日本豆乳協会が観光地とコラボキャンペーン実施へ 豆乳に触れる間口広げ市場拡大を

2024年7月17日(水) 配信

日本豆乳協会・山﨑会長

 大手豆乳メーカー4社らで組織する日本豆乳協会(会長=山﨑孝一キッコーマンソイフーズ社長)は7月16日(火)に東京都内で会見を開き、2024年度の新たな取り組みとして、観光地とコラボレーションする「豆乳×観光地パッケージキャンペーン」(仮)を行うことを発表した。豆乳に触れる間口を広げ、さらなる市場の拡大を目指す。

 豆乳の生産量はこの10年で2倍となり、現在は年間40万㌔㍑を超える市場に拡大している。健康意識の高まりや、環境に優しいプラントベースの飲料に注目が集まるなか、同協会ではさらなる成長が見込めると期待。24年度は「いつでも、どこでも豆乳生活」をテーマに新たなコラボレーションや食育活動を展開する。

 観光地とコラボするCPは10月12日の「豆乳の日」を中心に、豆乳月間となる10月に観光地域や観光施設、宿泊施設で豆乳のサンプリングや情報発信コーナーの設置などを行い、観光客に豆乳の魅力を発信する。宿泊施設には、協会が持つさまざまな豆乳の開発メニューを提案し、豆乳料理の提供も行いたい考え。

 日常的に豆乳を摂取している人には旅先でも継続してもらい、また、触れたことがない人には旅先の非日常感のなかで豆乳を口にする機会を創出することを狙う。

 8月から希望地域や施設を公募し、実施する地域を選定する。詳細は協会のホームページなどで発表するという。

 なお、10月には飲食店ともコラボしたキャンペーンを実施する予定で、こちらも応募形式で実施の飲食店を決定する。

 山﨑会長は「豆乳には大きなポテンシャルがある」とし、「今までにない取り組みなので、観光関係の方でいいアイデアがあればぜひお寄せいただきたい」と呼び掛けた。

観光クロスオーバーサミット 星野佳路氏など観光業界のキーパーソンが多数登壇

2024年7月16日(火) 配信  

観光クロスオーバー協会の西岡貴史代表理事

 観光クロスオーバー協会(西岡貴史代表理事)は7月4日(木)、新しく観光で挑戦する人を応援するイベント「観光クロスオーバーサミット2024」を開いた。基調講演には、星野リゾート代表の星野佳路氏が登壇。観光クロスオーバーセッションには、JTIC.SWISS代表の山田桂一郎氏と観光庁観光戦略課長の河田敦弥氏が対談を行うなど、観光業界のキーパーソンが日本の観光の未来について語り合った。

 同イベントは、観光業界関係者だけではなく、スタートアップ企業関係者、学生や25歳以下の若者が参加した。

 西岡代表理事は冒頭、「観光産業は……

読売旅行協力会、本部理事総会開く 販促事業と会員数拡大へ

2024年7月16日(火) 配信

読売旅行協力会の岡崎彌平治会長

 読売旅行協力会(岡崎彌平治会長、914会員)は7月5日(金)、京王プラザホテル(東京都新宿区)で2024年度本部理事総会を開いた。今年度は、一般顧客向けにインターネットによる情報公開のほか、読売旅行とのコラボレーション企画による誘客事業、同社運営ECサイト「ツナモ」の会員施設ショップの参画拡大に力を入れる。

 岡崎会長は、コロナ禍が明けて訪日外国人旅行客が爆発的に伸びている一方で、「あらためて国内の観光需要を考え直す必要性がある」と指摘。観光需要の回復を担う国内旅行の需要喚起に向けて、会員施設への販促事業に注力し、会員数拡大を目指す方針を示した。

読売旅行の坂元隆会長

 来賓で出席した読売旅行の坂元隆会長は「協力会の方針を全面的にバックアップする」と強調。具体的な販促施策として、①商談会をきめ細かく開催②シーズンオフの集客に向け、広告やイベント開催の強化③月刊誌「旅行読売」に会員施設を紹介する専用ページの設置継続――を挙げた。

 商談会について、坂元会長は「ツアー造成のため、現地で下見会なども可能な限りあわせるカタチで行いたい」との考えを明かした。このほか、リニューアルした読売旅行のWebサイトで会員施設の紹介、読売グループ企業へ会員施設の宣伝活動などを検討していると語った。

読売旅行の貞広貴志社長

 続いて、読売旅行の貞広貴志社長は、読売旅行の新体制と経営方針を説明したうえで「23年度は5期ぶりの黒字で、財務も劇的に改善した。24年度は原点回帰し、団体旅行に人もエネルギーも注視して、しっかり利益を上げる」と述べた。

 あわせて、今年3月で終了予定だった送客キャンペーン「読売ロマンの旅in北陸」を半年間延長したことにも触れ、「旅で北陸を応援することに取り組んでいく」(貞広社長)と力を込めた。

読売旅行の阪本健司取締役事業統括本部長

 最後に、読売旅行の阪本健司取締役事業統括本部長は「主要部門である国内、団体旅行を中心に、きめ細かい手配と商品をつくっていく」と、読売旅行の業績状況や今年度の方針を説明した。

日本橋・ふくしま館で「メイドイン双葉町」の高品質タオルを特別販売 7月19日(金)から3日間 

2024年7月16日(火)配信

 東京・日本橋にある福島県のアンテナショップ「日本橋ふくしま館 MIDETTE(ミデッテ)」で2024年7月19日(金)~21日(日)までの3日間、高品質タオルを製造・販売する浅野撚糸(あさのねんし)が双葉事業所(福島県双葉町)で生産したタオルの特別販売会が開かれる。

 同社は昨年4月、福島復興の後押しをしたいという思いから、双葉町内にショップやカフェを備えた撚糸工場を開設した。本社は岐阜県内にあり、「エアーかおる」ブランドで販売するタオルは、吸水力や速乾性が高く肌触りもよいと人気だ。特別販売会では双葉町と共同開発し、双葉工場の糸で織られたタオル「ダキシメテフタバ」を販売する。期間中、フェイスタオル(19日)などを日替わりで20%引き販売するほか、税込3000円以上の購入でハンカチタオルをプレゼントする。

松江で貸切観光専門タクシー開始、21のモデルコース設定

2024年7月16日(火) 配信

貸切ジャンボタクシーで快適に観光

 運送やバス・旅行事業を行う流通(江原剛社長、鳥取県倉吉市)は7月11日(木)、島根県松江市などで貸切観光専門タクシー事業「松江観光タクシーR2」を始めた。

 松江市内発または同市内着の21のモデルコース(所要3時間から7時間30分)をそろえた。松江城と出雲大社(出雲市)の定番観光地をめぐるものから、レンタル着物とパワースポット巡りのセット、人気ドラマのロケ地となった奥出雲周遊など多彩だ。

 タクシー車両は6台保有し、うち5台が最大9人乗りのワゴンタイプ。シートや床面を改良した特別仕様で、家族やグループでの観光に便利だ。

 料金はモデルコース利用の場合、1台あたり3万3000円から。それ以外は30分5500円から。

じゃらん観光国内宿泊旅行調査2024 日本人の半数が宿泊旅行へ 若年男性の消費額が高い傾向に

2024年7月16日(火) 配信 

 

 じゃらんリサーチセンター(沢登次彦センター長)はこのほど、全国1万5520人の宿泊旅行者を対象に、「じゃらん観光国内宿泊旅行調査2024」を実施し、観光などを目的とした宿泊を伴う23年度(23年4月~24年3月)国内旅行の実態を調べた。

 この結果、観光目的での国内の宿泊旅行実施率は49・5%、国内宿泊旅行にかけられた費用総額は推計7兆9172億円、費用の4割以上を現地消費が占め、とくに若年男性で消費額が高い傾向にあることが分かった。

 23年度に国内宿泊旅行を行った人は49・5%となり、性・年代別では若年層の旅行実施率が高い傾向にあった。一方で、年間平均旅行回数や平均宿泊数は60代以上のシニア層も多く、延べ宿泊数でみると、18~29歳男女、60代男性、70代男性がボリュームゾーンとなった。

 都道府県別で、延べ宿泊旅行者数が最も多かったのは東京都。関東や九州などは居住ブロックからの旅行者が最も多かったが、東北、甲信越・北陸、東海、沖縄は、関東からの旅行者が最も多い傾向にあった。

 同行者については、「夫婦2人での旅行」が24・9%と最多。次いで、「ひとり旅」が15・9%。18~29歳男性では、「ひとり旅」が24・9%を占める。同じ年代でも女性では「友人との旅行」が24・5%とトップになった。

 国内宿泊旅行にかけられた費用総額は、推計7兆9172億円。このうち、3兆3773億円(42・7%)を現地消費が占めた。また、現地消費額が最も高いのは18~29歳男性で、平均3万1300円。

 じゃらんリサーチセンターの森戸香奈子主席研究員は、「新型コロナが5類へ移行し、本格的に動き出した23年度の国内旅行市場は、日本人の半数が宿泊旅行に出掛けたという結果になった。若年層が牽引したコロナ禍の市場動向の流れは続いており、女性若年層における旅行実施率の高さや、男性若年層における現地消費の高さが目立っている。一方で、シニア層は宿泊数が多く、宿泊費も高い傾向にある」と分析した。

「おかやま白桃パフェDays」 今年も8月9・10日(白桃の日)に開催

2024年7月16日(火) 配信

おかやま白桃パフェDaysリーフレット表

 8月9・10日を「白桃(はくとう)の日」と銘打ち、岡山特産の白桃とぶどう(シャインマスカット、オーロラブラック)を贅沢にあしらったフルーツパフェが楽しめるイベント「おかやま白桃パフェDays」が、東京(丸の内・新橋・汐留)で開かれる。開催日は8月9日と10日の2日間限定。今回は5店舗で開催、各店舗1日限定50食(※各店売り切れ次第終了)。販売価格や提供時間は店舗ごとに異なる(一部事前予約制の店舗もあり)。

 岡山が誇る特産品の白桃とぶどうを使ったスペシャルパフェは、共通したルールとして「岡山県産の白桃、シャインマスカットとオーロラブラックを使用した特製パフェを各店舗独自に考案して提供する」というもの。

 参加店舗は、丸の内エリアで「アフタヌーンティー・ティールーム丸の内新丸ビル」「デリーモ東京カフェ(大丸東京店)」「ダイワTOKYO(丸ビル)」、新橋エリアで「ビストロカフェももてなし家(とっとりおかやま新橋館)」、汐留エリアで「CHAYAマクロビ汐留(ザロイヤルパークホテル アイコニック東京汐留)」の計5店舗。

 岡山市東京事務所の関係者は「晴れの国おかやまはフルーツ王国。岡山産の絶品フルーツを使ったフルーツパフェを展開する取り組みも今年で15周年。白桃の日の東京開催は5店舗に減ってしまいましたが、食べられなかった方は岡山まで足を運んでいただければ、季節ごとの旬のフルーツを使用したフルーツパフェが通年で食べられます」とPRした。

ANA総研が聖心女子大学と連携協定 人材育成支援を

2024年7月16日(火) 配信

聖心女子大学安達学長(左)とANA総合研究所㓛刀社長

 ANA総合研究所(㓛刀秀記社長、東京都港区)は7月2日(火)、聖心女子大学(安達まみ学長、東京都渋谷区)と連携に関する基本協定を結んだ。連携授業の開講やイベントでの連携強化など、エアライン産業の魅力や将来性を伝えながら、人材育成支援を行う。同日、両者は聖心女子大学で基本協定調印式を開いた。

 連携内容は①教育、研究、文化の発展・向上に関する相互支援②聖心女子大学の学生及び教職員とANAグループ社員の相互交流③人材育成・キャリア形成に資する支援に関すること④聖心女子大学の学生及び教職員の研究成果・活動をANAグループの業務に生かすこと⑤地域社会の発展・活性化に関すること⑥そのほか、相互に連携・協力が必要と認められること――の6項目。

NAA、空港の仕事学ぶ小学生向けスクール開催 航空業界への就職を選択肢に

2024年7月16日(火) 配信

企画のイメージ

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)は8月1日(木)と2日(金)、全国の小学生を対象に、成田空港を支える仕事とその舞台裏について学ぶ「成田エアポート ワンデイ・サマースクール2024」を行う。航空業界への就職を将来の選択肢にしてもらいたい考え。

 同企画は毎年、夏休みに実施。今年は参画する空港内事業者数を増やしたほか、体験型のイベントも用意した。

 当日は税関の仕事を体験。グランドハンドリングや空港専用の大型消防車を見学する。さらに、機内食工場から届く弁当も食べることができる。対象は小学校5~6年生。保護者は同伴できない。募集人数は各日25人ずつ。応募者多数の場合は抽選となる。応募は成田空港ホームページで受け付けている。

名鉄観光バス協力会のドラゴンズパック会 ゆのくに天祥で総会開き100人が参加

2024年7月16日(火) 配信

総会であいさつする山本会長

 名鉄観光バス(荻本正久社長、愛知県名古屋市)の協力会「名鉄観光バス・ドラゴンズパック会」(会長=山本剛史㐂びの宿高松社長)は7月11日(木)、山代温泉「ゆのくに天祥」で今年度通常総会を開き、会員約100人が出席した。

 山本会長は「コロナ禍前と後では観光業界の景色が大きく変わっている。インバウンドで明るい兆しが見えているが、依然として厳しい状況が続いており、ピンチをチャンスに変えて、名鉄観光バスならびに会員皆様と有意義な情報を共有して、発展をしていきたい」と述べた。

名鉄観光バス・荻本社長

 名鉄観光バスの荻本社長(ドラゴンズパック会名誉会長)は、能登地震で風評被害がある北陸の地を応援し、同社も現地にバスを派遣して復興の手助けをしていることを伝えたうえで、「コロナ禍の4年間厳しい状況だったが、昨年より回復してきた。3月に観光バス会社として初めてのEV車を、5月には大型のサロンバス(トイレ付)2台を導入した。今後も新しい旅行コースなど積極的に会員の皆様と連携していきたい」とあいさつした。

 総会では、2023年度活動報告・収支決算を報告。24年度活動計画・収支予算案、役員選任、年会費の減額措置など議案通り可決した。