「観光革命」地球規模の構造的変化(194) 教育無償化と「旅育」推進

2017年12月27日(水) 配信

旅を通じて未知なる発見に出会う

 昨年12月に安倍政権の重要政策「人づくり革命」の具体化に向けて教育無償化が閣議決定された。安倍首相は「子供の未来に予算を振り向け、社会保障制度を全世代型に大きく転換してまいります」と述べ、2兆円規模の教育無償化政策パッケージをまとめた。

 2兆円パッケージの内訳は幼児教育・保育の無償化に約8千億円、待機児童対策に約3千億円、大学など高等教育の無償化に約8千億円、介護人材の処遇改善に約1千億円。財源は消費税10%への引き上げに伴う増収分(約1兆7千億円)と企業拠出金(約3千億円)を充当。官邸主導で決められた政策パッケージであり、自民党内からの反発が渦巻いており、政策実現に至るまでの紆余曲折が危惧されている。

 日本の旅行業界は安倍政権の「人づくり革命」や「教育無償化」に呼応して、「旅育」推進をもっと強く打ち出す必要がある。その際にすでに先行している「食育」推進に大いに学ぶべきだ。日本では2005年に「食育基本法」が施行された。子供が豊かな人間性を育み、生きる力を身につけていくためには「食」が重要であり、食に関する知識と食を選択する力を習得し、健全な食生活を実践できる人間を育てることが「食育」の目的だ。教育の根幹である「知育・徳育・体育」の基礎となるべきものとして「食育」が位置づけられている。

 食育も大切であるが、それ以上に「旅育」が重要だ。非日常の時空間を旅することによって、未知の世界・未知の人々・未知の物事に出会う。そのような未知との出会いを通して、子供たちは豊かな人間性を育み、生きる力を身につけていくことができる。

 旅行業界は観光庁に強く働きかけて「旅育推進法」の制定を目指すべきだ。食育基本法は農林水産省が関係各省と連携・協力して法律制定を後押しした。食育基本法の施行によって、食育関連事業への税金投入が可能になり、食育が活発化している。農林水産省は今年度予算約20億円を各種の食育関連事業に投入している。日本の旅行業界の持続可能な発展のためには日本人の国内旅行の活発化が不可欠であり、「旅育」推進はまさに「国家的課題」として政策展開がはかられるべきだ。そのためには国会での「旅育推進法」の制定が不可欠になる。

 

(北海道大学観光学高等研究センター特別招聘教授 石森 秀三)

コラムニスト紹介

石森秀三氏

北海道博物館長 石森 秀三 氏

1945年生まれ。北海道大学観光学高等研究センター特別招聘教授、北海道博物館長、北洋銀行地域産業支援部顧問。観光文明学、文化人類学専攻。政府の観光立国懇談会委員、アイヌ政策推進会議委員などを歴任。編著書に『観光の二〇世紀』『エコツーリズムを学ぶ人のために』『観光創造学へのチャレンジ』など。

 

トリアド口コミによる、「西郷(せご)どん」を知る10スポット発表

2017年12月27日(火) 配信 

西郷隆盛銅像

トリップアドバイザーはこのほど、「トリップアドバイザーの口コミによる、「西郷どん」を知る10のスポット」を発表した。

 2018年1月からの西郷隆盛を主人公としたNHKの大河ドラマ「西郷(せご)どん」が始まる。トリップアドバイザーへの口コミ投稿をもとに、西郷隆盛をより知ることができ、旅行者から評価が高かった10のスポットを選出。「18年は、口コミで人気の西郷隆盛ゆかりのスポットを訪れてみてはいかがでしょうか」(同社)とコメント。

「西郷どん」を知る10のスポット

 1位 西郷南洲顕彰館(鹿児島県鹿児島市)

 2位 西郷隆盛宿陣跡資料館(宮崎県延岡市)

 3位 城山(含:西郷隆盛洞窟)(鹿児島県鹿児島市)

 4位 維新ふるさと館(鹿児島県鹿児島市)

 5位 南洲神社と南洲墓地 (鹿児島県鹿児島市)

 6位 永国寺(熊本県人吉市)

 7位 西郷南洲謫居跡(鹿児島県龍郷町)

 8位 西郷隆盛誕生地碑(鹿児島県鹿児島市)

 9位 西郷隆盛終焉の地(鹿児島県鹿児島市)

 10位 西郷隆盛銅像(鹿児島県鹿児島市)

評価方法

 2014年12月1日から2017年11月30日までにトリップアドバイザー上に登録された観光スポットに投稿された日本語の口コミで、「西郷隆盛」について一定数以上の言及を含むものを対象に、口コミ評価点(5点満点)や、口コミ投稿数などをもとに、独自のアルゴリズムで集計したもの。

スポットの概要と口コミの紹介

1位 西郷南洲顕彰館 (鹿児島県鹿児島市)

西郷南洲顕彰館

 西郷隆盛の生涯を丸ごと学ぶことができる専門博物館。西郷隆盛没後100年の記念事業として、全国からの寄付で建立された資料館。なお、「南洲」というのは西郷隆盛が文筆活動で使っていた名前だといわれている。

口コミピックアップ

 ・「西郷隆盛の偉業を称えた資料館です。さすがは鹿児島です。よくぞ作ってくれた、という感じで西郷隆盛関連の資料館としては、恐らく屈指のものではないかと思います。西郷ファンにはたまりません。展示内容としては、遺品はじめジオラマで西郷隆盛の生涯がわかりやすく説明されており一見の価値はあります」

2位 西郷隆盛宿陣跡資料館 (宮崎県延岡市)

西郷隆盛宿陣跡資料館

 薩摩軍と官軍が戦った激戦「和田越の決戦」で敗北を喫した西郷隆盛軍が、宿陣をはった民家。ここで薩軍解散の命が出され、西郷隆盛は陸軍大将の軍服を焼いたといわれている。現在は資料館として整備され、隆盛愛用の遺品や戦争資料を展示。当時の軍議のようすを再現した部屋がる。

口コミピックアップ

 ・「宮崎県内で唯一、西郷隆盛と西南戦争に特化した史料館です。建物そのものは、明治5年ころに建てられた民家で、昭和の終わり頃までは住宅としても使われていたそうです。熊本県田原坂での戦闘以来、敗走に次ぐ敗走で、ここ延岡までたどり着いた西郷は側近らと今後の方針についての軍議を開きます。その状況を人形で再現しており、この施設の目玉ともいえる展示ですが、人形の出来映えが良くて激論している感じが見る者にひしひしと伝わってきます」

  3位 城山 (含:西郷隆盛洞窟) (鹿児島県鹿児島市)

城山からの眺め

 市街地の中心部に位置する標高107㍍の小高い山。鹿児島のシンボルである桜島、錦江湾そして市街地を眺めることができる「城山展望台」がある。城山は西南戦争最後の激戦地になった場所として知られ、薩軍本営が置かれた「西南戦争薩軍本営跡」が「ドン広場」と呼ばれる広場の近くに位置する。敗走した西郷軍が立てこもった「西郷隆盛洞窟」も中腹にある。

口コミピックアップ

 ・「城山ホテルの前にある展望所が鹿児島市街の向こうに桜島が見える絶景ポイントの1つです。山に登る中ほどより頂上寄り右側に西郷隆盛が自決した洞窟があります。見逃さないように!」

 ・「西郷隆盛が西南戦争終結前の数日間を過ごした洞窟です。 西郷隆盛や歴史に興味のない方にとっては、ただの洞窟に過ぎないでしょうが、西郷ファンにとってはすぐ近くにある『終焉の地』と並び必見のポイント。 明治維新の最大の立役者であると言ってもいい西郷隆盛が、いかに敗走の途中であったとはいえ、最後はこんなにも狭くて暗い洞窟で過ごさなければならなかったと思うと本当に胸が痛む思いです」

4位 維新ふるさと館 (鹿児島県鹿児島市)

維新ふるさと館

 鹿児島の歴史が一目で分かる資料館。地下1階の維新体感ホールでは、西郷隆盛や大久保利通の等身大ロボットやマルチスクリーンにより臨場感あふれるドラマが展開されている。西郷さんの軍服や大久保さんのフロックコートを実物大で試着できるコーナーもある。

口コミピックアップ

 ・「こちらでは西郷さんをはじめとする薩摩の英雄達の業績を学ぶことができます。近世の時代に関する展示もあり、鹿児島の歴史が良く分かりました☆展示物の量が多くて大変満足です。また、西郷さんの軍服や大久保さんのフロックコートを実物大で試着できますので、なかなか楽しいところでした」

5位 南洲神社 南洲墓地 (鹿児島県鹿児島市)

南洲神社

 西郷南洲顕彰館から歩いてすぐの場所に、南洲墓地と南洲神社が隣り合わせにある。南洲墓地には、西郷隆盛をはじめ、西南戦争で戦死した薩軍2千人以上の将兵が眠っている。1879(明治12)年に設けられた参拝所が、1922年には西郷隆盛を祭る「南洲神社」となった。公園から眺める桜島は絶景。

口コミピックアップ

 ・「このエリア一帯は西郷隆盛をはじめとする幕末の志士たちゆかりの地。南洲公園には南洲墓地があり南洲神社も。ひとつひとつに西郷さんの言葉が掲げられていて辛くなる場所が多いのですが、ここ南洲神社では癒されました。拝殿の中に愛犬を連れた西郷さんがいます。その可愛らしい姿に和めて良かったです」

 ・「西郷隆盛をはじめ、桐野利秋や篠原国幹などのお墓があります。西郷隆盛のお墓を中心に志士たちのお墓が並んでいるので、知っている人物のお墓を探してみるのもいいのではないでしょうか。西南戦争に興味のある人には思いをはせれる場所だと思います」

6位 永国寺 (熊本県人吉市)

永国寺

 幽霊の掛軸があることから「幽霊寺」とも呼ばれる「永国寺」。西南戦争では熊本から退却した西郷隆盛率いる薩軍が本陣を構えて33日間在陣したとして知られ、境内には「西郷本営跡碑」がある。戦火で全焼したが、明治24年に本堂が再建された。また、永国寺の裏手にある洞窟には薩軍が塩をはじめ多量の兵糧を洞窟億の石積む内に格納し、「西郷さんの塩蔵」と呼ばれて残っている。

口コミピックアップ

 ・「人吉市街にあるお寺です。創建は室町時代に遡り、人吉を統治していた相良氏によって建立されています。幽霊寺として有名ですが、西南戦争の際、薩摩軍の本営として使用されたこともあり、西郷隆盛が滞在していたことを示す碑も残 っています」

 ・「永国寺は幽霊寺として有名であるが、実はそのそばに西郷隆盛の塩蔵という西郷隆盛が西南戦争のときに塩や武器などを保管しておいた洞窟が存在する。今は荒れ果てたただの洞窟だがそこはかとなく歴史を感じる」

7位 西郷南洲謫居跡 (鹿児島県龍郷町)

西郷南洲謫居跡

 明治維新よりも前に、西郷隆盛は藩政府から命じられ、奄美大島の龍郷町というところで「菊地源吾」と改名。潜居生活を送っていた。そこで3年間過ごし、地元の女性 愛加那(あいかな)を妻に迎え、一男一女をそこでもうけたといわれている。ここは実際に西郷隆盛が家族と暮らしていた場所。西郷ゆかりの品や、勝海舟が碑文を書いた石碑などを見ることができる。

口コミピックアップ

 ・「西郷さんがここで暮らしていた時に、妻であった女性あいかなさんと暮らした家。二人の間に生まれた男の子は、やがて京都の2代目市長になったそうです。彼女が西郷さんに織ったという大島の着物もあるそうですが、着物業界では、西郷柄と言われているそうです。あいかなさんの末裔の方からお聞きできたお話は、興味深かったです」

8位 西郷隆盛誕生地碑 (鹿児島県鹿児島市)

西郷隆盛誕生地碑

西郷隆盛はこの地で文政10年に誕生した。育った家は、鹿児島城下を流れる甲突川の河畔地域にあり、敷地は明治時代より公園化され今も守られている。鹿児島市加治屋町は、西郷隆盛以外にも、大久保利通、東郷平八郎、大山 巌など多くの偉人の出身地としても知られる。

口コミピックアップ

 ・「維新ふるさと館の近くにある、西郷隆盛生誕の地。大久保利通の家も近くにあり、共に薩摩で育ってきたんだと思わせる場所です。家などの建物は残っていませんが、鹿児島ならではの西郷ゆかりの地めぐりを楽しめる場所だと思います」

9位 西郷隆盛終焉の地 (鹿児島県鹿児島市)

西郷隆盛終焉の地

 明治10年(1877年)年9月24日未明、城山を包囲した官軍は一斉に砲撃を開始。西郷軍は敵陣めがけて岩崎谷を駆け下り、最後の抵抗を示した。西郷隆盛は腰と太ももに銃弾を受け、別府晋介の介錯によって最後を遂げたと言われている。 介錯を行った別府晋介も自刃し、西郷の切腹を見守っていた桐野利秋、村田新八などは再び岩崎口に突撃して戦死し、西南戦争が終結した。

 口コミピックアップ

 ・「日本史に残る偉大な人物の終焉の地でもありますが、西南戦争が我が国最後の内乱であったことから、武士という存在もこの地で消滅したと個人的には思っています」

 ・「城山から降りて、鹿児島本線沿いにある、ちょっとわかりにくい場所ではありますが、西郷隆盛が自刃した場所という事で、非常に歴史的に価値のある場所だと思います。最後まで戦った西郷に思いを馳せて、手を合わせてみてはいかがでしょうか」

10位 西郷隆盛銅像 (鹿児島県鹿児島市)

西郷隆盛銅像

 軍服を着た迫力ある西郷隆盛像が城山を背景にして建っている。鹿児島県出身の彫刻家・安藤照による作品で、昭和12年(1937年)に完成。安藤照氏は、「忠犬ハチ公」の制作者でもある。

 口コミピックアップ

 ・「軍服の西郷さんはおおきいです。 遠目からもライトアップされていて、目立ちます。 犬を連れた西郷さんと違い、りりしいです」

 ・「上野の西郷さんは親しみやすい雰囲気もあり実際にすぐそばまで近づくことができますが、こちらは陸軍大将の正装でやや離れた位置からしか見ることができないため、より威厳を感じることができます。来年大河の主人公の西郷どん、上野の銅像とは趣が違い、威厳が違う感じがします。鹿児島の地を見守ってる存在です。わざわざ見にくる価値はあると思います」

クラツー、雑誌上で女性1人旅ツアー企画

2017年12月26日(火) 配信

CREAを通じて リアルに「ひとり温泉」「ひとり旅」の良さを体感できる紙面を作成

クラブツーリズムが、文藝春秋と共同で同社が発行する女性向けライフスタイル・マガジン「CREA」2・3月合併号(2018年1月6日発行)で、女性限定の国内1人温泉旅として「星野リゾート 界 川治で過ごす休日」を紹介する。

 雑誌「CREA」の主な読者層である20代後半~40代の洗練された都会的な女性に向け、「ひとり温泉」ツアーを企画。「1人で温泉に行きたい」という気持ちを誌面で喚起し、実際に行動しやすいよう、タイアップツアーとした。宿泊は星野リゾートグループの温泉旅館ブランドである「界」のなかから、鬼怒川上流の渓谷沿いに建つ静かな佇まいが人気の川治温泉を選定。部屋を1人1室、バスは1人につき2席分を用意する一方、ツアーには添乗員が同行。「団体ツアー」と「個人旅行の1人旅」の良さを合わせ持ったコースに仕上げた。また、同社発行の「CREA Traveller」2018年春号でも「新しいパリ」をテーマにしたタイアップツアーを予定している。
 

女性限定ひとり旅 「星野リゾート 界 川治」で過ごす休日

旅行日程:2018年2月28日(水)、3月2日(金)

旅行代金:5万4900円

行程:  1日目

横浜駅⇒新宿駅⇒日光東照宮(2時間自由滞在)⇒「界」 川治 宿泊
 

※希望者は湯西川温泉 かまくら祭へ案内

2日目 ホテル⇒那須ガーデンアウトレット⇒ホテルエピナール那須(ランチ) ⇒小山(いちご狩り)⇒新宿駅⇒横浜駅

※参加者は、60歳以下の女性の1人参加限定、各日最大23人。eCREAアンバサダー(CREA web公認ブロガー)が同行し、ツアー中のようすをInstagramで後日発信※12月22日に「CREA web」でも本ツアーを掲載する。

問い合わせ先:

TEL:03-5323-6644 (月~土曜日 午前9:15~午後5:30)

淀川国際ハーフマラソン参加者募集中 3/18開催

2017年12月26日(火)配信

 サンケイスポーツ(産経新聞社発行)などは、有森裕子ハート・オブ・ゴールド支援レース「第8回淀川国際ハーフマラソン」を平成30年3月18日(日)、淀川河川公園特設コースで開催する。現在、参加者を募集中している。

 「ハート・オブ・ゴールド」は、バルセロナ五輪で銀メダル、アトランタ五輪で銅メダルを獲得したマラソンランナーの有森裕子さんが設立したNPO法人(特定非営利活動法人)で、国内外の復興支援に取り組んでいる。本大会は2011年の第1回から「ハート・オブ・ゴールド」を支援。今回の大会参加費の一部はカンボジアの学校支援に役立てられる。

 第8回大会には有森さんをはじめ、トライアスリートとしても著名なフォークシンガー、高石ともやさんも参加。春の一日、大阪の母なる川「淀川」沿いを走ってみては。

有森裕子さん
髙石ともやさん

【開催概要】

【淀川国際ハーフマラソン】男女ハーフマラソン、スタート=大阪府・淀川河川公園(撮影・林俊志)

期 日 : 2018年3月18日(日)※雨天決行

会 場 : 大阪・淀川河川公園特設コース(外島地区スタート、フィニッシュ)

種 目 :  1、男女ハーフマラソン   参加費4200円(スタート午後 0:30)

     2、男女10キロ          参加費3700円(スタート午前10:45)

     3、ファミリー3キロ  参加費1千円(スタート午前10:00)

定 員 : 全種目合計8千人(先着順) 

     ※締め切りは2018年2月19日(月)必着

申し込み・詳細は大会HPへ

年末年始の営業日のご案内

2017年12月26日(火) 配信

拝啓 師走の候、貴社益々のご盛栄のこととお喜び申し上げます。

本年は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。

早速ではございますが、2017年12月27日から2018年1月4日までお休みとさせていただきます。よろしくご了承のほどをお願い致します。

お問い合わせ購読のお申込みにつきましては、1月5日以降順次対応させていただきます。

本年中のご愛顧に心より御礼申し上げますとともに、来年も変わらぬお引立てのほど、宜しくお願い申し上げます。

敬具

 

平成29年12月26日

株式会社 旅行新聞新社

代表取締役 石井 貞徳

「AGORA」で販売開始、JMBプレミアムツアー ジャルパック

2017年12月26日(火) 配信

ジャルパックは、JALグループ機内誌・会員誌「AGORA」1・2月合併号の掲載ツアーを売り出した(写真は、新コース 神秘の自然に出会う旅パース・ブルーム・メルボルン 9日間より)

ジャルパック(藤田克己社長、東京都品川区)はこのほど、「AGORA」2018年1・2月合併号掲載のツアー商品を売り出した。JALマイレージバンク(JMB)会員向けのプレミアムツアーとなっている。JALビジネスクラスとプレミアプエコノミークラス、エコノミークラスなど、商品によって選択できる座席が異なる。

 JALビジネスクラスとプレミアムエコノミークラスを選択できる、「ポレイア」と「ポレイア ネオ」の商品も売り出す予定だ。

AGORA1・2月合併号掲載、オススメツアー

「ベトナム名物「花鍋」とベトナム屈指のラグジュアリーホテルステイを愉しむホーチミングルメ紀行 5・6日間」

出発日:2018年4月1日(日)~9月30日(日)
出発地:羽田

「新コース 神秘の自然に出会う旅 パース・ブルーム・メルボルン 9日間」

出発日:2018年5月28日(月)、8月25日(土)、10月22日(月)
出発地:成田

「新コース 2 都市で2 連泊! ゴルファー憧れのセント・アンドリュースにも宿泊!スコットランド周遊  9日間」

出発日:2018年6月21日(木)、7月26日(木)、8月16日(木)
出発地:羽田

WILLERが台湾の旅行市場へ本格参入、JV設立へ

2017年12月25日(月) 配信 

台湾バス大手と提携

WILLER(村瀨茂高代表)と、台湾最大手の高速バス会社 国光汽車客運股份(陳文昌会長、国光客運)は2017年12月22日(金)に、国光客運の100%子会社の旅行会社「国光暇期旅行社股份有限公司」への出資に合意した。ウィラーと国光客運でJV(共同企業体)を設立。訪台旅行者、訪日台湾人へ新たな旅行体験を提供する。

 今回のJVの設立で、ウィラーは台湾旅行市場に本格的に参入する。今後はウィラーが持つ付加価値交通の創出力と、国光客運が持つ台湾でのインフラ基盤、ユーザーベースを組み合わせていく。同日に国光客運が運営する「国光客運台北バスターミナル(台北市内)」で事業提携契約書への調印式を実施。「国光暇期旅行社股份有限公司」は「国光威楽暇期旅行社股份有限公司」に商号変更する。今回の主力商品の1つとして、WILLERがベトナムですでに展開をしている「WILLERビークル」の紹介も行った。

事業提携内容

・台湾に訪れる世界中の旅行者をターゲットにしたWILLERビークルサービスの展開

・国光客運が運行する高速バスやWILLERビークルを活用した新しい台湾旅行スタイルの提供

・日本へのインバウンドプロモーションなどに活用できる国光客運が運行する高速バスやターミナルを活用した新しい広告媒体の開発と提供

事業提携契約書の調印式

事業提携へ調印式

 村瀨茂高代表は「我われが日本で展開してきた『安心』『ユニーク』『顧客との信頼』をもとに、顧客と一緒に、洗練されたこれまでにない世界観の旅行を、台湾に訪れるすべてのトラベラーへ提供していきたい」と力を込めた。

 国光客運の王應傑副会長は「台湾から日本への旅行者の数に比べ、日本から台湾への旅行者の数が少ない。昨今、台湾政府は日本人旅行者の増加に力を入れており、私たちも連携してこれを推進していきたいと考えている。そこでウィラーが開発している個人旅行向けの『WILLERビークル』を活用し、グローバルなお客様に対応できるサービスを提供していきたい。また、台湾の限られた都市だけでなく、地域の良さを旅行者に伝え、台湾観光業界の発展に貢献したいと考えている。」と強調した。

WILLERビークル

WILLERビークル車内

 WILLERビークルは、ウィラーが開発をしたIoTを活用した新しい観光交通。旅行者が海外旅行時に直面する言葉と交通の課題を同時に解決するサービスを提供する。

 ※車内サービス/設備は下記の通り

  ・大型モニター

  ・スピーカー

  ・冷蔵庫

  ・多言語対応コンシェルジュサービス

  ・GPSと連動した観光ガイド

  ・無料の車内Wi-Fi

  ・充電用USBポート

WILLER株式会社 会社概要

所在地:大阪府大阪市北区大淀中 1-1-88

代表者:代表取締役 村瀨茂高

設立:2005年6月9日

事業内容:移動マーケティング事業

・自社サイト予約取扱高:170億円(2016年)

・自社サイト予約取扱人数:約400万人(2016年)

国光汽車客運股份有限会社 会社概要

所在地:台北市中正区許昌街17号4階

代表者:会長 陳文昌

設立:2001年6月15日(民営化)

事業内容:運輸業

・高速バス路線数、104路線

・便数:5千便

・1日の乗車人員:9万人

国光暇期旅行社股份有限公司 会社概要

所在地:台北市中正区許昌街17号4階

代表者:黃雍軒

設立:1995年11月18日

事業内容:国内旅行事業、海外旅行事業

※「国光威楽暇期旅行社股份有限公司」に商号変更予定

観光関連予算294億円に、18年度予算から出国税60億円歳入

2017年12月25日(月) 配信

18年度予算が決定

政府は2017年12月22日(金)、2018年度予算案を閣議決定。観光庁関連予算は、前年比15・0%増の293億6500万円となった。また、同日政府は「観光立国推進閣僚会議」で19年1月に創設される「国際観光旅客税(仮称)」の使途に関する方針を決定。18年度予算では、19年1月7日からの徴収で総額60億円を歳入。そのうち、32億5千万円を観光庁が計上しCIQ体制の整備など新規性・緊急性の高い施策に充てる。

 観光庁関連予算の内訳として、一般会計が同18・0%増の248億円、復興枠は昨年同様で45億6500万円となった。「訪日プロモーションの抜本的改革と観光産業の基幹産業化」「『楽しい国 日本』の実現に向けた観光資源の開拓・魅力向上」「世界最高水準の快適な旅行環境の実現」を3本柱とし、訪日旅行の振興のみならず、「旅行安全情報等に関する情報プラットフォームの構築」にも力を入れていく。同事業は、概算要求後に盛り込まれたもので、国際観光旅客税(仮称、以下出国税)から1億円を投入。観光庁として初のアウトバウンドに特化した事業への予算措置となる。

 3本柱の中で107億6800万円と最も大きい予算額となった「訪日プロモーションの抜本的改革と観光産業の基幹産業化」では、うち13億円を出国税としての財源に企てる。「訪日プロモーションの抜本改革」に同15・0%増の100億1100万円を計上し、国別戦略に基づく市場別プロモーションなどを行っていくほか、出国税13億円を投入し、訪日無関心層に向けた「訪日グローバルキャンペーン」を本格的に実施していく。

 2番目に大きい予算額が付いた「世界最高水準の快適な旅行環境の実現」は同14・0%増の97億5千万円。うち12億円は出国税。「訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業」に同13・0%増の96億3200万円を計上し、出国税11億円を投じてICTを活用した多言語コミュニケーションの支援、無料公衆無線LAN環境の一層の充実などを行っていく。また、「旅行安全情報等に関する情報プラットフォームの構築」に出国税から1億円を投入し、海外旅行中に万一、テロや災害などが発生した場合、日本人旅行者の安否確認を迅速に行い、日本人旅行者が安全に滞在・帰国できるように安全情報共有プラットフォームの構築に努めていく。

 「『楽しい国 日本』の実現に向けた観光資源の開拓・魅力向上」は、同23・0%増の27億4900万円となり、うち7億5千万円が出国税としての財源となる。「最先端観光コンテンツ インキュベーター事業」に4億5千万円、「地域観光資源の多言語解説整備支援事業」に3億円を出国税からまかない、「モノ消費」から「コト消費」へと急速に変化を遂げる近年の消費動向に対応していく。

3分野に充当、使途の適正性確保

 出国税の充当事業は、①ストレスフリーで快適に旅行できる環境の整備②我が国の多様な魅力に関する情報の入手の容易化③観光資源の整備等による地域での体験滞在の満足度向上――の3分野。いずれも12月14日に取りまとめられた18年度税制改正大網に示されていたものだ。

 観光財源を充当する施策は、既存施策の財源の単なる穴埋めではなく、「受益と負担の関係から負担者の納得が得られること」「先進性が高く費用対効果が高い取り組みであること」「地方創生をはじめとする我が国が直面する重要な政策課題に合致すること」を基本的な考え方に据えている。

 そのため、使途の適正性を確保するため、受益と負担の関係が不明確な国家公務員の人件費や国際機関分担金などの経費には充てないこととされている。また、充当する3分野については観光庁所管の法律を改正し、法文上使途として明記するほか、予算書についても観光財源を充当する予算を明確化する。そのほか第3者による行政事業レビューを最大限に活用し、適切なPDCAサイクルの循環をはかっていく。

 なお、出国税の税収が満年度化する19年度予算以降は、硬直的な予算配分にならず、毎年度洗い替えが行えるよう、観光戦略実行推進タスクフォースで、民間有識者の意見も踏まえつつ検討を行い、予算編成を行っていく。また、予算の総合性の確保などをはかる観点から、観光財源を充当する具体的な施策・事業を観光庁に一括計上。その後関係省庁に移し替えて執行していく。

年末年始の旅行は、沖縄などビーチリゾートが人気

2017年12月25日(月) 配信

人気は国内、国外共にビーチリゾート(写真はイメージ)

日本旅行がこのほど発表した年末年始の人気の方面や旅行動向によると、沖縄やグアムなどビーチリゾートがファミリーを中心に人気という結果になった。

 国内旅行の人気1位は沖縄県で、夏休みランキング(7~9月)と同様の結果に。2位は城崎や白浜などの関西地方、3位は北陸地方という結果になった。2、3位はそれぞれクエやカニなどを楽しむグルメ旅が人気を集めた。直近1カ月の伸び率は、1位が北陸、2位首都圏、3位北海道の順。前年と比較した海外旅行人気ランキングは、1位がグアムで、以下2位ベトナム、3位タイ、4位香港、5位シンガポールと続く。また旅行者数でみる人気ランキングでは台湾が1位になり、2位に韓国3位にグアムと続く。なお同調査は、日本旅行の年末年始(国内は2017年12月25日月曜日~2018年1月4日木曜日宿泊、海外は2017年12月25日月曜日~2018年1月3日水曜日出発)の予約状況からまとめている。

日本旅行お勧めはベトナム。ランタン祭りなどが人気(写真はイメージ)

東京都・新島村「映像のチカラコンテスト2017」授賞式 一般審査員10人を大募集

2017年12月25日(月) 配信 

新島

新島村商工会(東京都新島村)は、「東京の島を知らない若い世代へ向けて島の魅力を発信して欲しい!」とのテーマを掲げ、東京都内で映像を学ぶ学生らを募り、コンテスト形式による新島・式根島のPRイベントを開く。

 2018年1月20日(土)には、伊豆諸島・小笠原諸島のアンテナショップ「東京愛らんど」で授賞式を開催。これに伴い、同コンテストのようすをSNSなどで発信する一般審査員10人の募集を開始した。

学生による映像で東京の島を知らない若者たちへ向けて伝えるコンテスト

 授賞式では、未来の金の卵になり得る新人クリエイターらの作品づくりに込めた想いや秘話を聴くことが可能。事前に参加表明をした人には、「世界最香峰セット」でお馴染みのくさや&ファブリーズ、新島・式根島の温泉セットをプレゼントする。2018年1月13日(土)までに東京愛らんどHPから応募する。

【受付中】一般審査員募集!東京の島! 映像のチカラコンテスト2017 | 伊豆諸島・...
https://www.tokyoislands-net.jp/event/4472
 新島村商工会では、「東京の島を知らない若い世代へ向けて島の魅力を発信して欲しい!」とのテーマを掲げ、都内で映像を学んでいる学生達を募り、コンテスト形式のPRイベントを開催しています。 ●12月1日(

 審査員には事前投票を含めて、東京宝島推進委員会委員長を務めるグラムコの山田敦郎社長をはじめ、東海汽船の山崎潤一社長のほか、プロの制作者として脚本家・演出家でもあるフジテレビ「ナースのお仕事」両沢和幸監督、「THE LAST MESSAGE 海猿」ラインプロデューサーの森井輝氏、日本テレビ「はじめてのおつかい」プロデューサーの福与雅子氏など。そのほか、「東京R不動産」林厚見氏、「日本仕事百貨」ナカムラケンタ氏など多岐にわたる豪華な顔ぶれ総勢17人を予定している。

開催概要

日時:2018年1月20日(土)午後5:00~7:30 作品発表&表彰式

   午後7:30~8:30 試食会

場所:伊豆諸島・小笠原諸島のアンテナショップ「東京愛らんど」

   東京都港区海岸1丁目12-2 竹芝客船ターミナル

5作品/4チーム

作品名:Follow me

チーム名:BUZZ(東洋大学×城西国際大学)

 

作品名:また来たいと思ってもらえる、島でありたい

作品名:式根島ベイベー

チーム名:東京デザイナー学院

 

作品名:式根島姉妹旅

チーム名:コンタクト(日本工学院専門学校)

 

作品名:きっと出会える、新しい自分

チーム名:STAND UP!!(日本工学院専門学校)

「映像のチカラコンテスト2017」公式サイト

神引展望台(式根島)