しだみ古墳群をまるごと楽しめるアプリ ジーンがリリース

2018年5月17日(木) 配信

5世紀の光景 古墳群復原VR

スマートフォンアプリケーションの制作などを手掛けるジーンが、AR(拡張現実)・VR(仮想現実)を使って歴史の里 しだみ古墳群(愛知県・名古屋市)を丸ごと楽しめるスマートフォン・タブレット端末向けアプリケーション「Go!Go!しだみ古墳群」の配信を開始した。

 アプリ内の古墳マップでは、15基の古墳を地図上に表示し、最適な古墳巡りコースやそれぞれの古墳の解説を表示。古墳時代の段丘上や東谷山山頂から見た古墳時代の風景をVR技術で再現するほか、現在は見られない志段味大塚古墳や東谷山白鳥古墳の埋葬施設もVRやAR技術で復元している。

 自分の足で古墳群を巡りながら楽しむリアルRPG「しだみクエスト」では、ARを使ったロールプレイングゲーム。懐かしの2Dマップと最新のARカメラを組み合わせてゲームを進めていく。ストーリーはフィクションだが、登場する古墳や副葬品、埴輪は、実物に基づいて設定しており、ゲームを通じてしだみ古墳群のことを知ることができる。

ブッキングが宿坊体験「テラハク」販売へ協業 3年間で1000カ所の寺社登録目指す

2018年5月17日(木) 配信 

テラハクのサービス開始に向けパートナーシップを結ぶ

 

寺などに泊まる宿坊体験を企画・運営する和空(田代忍代表、大阪府大阪市)と、ブッキング・ドットコム・ジャパン(アダム・ブラウンステイン代表、東京都港区)はこのほど、新事業に向けパートナーシップを結んだ。和空は7月18日から自社が運営する寺社を使って、宿泊・体験施設として提供するサービス「テラハク」を始める。ブッキング・ドットコムはテラハクの販売を担い、両者で協業体制を敷く。今後3年間で1千カ所の寺社をテラハクの施設として登録を目指す。

 テラハクでは滋賀県にある1300年の歴史を誇る三井寺(園城寺※)境内にある塔頭などにも、宿泊できるようになる。和空の田代忍代表は「世界中のより多くの人に、さらなる日本の魅力に気付いてもらえる大きなきっかけになると期待している」と意気込みを語った。

三井寺(園城寺)塔頭「妙厳院」外観イメージ

 まずは約100施設をブッキング・ドットコムのサイトに順次掲載する。昨今、日本に滞在し体験を楽しむコト消費は訪日外国人のトレンドとなっている。今回の提携で、より深まる需要の受け皿とする方向だ。

 ブッキング・ドットコムは現在、ウェブサイトとモバイルアプリが40以上の言語に対応し、226の国・地域、13万以上の目的地を予約できる。リスティング数は2800万件以上に上る。このなかでも日本は人気だ。同社の日本での予約数は世界で8位につけ、「今や世界で最も人気な渡航国の1つとして注目されている」(同社)という。

 人気は数値としても表れている。17年の訪日外国人は2869万人で過去最高となり、18年1~3月期は762万人(前年同期比16・5%増)と引き続き好調だ。訪日外国人旅行消費額は、18年に入り、1~3月期として初めて1兆円を超えた。

 「今後さらに訪日外国人は増加し続け、リピート率も増えていくとみている。このなかで多くの旅行者は日本でのより特別な体験を求めている。今回の提携は旺盛な世界のユーザーの要求に応えるもので、世界中にユニークな施設を紹介することができる。一方、宿坊ブームにわく国内からの予約も、ブッキング・ドットコムを通じて簡単にできる。我われにとって日本は非常に重要な市場だ」(同社)。

(※)三井寺(園城寺)境内にある塔頭

新社長に前JAL執行役員の江利川宗光氏、ジャルパック

2018年5月17日(木) 配信

江利川宗光氏

 

ジャルパック(藤田克己社長、東京都品川区)は5月15日(火)に開いた取締役会で、6月13日(水)以降の役員体制について、新社長に日本航空(JAL)前執行役員(3月31日付退任)の江利川宗光氏を決定した。6月13日開催予定の定時株主総会と総会後の取締役会における承認を前提とする。

 なお、藤田克己社長は6月13日の定時株主総会終了を以って退任する。 

【(新任)代表取締役 略歴】
江利川 宗光(えりかわ・むねみつ) 

1960(昭和35)年6月30日生

略歴

1985(昭和60)年4月   日本航空株式会社 入社
2009(平成21)年4月   (株)日本航空インターナショナル 人事部長
2010(平成22)年12月  日本航空株式会社 執行役員 人財本部長
2013(平成25)年4月   同社 執行役員 中国地区総代表
              兼 中国地区総代表室北京支店長 

徳島県が首都圏で初の観光商談会を単独で開く 

2018年5月16日(水配信 

首都圏初開催、参加者らは熱心に聞き入った

 

徳島県は5月15日(火)に東京・ホテル雅叙園東京で、首都圏で初めて旅行会社向けの観光商談会を単独で開いた。参加者は200人を超えた。飯泉嘉門徳島県知事自らが登壇し、徳島の魅力を熱く語った。飯泉知事は「毎年継続的に行いたい」と首都圏でのプロモーションに意欲を示した。

 同日は1部で旅行会社との個別商談会を実施した。2部で飯泉知事は食や文化、アートのほか、観光地、観光施設など県の観光プレゼンテーションを行った。飯泉知事は「徳島の魅力を感じてもらい、旅行商品の造成をお願いしたい」と強調した。

飯泉知事がプレゼンテーションを実施

 今回の単独開催について知事は「四国全体で行うことにも、もちろん意義はある。ただ四国内でも競争がある。首都圏の皆様により徳島を知ってもらいたい。一方、先んじて行うことで、他県も開催するはず。各県が開催すれば、結果として四国のPRに相乗効果が生まれる。旅行者の皆様から『四国に来てよかった』と言ってもらえるかが、非常に重要なことだ」と取材に応えた。

 懇親会にはJTBの髙橋広行社長ほか多数の来賓が出席した。髙橋社長は「私は徳島の出身。今回で徳島の観光振興に対する熱意を感じ取ることができた。我われもしっかりと期待に応えていきたい」と述べた。

JTB髙橋社長

 一方で、徳島県は17年の延べ宿泊者数では全国最下位(延べ210万人)に甘んじている。愛媛県と比べ、半数以下だ。髙橋社長は「今後狙うべきポイントは2つある。1つ目は関西国際空港に多く訪れるインバウンドをいかに呼び込むか。2つ目は首都圏市場をいかに攻略するかにかかっている」とし、観光商談会を「ぜひ定期的に続けてほしい」と呼び掛けた。

 このほか、懇親会では徳島県産の食材を使った料理や地酒が振る舞われ、参加者らは舌鼓を打った。その後阿波踊りが披露され、初の観光商談会は盛会裡に終了した。

大賞は金沢市「フルキ、ヨキ、ミライへ。」第66回日本観光ポスコン

2018年5月16日(水) 配信

「フルキ、ヨキ、ミライへ。」
KANAZAWA

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本観光振興協会(山口範雄会長)はこのほど、「第66回日本観光ポスターコンクール」の審査の結果、大賞の国土交通大臣賞に「フルキ、ヨキ、ミライヘ。 KANAZAWA」(出品・石川県金沢市、制作・金沢美術工芸大学)を決定した。 また、「フルキ、ヨキ、ミライヘ。KANAZAWA」は訪日外国人観光客への訴求に優れた作品として、今年から新設された「インバウンド賞」も併せて受賞した。

 同コンクールは、観光宣伝ポスターの質的向上と国内観光振興の促進を目的に、1947(昭和22)年から開いている。今回は全国から187作品の応募があり、53作品が第1次審査を通過した。この53作品を対象に、2018年4月27日、東京都・日本消防会館で審査会を開催。専門審査員に評論家の山田五郎氏、写真家・映画監督の宮澤正明氏、グラフィックデザイナーの左合ひとみ氏などを迎え、専門的な見地を交えて選考した。 

ストーリーのあるまち香美町

 この結果、総務大臣賞には 「ストーリのあるまち香美町」(出品・兵庫県香美町、制作・コパン・デザインソース )、観光庁長官賞には「幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン」(出品・JRグループ、制作・JR西日本コミュニケーションズ)、日本観光振興協会会長賞には「富田林観光ポスター※イラストVer.」(出品・大阪府富田林市観光交流施設きらめきファクトリー、制作・同)など各賞を決定した。

 なお、表彰式は6月8日に開催する日本観光振興協会の通常総会で行う。

幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン
富田林観光ポスター

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ホテルグリーンプラザ軽井沢」が20室リニューアル

2018年5月16日(水)配信

お部屋で遊べるルーム 1Fイメージ

群馬県・嬬恋村の「ホテルグリーンプラザ軽井沢」は2018年4月から、客室で約20種類のおもちゃで遊べる「お部屋で遊べるルームプラン」20室をリニューアルオープンした。今回は「メゾネットタイプ」といわれる下層フロアが和室、上層フロアに寝室がある客室の寝室部分のリニューアルを行った。リニューアル前の寝室はシングルベッドが2台のツインベッドルームであったのに対して、キングサイズベッドを導入し、親子3~4人が一緒に寝られるようになった。

 リニューアルの背景は、シングルベッド2台では小さな子供と寝るときに、親と添い寝する形になり、「ベッドから落ちる」「窮屈である」との声があった。そこで幅120㌢のセミダブルサイズのベッドを2台並べることで、両親と子供1~2人が一緒に寝られるようになり、ゆったり快適に寝ることができるようになった。

 今回のリニューアルにより、家族みんなで部屋内のおもちゃで遊び、一緒に寝ることができ、家族の絆づくり、思い出づくりに最適な客室になった。

お部屋で遊べるルームプラン概要

お部屋で遊べるルーム 寝室キングサイズベッド

客室数 :20室

客室面積:37・9平方㍍(7.5畳+ベッドルーム)

料金  :1泊2食大人1人1万2100円~(1室4人利用の場合)

     消費税込、入湯税150円別

     子供料金 小学生 大人料金の70%

     3才から小学生未満 大人料金の50%

夕食  :70種類の和洋中バイキング(キッズコーナー、離乳食あり)

朝食  :和洋バイキング

チェックイン:午後3時

チェックアウト:午前11時

宿泊プランの特典:宝探し、売店お買い物10%割引券、

         レイトチェックアウト11時(通常10時)

客室備品:空気清浄器、ベビーゲート、子供用ハンガー、DVDプレイヤー、おむつ用ゴミ箱

<おもちゃの内容>

対戦ボードゲーム、バランスゲーム、ブロックパズル、ミニカー、ままごとセットなど約20種類

※おもちゃの変更はできない。

※おもちゃは予告なく変更する場合もある。

施設概要

ホテル外観

名称  : ホテルグリーンプラザ軽井沢

所在地 : 群馬県吾妻郡嬬恋村大前細原2277番地

客室数 : 450室

収容人数: 1880人

施設  : 温泉露天大浴場 暁の湯、チャペル、ドッグホテル、

      わんわんヴィレッジ(愛犬と泊まれるコテージ)

TEL   : 0279-86-4111(代表)

地域のアウトドア情報を無料で編集・リライト、4億PVのオウンドメディア群に転載 (スペースキー)

2018年5月16日(水) 配信

スペースキーが、地域のアウトドア情報を収集・再編集し、オウンドメディアに転載するサービスを始める。自治体や観光協会、事業者らは、無料で利用できる(図は、同社報道資料より)

「CAMP HACK」や「YAMA HACK」「TSURI HACK」といったアウトドアユーザー向けの情報発信サイトが、さらに充実しそうだ――。これらウェブサイトを運営するスペースキー(佐藤祐輔社長、東京都渋谷区)はこのほど、地方行政や観光協会、DMO(デスティネーション・マネージメント・オーガニゼーション)、事業者らが発信する情報を集約し、転載・リライトしたうえで、自社運営サイトに掲載するサービスを提供すると発表した。

 運営するこれらサイトの年間PV(ページビュー)数は4億以上。地域にとっては、新しいタッチポイントを獲得できる良い機会となる。情報のリーチが大きな課題であった地域にとっては、該当する検索ワードの増加を期待できる。記事や写真など、既存の情報コンテンツを再活用するため、新たに予算を割くことなく地域情報を発信できることも魅力的だ。

 編集やリライト時には、同社の各媒体担当者が携わる。アウトドアに関する知見を有するスタッフが作業に当たるため、コンテンツのブラッシュアップにも期待したい。行政関連だけでなく、地域でアクティビティなどを提供する事業者も利用できる。

 各地域や団体は無料で利用できるため、気になる担当者はぜひ一度問い合わせてみてほしい。問い合わせたところ、同社で地域活性プランナーを務める姉崎氏が質問や申し込み方法の説明に応じるという。三条市(新潟県)や、日南市(宮崎県)、水俣市(熊本県)、富士見町(長野県)など、すでに活用している自治体もある。

掲載希望地方行政・団体向け問い合わせ先

メールアドレス:od_chiiki☆spacekey.co.jp(☆を半角アットマークに変えて)

TEL:03-6809-0971

担当者:地域活性プランナー、姉崎弥生氏(総合旅行業務取扱管理者)

今夏はエーゲ海気分が楽しめる恋人の聖地・岡山牛窓へ

2018年5月16日(水) 配信

オリーブ園から見下ろす牛窓の海

楽しみにしていたゴールデンウイークがあっという間に終わり、待ち遠しい夏休み。そろそろ計画をたて始めている人もいるのでは。岡山県の東の端っこにある瀬戸内市牛窓町は、ヨットハーバーやリゾートホテルが並び、日本のエーゲ海とも評される南欧のような雰囲気で、夏の旅行におすすめだ。

 気象や風土がオリーブ栽培の盛んな地中海地域と似ているため、小豆島に並んで日本有数のオリーブ産地として発展。夏には黒島や前島での潮干狩り、海水浴やヨット、シーカヤックなどのマリンスポーツも楽しめる。

 個性豊かなカフェやカップルに人気のスポットも多く、「恋人の聖地」にも認定されている。

この夏おすすめ 牛窓おでかけデートスポット3選

1)瀬戸内海を一望する広くゆったりとした海水浴場~牛窓海水浴場と牛窓神社

 ゆったりとしていて、前島を望む瀬戸内海の穏やかな浜にはカップルや家族連れに人気のスポット。夏には海の家が3軒営業していて、シャワー、更衣室、トイレが利用できる。

 海岸の後ろにある医師団は牛窓神社への参道で、上に登れば展望台も。牛窓神社には縁結びのご利益もあると言われ、のんびりデートに最適なスポットだ。

アクセス:JR赤穂線邑久駅から車で20分、JR岡山駅から車で50分

    岡山ブルーライン邑久インターから車で15分

駐車場:普通車100台、バス5台

2)神秘的な恋の道として有名なパワースポット~黒島ヴィーナスロード

 黒島では、潮がよく引く日の干潮時前後に砂の道が現れ、黒島、中ノ小島、端ノ小島の3つの島が弓形につながり歩いて渡ることができる。

 中ノ小島には、ハート型の石「女神の心」があり、そのハートの石に触れると、島々がつながるように、意中の相手に気持ちが伝わると言われている。

 浅瀬になるので、海の生物観察も楽しめる。

アクセス:JR赤穂線邑久駅から車で15分、または牛窓行きバス25分、本蓮寺下下車すぐ

    ザ・ホテルリマーニ&スパから送迎ボート(有料)

    岡山ブルーライン 邑久インターから車で15分

3)絶対外せない牛窓の王道デートスポット-牛窓オリーブ園

山の上のロースタリ(店内)

 牛窓のシンボルというほど欠かせないスポット。園内には山の傾斜10㌶にわたって約2千本のオリーブが茂るオリーブ園があり、高台からは瀬戸内海の島々と牛窓の町を一望することができる。2012年には牛窓地区が恋人の聖地に認定され、その象徴的な場所として記念プレートが設置された「幸福の鐘」を3回鳴らすと幸せになれると言われている。

 岡山で人気のコーヒー専門店「キノシタショウテン」のコーヒーが味わえる絶景カフェ「山の上のロースタリ」もこのほど開業した。

所在地:岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓412-1

TEL:0869(34)2370

料金・休園日:入園無料、年中無休

アクセス:JR赤穂線邑久駅から車で20分程度。

    JR赤穂線邑久駅から東備バス「牛窓行」乗車、約20分でオリーブ園入口へ。そこから徒歩30分程度。

NAAとビックカメラがコラボイベント 総額400万円が当たる

2018年5月16日(水) 配信

40年の節目を盛り上げる

成田国際空港とビックカメラは5月18日(金)から、40人に総額400万円が当たるコラボキャンペーンを開催する。

 キャンペーンは、成田国際空港開港40周年とビックカメラ創立40周年を記念したもの。期間中成田空港、もしくはビックカメラグループ店舗 で5千円以上買い物をした人の中から抽選で40人に、海外115都市への旅行に利用できる旅行券やビックカメラグループでの買い物に利用できるギフトカード10万円分をプレゼントする。

キャンペーン概要

キャンペーン期間:5月18日(金)~7月19日(木)

応募条件:

成田空港内店舗又はビックカメラグループ店舗(東京都・神 奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬県内のビックカメラ、コジ マ、ソフマップ及びビックカメラ.COM)で1会計5千円 (税込)以上の買い物をした人

賞品

A賞:海外旅行に使える旅行券 10万円分 20人

B賞:ビックカメラギフトカード 10万円分 20人

特設ページ:(キャンペーン開始後オープン)

エボラブルアジア、旅行事業で損失 営業・経営利益が赤字に (第2四半期決算)

2018年5月16日(水) 配信

エボラブルアジアが2018年9月期第2四半期の決算を発表した

エボラブルアジアは5月15日(火)、2018年9月期第2四半期(17年10月~18年3月)の決算(日本基準)を発表した。売上高が前年同期比38%増の34億3714万円、本業の利益を示す営業利益は、1億2732万円の赤字(同133・0%減)、経営利益でも同135・5%減となった。同第1四半期に続き、対前年比がマイナスとなった。

 前年同期と比べ売上は大きく増加したが、売上原価が同3倍増加し、広告宣伝費を含む「販売費及び一般管理費」が売上総利益を上回った。本業(全売上高の6割を占める)のオンライン旅行分野の損失のほか、一般管理費での損失が足を引っ張り、営業損失(赤字)につながった。同社の株価は5月16日(水)朝、昨日の終値より90円安い1949円となった。

 注力する広告宣伝では、テレビコマーシャル放映後、一般ユーザー向けの旅行商品販売サイト「エアトリ(AirTrip)」の認知度の向上は著しい。国内航空券分野を主軸とするブランディングが成果を見せ始め、会員数が急増している。

 5月にはDeNAトラベルの子会社化を発表、海外ホテルやツアー商品、海外航空券などの商材獲得のほか、会員数の大幅増も視野に入れる。DeNAトラベルの会員数はエアトリの4倍。子会社化後には254万人の会員規模となる。なお、買収には12億円を費やした。今後どう回収するのかに注目が集まる(譲受は5月末を予定)。

 現在、同社の投資先は32社。その中の1つ、インバウンド向け小売事業者「和心」がこのほど、東証マザーズに上場を果たした。4月にはインバウンド向けWi―Fiレンタル事業者Destination Japanを傘下に治めており、旅行事業の領域拡大を推進している。

 好調が続くITオフショア事業の売上高は10億円。エンジニア数が900人規模となるなど、順調に成長を遂げている。このほど新たに、NTTドコモら9社からの受注を取り付けた。ビジネス出張向けの手配業(BTM)でも、クライアント数を伸ばした。