日とも1千人に、春に咲いたチューリップの球根を無料でプレゼントする。

 配布時間:(1)午前11:00、(2)午後1:00(各回500人)

バラフェスタ開催概要

日時    : 2018年5月19日(土)~6月3日(日)

営業時間  : 午前9:00~午後5:00

会場    : カネコ種苗 ぐんまフラワーパーク

所在地   : 群馬県前橋市柏倉町2471-7

入場料   : 大人(高校生以上) 700円、 子供(中学生以下) 無料

障害者料金: 本人と介添人1人まで無料(要障害者手帳)

しだみ古墳群をまるごと楽しめるアプリ ジーンがリリース

2018年5月17日(木) 配信

5世紀の光景 古墳群復原VR

スマートフォンアプリケーションの制作などを手掛けるジーンが、AR(拡張現実)・VR(仮想現実)を使って歴史の里 しだみ古墳群(愛知県・名古屋市)を丸ごと楽しめるスマートフォン・タブレット端末向けアプリケーション「Go!Go!しだみ古墳群」の配信を開始した。

 アプリ内の古墳マップでは、15基の古墳を地図上に表示し、最適な古墳巡りコースやそれぞれの古墳の解説を表示。古墳時代の段丘上や東谷山山頂から見た古墳時代の風景をVR技術で再現するほか、現在は見られない志段味大塚古墳や東谷山白鳥古墳の埋葬施設もVRやAR技術で復元している。

 自分の足で古墳群を巡りながら楽しむリアルRPG「しだみクエスト」では、ARを使ったロールプレイングゲーム。懐かしの2Dマップと最新のARカメラを組み合わせてゲームを進めていく。ストーリーはフィクションだが、登場する古墳や副葬品、埴輪は、実物に基づいて設定しており、ゲームを通じてしだみ古墳群のことを知ることができる。

ブッキングが宿坊体験「テラハク」販売へ協業 3年間で1000カ所の寺社登録目指す

2018年5月17日(木) 配信 

テラハクのサービス開始に向けパートナーシップを結ぶ

 

寺などに泊まる宿坊体験を企画・運営する和空(田代忍代表、大阪府大阪市)と、ブッキング・ドットコム・ジャパン(アダム・ブラウンステイン代表、東京都港区)はこのほど、新事業に向けパートナーシップを結んだ。和空は7月18日から自社が運営する寺社を使って、宿泊・体験施設として提供するサービス「テラハク」を始める。ブッキング・ドットコムはテラハクの販売を担い、両者で協業体制を敷く。今後3年間で1千カ所の寺社をテラハクの施設として登録を目指す。

 テラハクでは滋賀県にある1300年の歴史を誇る三井寺(園城寺※)境内にある塔頭などにも、宿泊できるようになる。和空の田代忍代表は「世界中のより多くの人に、さらなる日本の魅力に気付いてもらえる大きなきっかけになると期待している」と意気込みを語った。

三井寺(園城寺)塔頭「妙厳院」外観イメージ

 まずは約100施設をブッキング・ドットコムのサイトに順次掲載する。昨今、日本に滞在し体験を楽しむコト消費は訪日外国人のトレンドとなっている。今回の提携で、より深まる需要の受け皿とする方向だ。

 ブッキング・ドットコムは現在、ウェブサイトとモバイルアプリが40以上の言語に対応し、226の国・地域、13万以上の目的地を予約できる。リスティング数は2800万件以上に上る。このなかでも日本は人気だ。同社の日本での予約数は世界で8位につけ、「今や世界で最も人気な渡航国の1つとして注目されている」(同社)という。

 人気は数値としても表れている。17年の訪日外国人は2869万人で過去最高となり、18年1~3月期は762万人(前年同期比16・5%増)と引き続き好調だ。訪日外国人旅行消費額は、18年に入り、1~3月期として初めて1兆円を超えた。

 「今後さらに訪日外国人は増加し続け、リピート率も増えていくとみている。このなかで多くの旅行者は日本でのより特別な体験を求めている。今回の提携は旺盛な世界のユーザーの要求に応えるもので、世界中にユニークな施設を紹介することができる。一方、宿坊ブームにわく国内からの予約も、ブッキング・ドットコムを通じて簡単にできる。我われにとって日本は非常に重要な市場だ」(同社)。

(※)三井寺(園城寺)境内にある塔頭