行灯でライトアップ、松江水燈路、今秋開催

 

 島根県松江市の松江城周辺を行灯などでライトアップする「松江水燈路」(松江市など主催)が、9月17日(土)から10月16日(日)までの毎週土・日・祝日に行われる。”水の都・松江”の秋の風物詩として人気のイベントで、毎年県内外から多くの見物客で賑わう。

 松江城を囲む堀川沿いや武家屋敷周辺に行灯を並べ、幻想的な雰囲気を創出する。絵や俳句などが描かれた行灯はどれも個性的だ。松江城や塩見縄手周辺、北惣門橋などのライトアップも行われ、一帯が優しい光に包まれる。

 堀川遊覧船の夜間運航も実施。各日午後6時30分から9時に運航し、大手前乗船場と松江堀川ふれあい広場乗船場を結ぶ。通常の一周運航ルートではなく、水燈路限定の片道ルートになる。片道1人500円。貸切船は一隻7千円(予約制)。船上からは、ほのかに浮かび上がる松江城や鎮守の森などが見渡せ、「身震いするほどの美しさ」という。

 【イベントの案内】

(1)水燈路開幕(9月17日~19日)

 ●9月17日(土)
○松江怪談伝説(青年会議所)
  怪談行列 18:35~19:00/怪談の森 19:10~(受付18:00~)
○筑前琵琶と琴へのいざない 18:30~20:00 大手前乗船場
  琵琶奏者 川村旭芳/生田流箏曲ひのくら会、箏アンサンブル「華」
○出雲國郷土芸能祭 あっぱれ舞台
○まつえのごちそう屋台村 大手前駐車場

 ●9月18日(日)
○筑前琵琶演奏 18:20~19:00 大手前乗船場
  琵琶奏者 川村旭芳
○第13回・鼕まつり(出雲國郷土芸能祭) 大手前駐車場
○まつえのごちそう屋台村 大手前駐車場

  ●9月19日(月・祝)
○出雲國郷土芸能祭 あっぱれ舞台
○まつえのごちそう屋台村 大手前駐車場

 (2)塩見縄手の日(9月23日~25日)

 ●9月23日(金・祝)
○出雲國郷土芸能祭 あっぱれ舞台

  ●9月24日(土)
○出雲國郷土芸能祭 あっぱれ舞台

  ●9月25日(日)
○出雲國郷土芸能祭 あっぱれ舞台

 (3)縁結びの日

 ●10月1日(土)
○水燈路宵神楽(すいとうろよいかぐら) 二の丸上の段特設舞台(無料)
  ~永春神楽団(出雲市)~ 18:00~19:00/20:00~21:00
  演目:「一条戻り橋」ほか
○能楽上演 松江歴史館(有料)
○”縁結び行灯”をさがし
○縁結び占い”八重垣神社 鏡の池”体験(神話の国縁結び観光協会)
○松江フォーゲルパーク ペンギンのお散歩

  ●10月2日(日)
○水燈路音灯太鼓(すいとうろおとだいこ) 二の丸上の段特設舞台(無料)
  ~尼子太鼓(安来市)~ 19:00~/20:00~
○”縁結び行灯”をさがし
○縁結び占い”八重垣神社 鏡の池”体験(神話の国縁結び観光協会)
○松江フォーゲルパーク ペンギンのお散歩

 (4)音灯月夜の日(おとつきよの日)

 ●10月8日(土)
○松江城薪能 馬溜広場特設ステージ(有料) 

 ●10月9日(日)
○全国夜神楽フェスティバル あっぱれ舞台(有料)
○ガムランの音色は風にのって 興雲閣前

  ●10月10日(月・祝)
○全国夜神楽フェスティバル あっぱれ舞台(有料)
○ガムランの音色は風にのって 興雲閣前
  ※全国夜神楽フェスティバルは、13日(木)まで実施

 (5)鼕行列の日(どうぎょうれつの日)

 ●10月15日(土)
○松江祭鼕行列前夜祭 19:00~21:00 大手前駐車場

  ●10月16日(日)
○水燈路・エンディング・サキソフォン・ライブ 19:00~20:00 大手前駐車場
  サキソフォン奏者:宮本美香

  水燈路の問い合わせ=松江市観光振興課 ℡0852-55-5214

 堀川遊覧船のご予約・問い合わせ=堀川遊覧船管理事務所 ℡0852-27-0417

房総B級グルメ祭 6/25.26 ザ・フィッシュで

 千葉県富津市のザ・フィッシュは6月25・26の2日間、「房総B級グルメ祭り」を開く。B-1グランプリ出場を果たした「勝浦タンタンメン」をはじめ、全7品が集結。ご当地グルメを応援し、千葉を元気する。

 震災や原発事故の風評を打破しようと、地元の飲食施設や生産業者が集まり、催しを企画した。今年11月に開かれる「B-1グランプリin姫路」に県から初出場する「勝浦タンタン麺丼」(25日のみ)や、幕張メッセのイベントで4千個売れたという「サンガバーガー」、「南房総チャーシュー丼」など多彩な顔ぶれだ。千葉県警察音楽隊によるブラスバンド演奏(25日)や和太鼓披露(26日)などのステージイベントも実施する。

【日 時】 2011年6月25日(土)・6月26日(日) 11:00~16:00 ※雨天決行(一部縮小)
【場 所】 千葉県富津市金谷2288 ザ・フィッシュ駐車場にて
【内 容】 B級グルメ飲食屋台の出店、物産市場の開催、ステージイベント、千葉県キャラクターとのふれあい

<ステージ> 
●6月25日 13:00~ 千葉県警察音楽隊によるブラスバンド演奏
音楽を通じた交通安全や防犯の呼びかけを行っている警察音楽隊。当日は、子供に人気の白バイやパトカーも来場。シートベルトコンビンサーの無料体験も。

●6月26日 飛翔しぶき太鼓による和太鼓 (1)11:00~ (2)13:00~
木更津を中心に活躍する和太鼓グループによる勇壮な演奏。太鼓の音で千葉を元気に!

●千葉県のキャラクター「チーバくん」君津市のキャラクター「きみぴょん」とのふれあい

<グルメ> ご当地アジのサンガバーガー、江戸前たこラーメン、かずさ牛カレーパンなどご当地7大グルメがお待ちしています!25日限定でB1出場の勝浦タンタン麺丼のキッチンカーも出店!

<物産市場>南房総のつみたて花300円~、県産品野菜の即売100円~、綾部商店さんの鹿野山せんべい130円、海産物市場、お菓子アウトレット・わけあり市場など

<その他>「がんばろう千葉・ちば産品応援隊」隊員申込の受付も行う。詳細は千葉県HPを参照

問い合わせ=電話:0439(69)2161。

利き酒師と行く会津の酒蔵 西武トラベル 6/24出発

 西武トラベルはこのほど、福島応援バスツアー「利き酒師・葉石かおりさんと行く会津酒蔵めぐる2日間」を発売した。6月24日出発の1泊2日プランで、参加費は1人29800円から。葉石さんは会津若松、喜多方市内の酒蔵をツアー参加者と巡るほか、夜はトークショーや地元の蔵元さんも招いての「会津の日本酒を味わう会」を開く。同社では現在ツアー参加者を募集している。

■旅行の行程
<1日目>
池袋駅東口発(08:00)→→ 東北自動車道 →→ 会津料理・田季野にて三種のわっぱめし →→会津若松市内の酒蔵めぐり(葉石かおりさん同行/宮泉銘醸・末廣酒造・名倉山酒造)→→ 東山温泉 御宿東鳳(17:00頃)
※19:00~ 蔵元さんをお呼びして、葉石かおりさんと一緒に「会津の日本酒を味わう会」を開催!

<2日目>
東山温泉発(09:00) →→ 鶴ヶ城 →→ 蔵のまち・喜多方にて自由散策&自由昼食(約1時間30分→→喜多方市内の酒蔵めぐり(葉石かおりさん同行/ほまれ酒造・大和川酒造店・小原酒造) →→ 池袋駅東口着(20:00頃)

■お申し込み・お問い合わせ
西武トラベル株式会社 営業部営業三課
TEL.03-3251-8186 FAX:03-5296-2631
E-Mail:media@seibutravel.co.jp
営業時間:9:30~17:00(土・日・祝日を除く)
ホームページ:http://www.seibutravel.co.jp/

“イケメン武将隊”、CDデビュー果たす

大阪で記念イベント、名古屋おもてなし武将隊

歌と名古屋の旬の情報をPR
歌と名古屋の旬の情報をPR

 織田信長や徳川家康など名古屋ゆかりの戦国武将で結成され、愛知県名古屋市の観光PRに活躍する「名古屋おもてなし武将隊」が4月20日に「百花繚乱」でCDデビューを果たし、記念イベントを4月29日に大阪府大阪市阿倍野区のショッピングモール「Hoop」で行った。

 信長、秀吉、家康、加藤清正、前田利家、前田慶次の6武将と4人の陣笠隊で09年11月に結成。以来、“イケメン武将隊”として大人気で、武将本人になりきり、名古屋城で毎日観光客の案内や、毎週末に寸劇や甲冑ダンスなどを披露している。
 デビュー曲「百花繚乱」には、河村たかし市長もゲストボーカルとして参加。CD売上げの一部は東日本大震災への義援金にあてられる。

 会場に信長、家康、加藤清正らが登場すると大きな歓声があがり、武将隊は名古屋城や今春オープンしたばかりのリニア・鉄道館など、名古屋の旬の観光情報をアピールした。

 歌のステージ後にはCD購入特典の握手会も行われ、ファンの長い列ができた。

総会で地熱問題検討、被災地へ義援金100万円

滝多賀男会長
滝多賀男会長

 日本温泉協会は5月31日、東京都内で2011年度第1回理事会を開き、6月23日に山梨県・湯村温泉で開催する今年度総会にはかる議題の確認を行った。そのなかで、地熱対策特別委員会を中心に情報収集してきた地熱問題を会員提出議題として提出することなどを検討。滝多賀男会長は「タイミングが難しいという先生方のご指摘もいただいた。いずれにしても、総会の席で取り上げたい」と語った。

 地熱問題について、同協会は以前から無秩序な地熱開発が、自然環境や温泉に影響を及ぼすことを懸念して反対の意を示してきたが、昨年、国は地熱発電所設置許可の早期化と規制の柔軟化などを閣議決定。そうした動きを受けて、同協会は昨年度、地熱対策特別委員会を設置して資料収集や対応を検討した。

 しかし、3月に発生した東日本大震災による原子力発電所の事故で国の施策が再生可能エネルギー普及に傾斜していることなども考慮し、排熱利用など2次利用については認める内容も盛り込んだうえで、協会の地熱に対する方向性を総会で検討する予定だ。

 滝会長はあいさつのなかで東日本大震災について触れ、「震災後、被災地20カ所を回って、温泉を届けた。自衛隊の簡易施設での提供だったが、それでも喜んでいただけた。できることを続けていきたい」と述べた。また、協会としては100万円を義援金にあてることも報告した。

 一方、「地震後の変化はまだすべてをまとめてはいないが、温泉の量が増えた、温度が上がった、濁ったなど地域によりさまざまな影響があるようだ」と温泉への影響も不安視した。

「旅の日」の会盛大に、「旅の日」川柳大賞を表彰

第3回「旅の日」川柳大賞の水野さん(右)
第3回「旅の日」川柳大賞の水野さん(右)

 日本旅のペンクラブ(代表・山本鉱太郎氏)は5月16日、東京・目白の椿山荘で「旅の日」の会を開き、第3回「旅の日」川柳優秀作品の表彰式を開いた。今回は、東日本大震災の影響で、募集期間を2週間延長したこともあり、例年よりも1千句ほど多い4625句が寄せられた。厳正なる審査の結果、大賞に選ばれたのは、神奈川県横浜市の21歳の短大生、水野真由美さん。作品は「一人旅 自分ちょっぴり 好きになり」。山本代表から旅行券3万円と休暇村全村共通ペア無料宿泊券が副賞として贈られた。

第31回旅のペンクラブ賞の 銚子電鉄・小川会長
第31回旅のペンクラブ賞の
銚子電鉄・小川会長

 第31回旅のペンクラブ賞には千葉県の「銚子電鉄」が受賞。小川文雄社長は「銚子名物の濡れ煎餅を売ろうという提案が社内からあったとき、鉄道屋として恥ずかしかったが、売上げは鉄道の4―5倍にも達した。全長6・4キロしかないローカル線に全国津々浦々から旅人が訪れてくれ、感謝している」と話した。

 
 
 
 
 
 
 
 

観光庁に要望と提言、観光復活へ17団体連名で

(左から)溝畑長官、西田会長、舩山副会長
(左から)溝畑長官、西田会長、舩山副会長

 日本観光振興協会(西田厚聰会長)は5月25日、観光関係の17団体と共同で、(1)被災地の復興(2)観光業界全体の復活(3)観光需要の復活に向けて(4)海外との双方向交流の復活に向けての4項目からなる「震災後の観光復活に向けた要望と提言」を、観光庁の溝畑宏長官に提出した。

 「国内観光市場規模は09年で25・5兆円、雇用誘発効果も全国就業者数の7・3%に当たる462万人に及び、観光は、地域の活性化から日本経済の復活に向け、主体的な役割を果たす産業」とアピール。

 (1)では地域の正確な情報発信と国のバックアップ、ホテル・旅館・土産物・レストラン・旅行会社などの観光関連施設の復興に関し、金融支援、税制・雇用への配慮などをあげ、(2)では観光業の特性に応じた金融支援、融資条件の緩和、雇用調整助成金の間接被害者への適用、節電計画での宿泊施設への配慮などを列挙。(3)では旅行に応じて得られるエコポイントのような「旅ポイント」の設定や、旅行費用の税額控除など、国内観光需要復活に向けた「短期的な市場刺激策」の提案をし、(4)では海外のメディアと旅行会社に日本を視察してもらう「大規模な視察招待の継続」などをあげた。

 17団体には、日本観光振興協会のほか、国際観光施設協会、日本政府観光局、国際観光日本レストラン協会、国際観光旅館連盟、ジャパニーズ・イン・グループ、全国旅行業協会、全日本シティホテル連盟、日本温泉協会、日本海外ツアーオペレーター協会、日本観光旅館連盟、日本コンベンション事業協会、日本ナショナルトラスト、日本バス協会、日本ホテル協会、日本旅行業協会、日本添乗サービス協会が名を連ねた。

「劇団四季」がトップ、業界別の2位にシティホテル

顧客満足度上位10位

 サービス産業生産性協議会が発表した、2010年度JCSI(日本版顧客満足度指数)によると、31業界350社のなかで、最も顧客満足度の高い企業は「劇団四季」だった。劇団四季は今回からの新規調査対象だったが、09年度1位の東京ディズニーリゾート(TDR)を超え首位に立った。業界では、同じく新規の自動車業界がトップ。09年度5位だったシティホテル業界は2位に順位を上げた。一方、09年度に2位だった旅行業界は4位と順位を下げる結果となった。

 JCSIは日本最大級の顧客満足度調査で「顧客満足」のほか、「顧客期待(利用前の期待・予想)」「知覚品質(利用した際の品質評価)」「知覚価値(価格への納得感)」「クチコミ(他者への推奨)」「ロイヤルティ(継続的な利用意向)」の6つの指数で、各業界・各企業のサービスを多面的に評価する診断システム。業界を超えた競争を促すことで日本企業の成長と国際競争力の強化に役立たせるのが狙い。10年度は4回に分けて調査を実施し、回答者数は計10万5697人。

 10年度調査の顧客満足度上位企業50社をみると、1位劇団四季(顧客満足度指数は83・4)、2位TDR(82・0)とレジャーイベント業界が続き、5位にも同業界の宝塚(78・4)がランクイン。3、4位は通信販売業界のアマゾン・ドット・コム(79・7)、ファンケル(78・8)の順で、50社中に占める業界の割合は同業界が13社と最も多かった。シティホテル業界は50社中8社と、前年度6社から増加した。一方、飲食業界は前年度8社から10年度は2社と低下した。

 旅行業界1位の楽天トラベルの満足度指数は75・4で全体での順位は27位。同じく業界2位の一休.comは指数75・2で28位、業界3位のじゃらんは74・0で39位だった。

 各業界の顧客満足度1位の企業は百貨店が伊勢丹、家電量販店がヨドバシカメラ、シティホテルが帝国ホテル、ビジネスホテルがスーパーホテル、飲食がサイゼリヤ、国内交通(長距離)がスターフライヤー、近郊鉄道が阪急電鉄、病院が済生会病院、クレジットカードが楽天カード、自動車がトヨタなど。

 「顧客満足」以外の指数6項目別の上位トップ3企業は、「顧客期待」がTDR(期待指数83・0)、劇団四季(82・4)、帝国ホテル(80・6)。シティホテル業界が上位10社中6社と、ブランド価値が認知されている。「知覚品質」はTDR(品質指数83・6)、劇団四季(82・7)、ファンケル(80・4)。「知覚価値」はスーパーホテル(価値指数78・5)、アマゾン・ドット・コム(78・1)、サイゼリヤ(76・9)。「クチコミ」はTDR(クチコミ指数71・6)、シンガポール航空(71・0)、ロイヤルパークホテル(70・8)。シティホテル業界が10社中6社と過半数を占めた。「ロイヤルティ」は楽天トラベル(ロイヤルティ指数69・4)、TDR(68・8)、全日本空輸(ANA、68・6)と10社中、旅行業が3社、通信販売・クレジットが2社入った。

 指数6項目の中央値から算出する31業界中の上位5業界は、自動車(75・7)、シティホテル(73・8)、通信販売(73・2)、旅行(72・3)、介護サービス(70・9)。

 JCSIは各企業が提供するサービスを、全業界共通の質問で利用者に評価してもらうため、横断的な比較、分析が可能な点や、なぜ満足・不満足になったのかの原因やそれによる結果も指数化し、因果関係を明らかにするのが特徴。また、これらのデータを提供できるため、業界や企業の具体的な経営改善への活用が期待できるという。

経常利益74億円に、商品改革など、増収増益

 JTBグループの10年度連結決算によると、経常利益は74億円(前年度は17億円の損失)、当期純利益は50億円(同146億円の損失)となった。

 東日本大震災による旅行キャンセルと自粛ムードの影響は340億円にのぼるが、震災前までの円高による海外出国者数の増加やアジアからの訪日客数の増加、法人需要の持ち直しなどによる回復基調に助けられ、トータルで増収増益となった。

 売上高は前期比4・0%増の1兆1667億円、営業利益は前期から116億円改善し82億円。

 旅行事業は売上高で同4・2%増と前期を上回った。景気回復の動きが鈍いなか、地域・マーケットに密着した営業推進をはかるとともに、JTBグループの構造改革にも取り組んだことが結果につながった。

 国内旅行は、消費の鈍化や購買行動の多様化による店頭販売の取り扱いが減少。団体旅行が堅調に推移するも、東日本大震災で春休みのキャンセルが相次ぎ、売上高は同2・9%減となった。

 海外旅行は、新型インフルエンザの影響からの回復と羽田空港再国際化による新たな需要吸収に成功。主力商品のルックJTBの商品改革や地方空港発着チャーター便の拡大に取り組み、取扱人員は同5・8%増の348万人、売上高は同12・1%増となった。

 インバウンドでは、訪日・在日外国人向けオンライン販売システム「JAPANiCAN」サイトでの取扱人員が同36・7%増の9万2千人となり、大きく前年を上回った。

 WEB事業では、インターネットと店舗・コールセンターとの連携販売「クロスチャンネル戦略」に力を入れ、WEB販売の取扱額は同18・1%増の1070億円となった。

感謝の絵はがき作成、8カ国語の“ありがとう”

ありがとう絵はがき
ありがとう絵はがき

 日本旅行業協会(JATA、金井耿会長)と日本政府観光局(JNTO、間宮忠敏理事長)は共同で、「日本からの『ありがとう』キャンペーン」と称し、日本の美しい風景をバックに8カ国語で「ありがとう」というメッセージを載せた「ありがとう絵はがき」を作成し、配布している。

 絵はがきは、3枚1セットで20万部を作成。海外渡航者に配布し、渡航先の外国人に配ってもらうことを狙う。配布は19日までとしているが、反響によっては延長も視野に入れているという。

金井会長(左)と間宮理事長
金井会長(左)と間宮理事長

 キャンペーンに先立ち開かれた6月3日の会見で、JATAの金井会長は「この大震災で多くの国や人から支援や励ましの言葉をもらい、感謝のを表したかった。さらに、日本人がたくさん海外に出て元気な姿を見せることで、日本の元気をアピールでき、訪日客増加につながるのでは」と話す。JNTOの間宮理事長は「被災地以外の地域は、交通インフラ、生活、おもてなしの心などいっさい変わっていない。このキャンペーンをきっかけに、アウトバウンドとインバウンドの相乗効果で、旅行客が増えることを期待したい」と語った。

 配布場所は、国際空港、旅行会社、航空会社、JNTO海外事務所など。