アリストンホテル大分(仮称)、JR大分駅前近くに再OPEN 2021年春ごろ目途

2019年9月30日(月) 配信

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 アリストンホテルズアンドアソシエーツは2021年春ごろに、 今年3月に営業を終了した旧アリストンホテル大分(大分市都町2-1-7)の場所を駅前に移し、再オープンすると発表した。

 新たなアリストンホテル大分(仮称)は、アリストンホテルズグループ5棟目(九州では3棟目)となる。JR大分駅府内中央口徒歩3分で、長距離バス乗り場にも近く、観光・ビジネスの拠点として好立地となっている。新たなホテルの住所は大分市金池町2-6-4。

 同社は「運営していたアリストンホテル大分で培ったホテルの運営実績・経営ノウハウを生かし、 より一層利用者のニーズを汲み取ったホテルとして改めて開業する予定です」と意気込みを語った。

 既存ホテルは、アリストンホテル宮崎アリストンイン苅田北九州空港アリストンホテル神戸アリストンホテル京都十条(2018年5月10日開業) となっている。

東京湾屋形船でナイトクルーズ・エンタテインメント インバウンド向けに10月から

2019年9月30日(月)配信

東京湾屋形船(イメージ)

 訪日外国人旅行者向け「東京”屋形船”ナイトクルーズ・エンタテインメント」が、品川区の地域活性化助成制度を利用して、2019年10月8日(火)から2020年3月31日(火)までの期間、計24回運航される。

 事業主体は天王洲・キャナルサイド活性化協会(東京都品川区、理事長 三宅康之)。同協会が品川エリアの屋形船事業者10社と連携し、品川区の助成や旧東海道品川宿周辺まちづくり協議会の協力を得ながら行う訪日外国人マーケットに向けた産官連携事業だ。総合エンターテインメント事業を展開するアミューズが、企画・演出・コーディネートに全面的に協力する。

 屋形船はこれまで花見の時期、夏の納涼船、忘年会などの団体貸切での運航が中心で、訪日外国人旅行者はもちろん、日本人でも個人客が乗船できる機会が限られていた。

 そこでアミューズが「政府が2020年の目標に掲げる、 訪日外国人旅行者一人あたりの消費額20万円の達成(2018年度は15万4千円)のためには、欧米と比べて消費額が少ない日本での娯楽サービス費の支出を伸ばしてもらうことが肝要。とくにインバウンド対応が進んでいないエンターテインメントの多言語対応やビジネスモデルの転換が必要」として、「世界トップレベルの魅力を持つディナークルーズでありながら、外国人に開放されていない屋形船のインバウンド対応を」と、天王洲・キャナルサイド活性化協会に提案した。利用者130万人超の訪日外国人旅行者向けアクティビティ予約サイト「ボヤジン」の協力を得ながら進めてきた。

 事業を主催する天王洲・キャナルサイド活性化協会の三宅康之理事長は「当協会は品川・天王洲エリアの水辺の魅力とアートをコラボすることで魅力ある水辺空間を実現しようと活動してきた。今回、アミューズのプロデュース協力を得た運航企画で、急増している訪日外国人の皆さんや、屋形船未体験の国内旅行者、若者層の日本文化の再発見の機会にもしたい。またこれをきっかけとして、今後は助成なしでも継続できる体制を作り、大都会の真ん中に世界一の魚市場を抱える東京湾の魅力や、日本の健康的な魚食文化、長寿都市TOKYO!を海外に発信していきたい」と話している。

東京”屋形船”ナイトクルーズ・エンタテインメント

船内での食事(イメージ)

運航期間:2019年10月8日(火)―2020年3月31日(火)(毎週火曜日運航・年末年始、 祝日を除く・全24回)
運航時間:毎回午後7:00出港―同9:30帰港予定
乗船場所:天王洲 T-LOTUS桟橋(東京都品川区東品川2丁目地先 品川区天王洲アイル第三水辺広場隣接)
アクセス:東京モノレール天王洲アイル駅中央口、りんかい線天王洲アイル駅B出口から徒歩約5分
     JR品川駅港南口から徒歩約15分 
     ※乗船場所には駐車場・駐輪場がないので周辺の駐車場等を利用。
乗船定員:30人(申し込み先着順)※使用する屋形船により変動する場合がある。
参加費用:1人13,000円~(日本食フルコース、 アルコール含む飲み放題、 消費税を含む)
     ※船内実施プログラムの内容により異なる場合があります。
主催  :一般社団法人 天王洲・キャナルサイド活性化協会 
共催  :三河屋/平井/船清/大江戸/むつみ丸/中金/丸裕/丸長/幸吉丸/縄定
後援  :品川区  
企画協力:アミューズ  
制作協力:Voyagin/ケーブルテレビ品川 
協力  :旧東海道品川宿周辺まちづくり協議会/寺田倉庫
申し込み:下のサイトから(受付締切:各運航当日の午後4時)

□企画内容

 古くから営まれている日本の観光施設では、ビジネスモデルの転換の遅れや英語への苦手意識から訪日外国人旅行者向けの対応が進んでいなかったケースも少なくない。本事業では屋形船の船内表示などを多言語にて表記し安全対策を推進するとともに、英語版の航行案内ビデオの放映や英語対応ができるスタッフの同乗による料理解説など、訪日外国人旅行者向けのホスピタリティの向上に取り組む。

1:東京の水辺を巡る「知るエンターテインメント」

 江戸の歴史に触れられる名所「品川浦 舟だまり」の屋形船に乗り、天王洲、レインボーブリッジ、お台場、隅田川、東京スカイツリーなどの東京の代表的な景観を東京湾から眺めるナイトクルーズだ。英語対応ができるスタッフ、船内英語ビデオによるルート解説も行う。

2:鏡割りなど日本食文化体験「食べるエンターテインメント」

 江戸情緒たっぷりの屋形船の船内では、日本で古くから行われている開運のための「鏡割り」を体験し、揚げたての天ぷらなど懐石フルコースを楽しむとともに、英語による食材や食べ方など日本食文化の説明を行う。

3:プロカメラマンによる記念撮影「記録・拡散するエンターテインメント」

 プロカメラマンが乗船客のスマートフォンやカメラでの撮影代行も行う。プロが撮影した屋形船でのひとときを、自由にSNSに投稿してもらうことで、日本文化の魅力を世界に拡散することを促進する。

「女将のこえ226」菊池 成湖(まさこ)さん 、名月荘(山形県かみのやま温泉 )

2019年9月29日(日) 配信

名月荘の菊池成湖さん

日々是好日を願って

 「蔵王連峰から上る名月を見せて差し上げたい」と、1996年にこの高台に移転した。4千坪の敷地に趣の異なる客室が20室。室礼に遊び心があり、どこにカメラを向けても絵になる。大人の常連客のみならず、家族連れにも好まれている。

 成湖さんの前職はディスクジョッキー(DJ)。学生時代は大好きなスノーボードを存分にするためゲレンデでDJのアルバイトをし、銀行、スノーボード店勤務後、地元のラジオ局に入社。後にフリーランスになった。

 名月荘との縁は、実父と同館の税理士が友人だったことから生まれた。「手伝わなくていいよと言われましたが――。旅館あるあるですよね(笑)」。

 新たな世界で、「名月荘に合う私の仕事を見つけよう」と考えた成湖さん。それは結婚式だった。結婚式の司会者でもあった成湖さんならではの発案だ。「これから50年も60年も共に暮らす方々のスタートをお祝いできる光栄な仕事です。スタッフも育ち、私がいなくても大丈夫。頼りになる社員プランナーもいます」。

 やりがいのある仕事を見つけた一方、前職との大きな違いも感じた。「ラジオや司会の仕事は終了時間がはっきり決まっていて、その後は自由でした。でも、旅館は長く働くことがいいという風潮があるな、と」。

 昨年、成湖さんは乳がんの手術をした。「実は、病気が分かってちょっとほっとしたんです。あまりに過密スケジュールだったので、『これで少し休める』と思う自分がいました」。患者の間では、がんになったことで、改めて日々の幸せや求めていたライフスタイルに気づくことなどをキャンサーギフトと表現すると聞いた。

 3年前に社長を継いだ夫の友伸さんと成湖さんは以前から、命令型組織ではなく「自分たちがいなくても回る会社」、つまり主体的な個々が生き生き働く組織を目指してきたが、病気によって、仕事と休み、心と体のバランスのよい職場づくりへの思いはより増したのではなかろうか。

 「いいスタッフばかりでありがたいです。リーダー不在でも意思疎通できるラインワークスの活用、リーダーとスタッフの交換日記、ロールプレイング、採用活動はスタッフと同行し、経営発表会は部門を横断して話し合うなどしています」。

 平穏な心を愛する成湖さん。名月荘にはそれが似合う気がする。一人娘のためにも過酷な仕事は残したくない。「使命感ではなく肩の力を抜いて楽しめたらいいな」。

 好きな言葉は「日々是好日」だ。

 (ジャーナリスト 瀬戸川 礼子)

▽住所:山形県上山市葉山5-50▽電話:023-672-0330▽客室数:20室(全90人収容)、1人利用お蔵のみ可▽創業:1956(昭和31)年▽料金:1泊2食付き34,170円~(税込)▽泉質:ナトリウム・カルシウム塩化物硫黄泉▽客室は離れタイプ。ゲストの趣味嗜好を極力把握し、居心地の良さを大切に。離れの談話室はヨーロッパの邸宅に来たような内装。

コラムニスト紹介

ジャーナリスト 瀬戸川 礼子 氏
ジャーナリスト・中小企業診断士。多様な業種の取材を通じ、「幸せのコツ」は同じと確信。働きがい、リーダーシップ、感動経営を軸に取材、講演、コンサルを行なう。著書『女将さんのこころ』、『いい会社のよきリーダーが大切にしている7つのこと」等。

「観光ルネサンスの現場から~時代を先駆ける観光地づくり~(176)」市民協働による新たな観光ビジョンづくり(新潟県上越市)

2019年9月28日(土) 配信

「高田まちかど交流館(旧第四銀行高田支店)」

 ポスト2020年を意識してか、各地で観光基本計画やビジョンの策定・見直しが進められているが、これら計画づくりには、いくつかの特色がみられるように思われる。訪日外国人客(インバウンド)の誘致とその仕組みづくりは共通だが、計画(事業)の推進母体の強化と再編、これらの計画を担う民間プレイヤーの発掘・育成、計画づくりへの市民参加といった点が大きな特色であろう。

 そんな事例の1つ、新潟県上越市では、今年度終了する「第5次観光振興計画」を踏まえ、新たな観光ビジョンづくりに着手した。

 上越市といえば、城下町高田、大河ドラマにもなった上杉謙信の居城春日山城、新水族博物館「うみがたり」を中心とした日本海エリアなどが有名である。既存計画では、これらゾーンを意識しながら地域資源のさらなる魅力向上や受入、人材育成、組織強化、観光情報・プロモーションなどの「持続的・基礎的取組み」、MICEやインバウンドなど「新たな交流機会の創出」、集客エリアの「周遊形成の取組み」という3つの施策を核とした施策の体系を描いていた。

 しかし、今回のビジョンづくりは、これまでの計画づくりとはひと味異なる視点と手法が導入されている。

町家を再生した「高田小町」が会場に

 その1つが「観光」概念の捉え直しである。典型的な観光地とはいえない上越にとって、「観光」とは何か。観光には、経済的効果と社会的効果があるが、今期のビジョンでは、来訪者と住民の交流を通じて、地域住民が地元への誇りと愛着を持つことや移住・定住の増加など、社会的効果が強く意識されている。コミュニティーに支持される観光地域づくりでなければ、結果的に「持続性」に乏しい。だから新たなビジョンづくりでは、「何のために観光に取り組むのか」「地域が目指す観光地域はどのようなものか」を、繰り返し問い続けている。

 2つ目は、ビジョンとこれらを実現するための担い手(プレイヤー)の拡充と役割の明確化である。どのような計画を描き、組織をつくっても、これらを担う人材が乏しければ絵に描いた餅になってしまう。今回は、ビジョン策定委員会と並行して、多くの市民と事業者らを巻き込んだワークショップや、「出前意見交換会」を積み重ねるという手法が導入されている。

 3つ目は、ビジョンそのものを簡潔に〝伝わる〟内容・構成にするという視点である。もちろん対象は市民や事業者である。どんなに精緻な計画を作ってもプレイヤーたる市民らに理解され支持されなければ、地域ぐるみの計画にはならない。

 誠に当たり前のことばかりではあるが、こうした市民協働による観光ビジョンづくりがようやく始まった。従来の計画づくりからすれば、一見、まわりくどい手法であるが、これからのビジョンづくりの王道ではないかと思う。

(東洋大学大学院国際観光学部 客員教授 丁野 朗)

観光庁、「リカレント教育」を 復職時はスキルより精神的ケアに 第2回 女性活躍推進有識者会議

2019年9月27日(金) 配信

検討会のようす。2019年9月27日、東京・霞が関で開かれた。

 観光庁は9月27日、観光分野の女性活躍推進に向けた第2回の有識者会議を開いた。このなかで文部科学省からは、女性の復職時に知識や技術のギャップを解消するための「リカレント教育」が紹介された。今年度から観光系のプログラムも始まっている。

 ただ委員からは「復職時はスキルだけなく、精神的な面をケアする必要がある。一定期間仕事から離れると、仕事をする自信が薄れる」との声も出た。復職への資格取得支援なども必要な一方、まず一歩踏み出してもらう工夫が大事になりそうだ。

 旅行業界などで働く女性の現状・課題の聞き取りも行った。19年4月時点における旅行会社管理職の男女割合が発表され、店舗営業に主軸をおく旅行会社以外の女性管理職割合は、ほとんどが20%を下回るなど低いことが分かった。

 「(女性活躍推進は)遅々として進んでいない」――。

 日本旅行業協会(JATA)内にある女性の地位向上を目指す「LADY JATA」委員会で、委員長を務める山本綾子氏(=日本旅行国際旅行事業本部公務法人営業部副本部長)はこう語った。

 同委員会は2012年に発足し、業界でも草分け的な組織。16年には女性活躍推進に関する提言を出している。山本氏は経営陣と職場環境の意識改革も必要だが、「女性自身も働くという覚悟・自覚を持たなければならない」と強調した。

 一方、女性活躍に向けては、まだ開拓しきれていない分野もある。近年市場が伸びているMICE分野だ。

 会では、MICE運営や管理の勉強会などを行う、MPI  Japan Chapterの山本牧子名誉会長がゲストスピーカーとして発言した。MPIは1972年に米国で創立。MICEの手配などをするミーティングプランナーなど、MICE専門家1万8000人以上が加盟する国際非営利団体となる。

 山本氏は「日本でも1995年から活動を行っているが未だ浸透していない現状がある。世界でみると、MPI会員のうち女性の割合は8割ほどと高い。日本でもミーティングプランナーとして活躍する女性を増やす余地はある」と語った。

 そもそも働き手としての女性の潜在的な市場は多い。文科省によると、18年の調査で就職を希望する女性は237万人と推計している。しかし、「(観光業で)実際に就職を希望している人材を探し出すことは難しい」と事務局は頭を抱える。

 今後、眠れる人材へいかにアプローチしていくかが、復職への後押しと同様に、越えるべき壁となりそうだ。

東武トップツアーズ、「東京2020オリンピック公式観戦ツアー」第2弾抽選販売を開始

2019年9月27日(金)配信 

特設サイトでの抽選販売受付は9月30日午前11時から開始する

 東京2020オリンピックオフィシャル旅行サービスパートナーである東武トップツアーズ(坂巻伸昭社長)は、来年に実施する「東京2020オリンピック公式観戦ツアー」の第2弾抽選販売受付を、2019年9月30日(月)から開始する。同ツアーは、観戦チケットに宿泊や交通機関、観光などをセットにしている。

 今回は、日本選手に注目が集まるゴルフ(女子)競技の全ラウンドが観戦できる5泊6日のコースをはじめ、3泊4日の日程に1競技の観戦チケットとフリータイムをセットし、自身で購入した観戦チケットを持つ人も、それを自由に組み込むことが可能な3コースの、合計4コースの抽選販売を行う。

 ツアーの受付は、2019年9月30日(月)午前11:00~10月15日(火)午後5:00までの間、同社ホームページ内掲載の特設サイトで受付を行う。抽選の結果は10月29日(火)に、受付で登録したメールアドレス宛てに連絡される。なお、東京2020大会に関する旅行商品については、同社ホームページの特設サイトに随時公開している。

東武トップツアーズが用意した4コースのツアー

A.「ゴルフ(女子)全ラウンド観戦チケット付き 5泊6日プラン」

 会場:霞ヶ関カンツリー倶楽部

B.「ビーチバレーボール観戦チケット付き フリープラン3泊4日」

 会場:お台場 潮風公園

C.「バスケットボール(女子)観戦チケット付き フリープラン3泊4日」

 会場:さいたまスーパーアリーナ

D.「サッカー観戦チケット付き フリープラン3泊4日」

 会場:埼玉スタジアム 2002

特設サイト

東武トップツアーズ東京 2020 オリンピック・パラリンピック特設サイト:

<東武トップツアーズ>東京2020オリンピック公式観戦ツアー メールマガジン
https://tobutoptours.jp/tokyo2020/

各種問い合わせ先

*商品受付などの問い合わせ:

東武トップツアーズ(株)メディア東京支店

 TEL:03-5843-9615

 営業時間: 平日 午前10:30~午後6:30、土日祝日 午前10:30~午後6:00

*商品内容・事前登録サイトに関する問い合わせ:

東武トップツアーズ(株)スポーツ・東京2020事業推進部

東京2020オリンピック・パラリンピックツアーデスク

 TEL:03-5348-2734、E-mail: top-sports@tobutoptours.co.jp

 営業時間:平日 午前9:30~午後5:30(土日祝休業)

世界遺産登録15周年記念 和歌山県内で社寺特別拝観などを実施

2019年9月27日(金) 配信

那智の滝ライトアップ

  今年7月、「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界文化遺産に登録されて15年目の節目を迎えた。これを受け和歌山県は10月1日(火)から、世界遺産登録15周年記念事業をスタートする。県内にある社寺での特別拝観や、熊野古道・高野参詣道でのウォーキングイベントなど、さまざまな企画を来年3月31日(火)まで展開する。

 社寺の特別参拝では、高野山エリアで総本山金剛峯寺奥殿を特別に公開。奥殿は、通常非公開の同寺の貴賓室で、襖絵には石崎光瑤画伯作の「虹雉」、「ヒマラヤシャクナゲ」や中島千波画伯作の「桜」などが収められている。金剛三昧院では、開創800年を記念し千手観音像(国指定重要文化財)を初めて公開する。

金剛峯寺奥殿「虹雉の間」

 熊野エリアでは、熊野速玉大社が世界遺産登録15周年記念特別展「熊野権現信仰の世界-熊野速玉大社の懸仏-」を開き、通常非公開の薬師如来懸仏(県指定文化財)などを特別に展示公開する。また関連企画として、那智の滝のライトアップなども行われる。

 このほかにも県内各地ではさまざまな特別拝観や関連イベント、お得なキャンペーンなどを用意している。県関係者は、「15周年に合わせて特別なプログラムをたくさん企画しました。これをきっかけに、和歌山へのご旅行を計画されてみてはいかがですか」とPRする。

世界遺産登録15周年特設サイト|紀伊山地の霊場と参詣道
https://15th.koyasan-kumano100.jp

スカイスキャナー、ブランドをリニューアル 持続可能な旅の実現を

2019年9月27日(金) 配信

新たなロゴマーク

 旅行比較サイトのスカイスキャナージャパン(東京都千代田区)はこのほど、ブランドをリニューアルを行った。併せて今後の方向性として「新しい持続可能な旅の実現を目指し、世界をリードする」と、新たなミッションを発表した。

 この取り組みを表現するため、ロゴマークやサイト・アプリ画面のデザインにくわえ、標準書体やイラストレーションの変更なども含めて一新。総合的なリニューアルとした。

 新しいロゴは、Sustainability(持続可能性)・Ideas(アイデア)・Destinations(旅行先)・Optimism(楽観性・ポジティブさ)の4要素をモチーフにしている。

 上部の5本線は日が昇るようすを、横に伸びる曲線は地球を表現している。その下の三角形は、地図上にピンで示された旅行先をイメージ。全体のメインカラーである「スカイブルー」は、世界中の旅先で眺められる鮮やかな空の色を表現し、同社の明瞭さやポジティブな姿勢を表しているという。

 2003年に英国のスコットランドで航空券比較検索サービスを開始した同社は、「旅の予約をシンプルで簡単にすること」を基本理念に掲げている。現在は航空券だけでなく、ホテルとレンタカーの検索も可能になり、提携サイトは約1200にのぼる。52の国と地域の旅行者にサービスを提供し、30言語に対応。世界の月間利用者数は1億人を突破し、アプリのダウンロード数は約9000万回にのぼる。

JTB、東京2020五輪観戦チケットを持っている人向けの宿泊プラン売り出す 9月27日(金)販売開始

2019年9月27日(金) 配信

ロゴ

 JTB(髙橋広行社長)は9月27日(金)午後2時から、東京2020オリンピック観戦チケットを入手している人向けの宿泊プラン「2020首都圏 夏宿泊プラン」を売り出す。競技会場へのアクセスが便利な都心エリアや横浜エリアのホテルなどを用意した。予約・販売は、JTB各店舗と旅の予約センターで行う。

 第1弾となる今回は、2020年7月10日(金)~8月11日(火)宿泊分で、部屋タイプはシングルを中心にツイン、トリプル、和洋室を備えるホテルもある。1人旅から家族旅行まで、さまざまな参加形態に対応する。

 ホテルの一例として、野球のチケットを持っている人向けには、競技会場となる横浜スタジアムまで電車で1駅のところにある「スターホテル横浜」が選べる。

 そのほか、国立代々木競技場へのアクセスが容易な五反田駅すぐの「ホテルマイステイズ五反田駅前」や山手線沿線、千葉、浅草など、エリアも多岐にわたる。

 同社では、第2弾の都内近郊ホテルの発売を12月ごろに予定している。

ホッケーのチケットを持っている人向け

「ホテルJALシティ羽田 東京」
アクセス:京浜急行空港線 穴守稲荷駅から徒歩3分。品川駅まで最速16分。
旅行代金:8月6日(木)宿泊 1万7800円(デラックスツイン利用/食事なし/2人1室利用・大人1人あたり/税・サービス料込)
◇近隣競技会場(一例):大井ホッケー競技場(ホッケー)
会場までの行き方:京浜急行空港線(エアポート特急)で1駅の天空橋駅にて、東京モノレールへ乗り換え。大井競馬場前駅まで4駅・約9分。

ハンドボール・ウエイトリフティングのチケットを持っている人向け

「ホテルマイステイズ五反田駅前」
アクセス:JR山手線五反田駅から徒歩30秒、都営浅草線・東急池上線も徒歩4分以内。東京観光にも便利。
旅行代金:7月30日(木)宿泊 2万3400円(スタンダードツイン利用/食事なし/2人1室利用・大人1人あたり/税・サービス料込)
◇近隣競技会場(一例):国立代々木競技場(ハンドボール)、東京国際フォーラム(ウエイトリフティング)
会場までの行き方:ハンドボール観戦の人は原宿駅まで4駅・約10分、ウエイトリフティング観戦の人は有楽町駅まで6駅・約17分といずれも乗り換えなし。

野球・ソフトボールのチケットを持っている人向け

「スターホテル横浜」
アクセス:みなとみらい線元町中華街駅徒歩約2分。赤レンガ倉庫・元町・中華街へも徒歩で行ける距離にあり、競技観戦や観光に便利。
旅行代金:8月3日(月)宿泊 1万6400円(街側ツイン利用/食事なし/2人1室利用・大人1人あたり/税・サービス料込)
◇近隣競技会場(一例):横浜スタジアム(野球・ソフトボール)
会場への行き方:横浜スタジアムの最寄り駅の日本大通り駅まで、みなとみらい線で1駅。

上記以外のホテルについても取り扱いあり。

ジャルパック×JAC、チャーター機の退役ツアーを共同企画

2019年9月27日(金)配信

JACのチャーター機イメージ

 ジャルパック(江利川宗光社長、東京都品川区)はこのほど、2019年11月に退役する日本エアコミューター(JAC、越智健一郎社長、鹿児島霧島市)の旅客機「SAAB340B」型機をチャーターし、ラストフライトを共にするツアー「SAAB340B退役チャーターツアー2日間」を企画した。日程は11月30日(土)発で2日間の催行。募集は10月7日(月)の午前10時まで受け付けている。

おつかれさまSAAB!特別な時間を共にしよう

 スウェーデンで開発製造された双発ターボプロップ旅客機SAAB340Bは、JALグループが保有する機材で一番小さな飛行機。鹿児島を拠点に「地域の翼」として、西日本や離島路線を中心に運航しているJACの代表機として27年間活躍してきた。SAAB340Bへの感謝の気持ちを込め、退役記念のチャーターツアーを実施する。

 チャーターフライトは定期便とは異なる特別航路で、鹿児島―徳之島間のフライトを用意。あわせて、鹿児島空港のJAC格納庫、シミュレーター棟見学やパイロット、客室乗務員によるトークイベントも楽しめる。

【30人限定の特別企画のポイント】

・1日目は鹿児島空港のJAC施設見学。格納庫でSAAB340Bを間近で見学できる。

・食事を楽しみながらのパーティーを開催。熱心な航空ファンとしても知られる東海ラジオの酒井弘明アナウンサーが司会のもと、パイロットや客室乗務員によるパネルトークも楽める。

・チャーター機の行き先は徳之島。定期便とは異なる特別航路で、奄美大島や喜界島など南の島々を空から観覧できる。また、徳之島空港では機体を囲んで写真撮影タイムを用意している。

※企画内容は変更の可能性がある

旅行日程

旅行行程表

ツアー詳細

募集期間:2019年9月27日(金)午前10:00~10月7日(月)同10:00

出発日:2019年11月30日(土)発 2日間

出発地:東京・大阪・現地(鹿児島)

旅行代金:9万4千円

(東京発/1室2人利用/チャーター機通路側席の場合の1人分代金)

使用機材:SAAB340B型機(機番:JA8594またはJA8703のいずれか)

利用ホテル:かごしま空港ホテル

食事:朝昼夕付き

最少催行人員:20人

募集人員:30人

申込条件:1人利用から申し込み可能(未就学の子供は参加できない)

添乗員:同行者なしだが、現地で係員が案内する

旅行企画・実施:株式会社ジャルパック

 観光庁長官登録旅行業第705号・(社)日本旅行業協会正会員

協力:日本エアコミューター株式会社

申し込み先

 同ツアーは抽選販売となる。申し込みや注意事項、詳細については下記サイトから確認をお願いする。