東海北陸道10周年記念 プレゼントキャンペーン8月末まで

2018年7月23日(月)配信

「もっと、つながろ。」キャンペーンチラシ

東海北陸自動車道全線開通10周年を記念した「もっと、つながろ。」キャンペーンが、2018年7月21日(土)~8月31日(金)まで実施している。岐阜県と富山県の観光名所をSNS投稿すると特別な体験やご当地品をプレゼントする。

 「もっと、つながろ。」キャンペーンは、マイロックチョコレーツの渡部祐介代表が団長を務める面白企画創造集団「トコナツ歩兵団」が、NEXCO中日本名古屋支社金沢支社と共に企画プロデュース。これまでの東海北陸自動車道の利用客や、沿線自治体に感謝の気持ちを込めて、昼と夜のイベントを行っている。

関鍛冶と日本刀鍛錬(岐阜県関市)

 昼イベントでは、岐阜県・富山県の観光名所に設置されたフォトスポットで撮影してSNS投稿をした利用客から抽選で、「やな場貸切で長良川鮎料理」(岐阜県郡上市)や「関鍛冶と日本刀鍛錬」(同県関市)、「バラ園一晩貸切&撮影会」(富山県氷見市)、「展望台貸切ディナー&花火とメルヘン建築」(同県小矢部市)など、今回限りのスペシャル体験(全10種 各1組様)をプレゼントする。

バラ園一晩貸切&撮影会(富山県氷見市)

 また、フォトスポットで撮影をしてSNS投稿をした後、関SA(上り線)、長良川SA(下り線)、北陸道の小矢部川SA(上下線)のコンシェルジュとじゃんけん勝負で勝つと、先着5千人にご当地サイダーをプレゼント。夜イベントでは、城端SA(上下線)に設置された屋台のスタッフとじゃんけん勝負で勝つと、毎日先着100人(平日のみ)に「富山ブラック」カップラーメンと「郡上割り箸」をプレゼントする。

イベント概要

名称:東海北陸自動車道全線開通10周年「もっと、つながろ。」イベント

開催期間:2018年7月21日(土)~8月31日(金)

(1)「もっと、つながろ。」昼イベントスペシャルな体験プレゼント-

 沿線の人や自治体と「つながる」仕組みとして、観光名所に設置されたフォトスポットで撮影した画像をSNS投稿(#東海北陸道10周年)すると、普段は体験できない「スペシャルな体験」(全10種、各1組)が抽選で当たる。

参加方法:抽選で普段は体験できないスペシャルな体験(各1組)をプレゼント。

①SNSで参加

 1.フォトスポットで写真撮影

 2.公式アカウントをフォロー&ハッシュタグ投稿(#東海北陸道10周年)

②スタンプラリーで参加

 1.「わくわくハイウェイ」アプリをダウンロードし、スタンプを3つゲット。

 2.アプリから応募フォームへ

期間:2018年7月21日(土)〜8月31日(金)

当選:全10種、各種1組

 ※フォトスポットはパンフレットまたは公式WEB参照

 ※スペシャルな体験は2019年1月以降に随時実施

(2)「もっと、つながろ。」昼イベント-ご当地サイダープレゼント-

 昼間の時間帯に東海北陸自動車道の利用客と「つながる」仕組みとして、フォトスポットで撮影した画像をSNS投稿(#東海北陸道10周年)してコンシェルジュとじゃんけんで勝つと、ご当地サイダーが総勢5千人に当たる。

参加方法:

 関SA(上り線)・長良川SA(下り線)、北陸道 小矢部川SA(上下線)のコンシェルジュにSNS投稿した画面を提示し、じゃんけんで勝った人にプレゼント。

場所:

 関SA(上り線)午前9:00~午後6:00

 長良川SA(下り線)午前8:00~午後5:00

 北陸道 小矢部川SA(上下線)午前9:00~午後6:00

期間:2018年7月21日(土)~8月31日(金)

参加人数:総勢5千人

(3)「もっと、つながろ」夜イベント-「富山ブラック」カップラーメンプレゼント-

 夜間の時間帯に東海北陸自動車道の利用客と「つながる」仕組みとして、城端SA(上下線)に設置された屋台のスタッフとじゃんけんで勝つと、毎日先着100人(7月21日を除き平日のみ)に、「富山ブラック」カップラーメンと「郡上割り箸」が当たる。

参加方法:屋台のスタッフとじゃんけん

場所:城端SA(上下線)

期間:2018年7月21日(土)、7月23日(月)~8月31日(金)の平日

開催時間:実施日の午後6:00~午後10:00(当日分がなくなり次第終了)

参加人数:各実施日で先着100人

(4)オープニングイベント「SA物語 つながる写真館」

 7月21日(土)に関SA(上り線)で、写真家・池田晶紀による撮影会を実施。先着25組限定で特設セットにて家族や友人同士のつながる写真を撮影できる。

参加方法:自由

場所:関SA(上り線)

日時:2018年7月21日(土)午前11:00~午後7:00

参加人数:先着25組様

特設サイト

「NEXCO 中日本 – もっと、つながろ。キャンペーン」サイト:

ジャルパック人事総務部・宮野氏に聞く~働き方改革は経営戦略

2018年7月23日(月) 配信

近年、国を挙げて働き方改革が進められている。6月29日には「働き方改革」関連法案が参議院本会議で成立した。観光業界内でも動きは加速している。日本旅行業協会(JATA)は今年度から、「働き方・休み方改革、ダイバーシティ推進」に対する会長表彰を設置。優れた会員の取り組みを広く周知することで、普及啓発をはかる。同表彰で審査員特別賞を受賞し、旅行業のなかでも先進的な取り組みを行っている、ジャルパック人事総務部人事総務グループの宮野浩臣マネージャーに話を聞いた。               【飯塚 小牧】

宮野浩臣マネージャー(リニューアルし、打ち合わせ場所を増やしたオフィス)

 

 日本航空(JAL)が2015年4月から働き方改革を開始したことを受け、ジャルパックは15年8月、「ワークスタイル変革推進プロジェクト」を発足。全社員が生産性高くやりがいを持って働ける環境を整備し、変革への意識を高めてより付加価値の高い成果を創出することを目的にした。

 ゴールは「高収益体質への変革を目指す」と見据える。宮野マネージャーは働き方改革を「福利厚生の充実ではなく、飛躍的で持続的成長を実現する経営戦略」と言及。「働き方や休み方改革はビジネスチャンスとして取り組むべき」と強調する。働き方の選択肢を増やすことで、従業員の満足度や幸福度を上げ、それが企業の業績向上へつながると考える。

 同社はプロジェクト発足に対し、社内を国内や海外など4つのチームに分け、各チームから3人ずつメンバーを任命。業務システムや仕事の特性から課題を摘出した。また就業原則として、午後8時の退社や8時以降の電話・メールの禁止などルールを決めた。

  制度と環境整備

 制度改革では、16年4月に時間単位年休(有給休暇)の導入や5つだった勤務時間帯を15へ拡大。17年4月に在宅勤務を本格導入し、18年4月からは自宅に囚われないテレワークを本格導入している。在宅勤務は半休や外出、半日出社と組み合わせて実施できる。テレワークは、図書館やカフェなどを就業場所として認める。制度を整え、「時間と場所に捉われない働き方」の実現をはかる。

 「コワーキングスペースの契約も視野に入れている。あとはフレックスを導入すると制度はそろう。オフィスではなく、社員を中心に、働く時間や場所に柔軟性を持たせたい」という。

 制度を支えるハード面の環境整備としては、ノートパソコンへの更新を実施。社員約500人中、手配部門を除く440台がノートPCへ切り替わっている。固定電話の撤廃も進め、必要な部署以外、330台のスマートフォンを導入し、社員一人ひとりが所有している。

 セキュリティーは、仮想デスクトップ(VDI)を整備。サーバーに仮想のPC環境を作り、デバイスに画面転送することで、情報漏洩のリスクを軽減する。業務システムのアプリケーションも適宜VDIへ接続できるように改修を行い、オフィス以外で可能な業務範囲を拡大している。また、オンラインWeb会議ソリューションを導入し、社外でも会議に参加できる仕組みを整えた。

 オフィス内も今年の3~5月までに大幅なリニューアルを行った。社内アンケートに基づき、簡単な打ち合わせができるスペースの確保や集中作業エリアを設けた。併せて固定席をもたない「フリーアドレス」を導入し、執務デスクサイズを縮小。毎日異なる席の利用を義務付けている。在宅勤務やテレワークが進むことで全員分は不要と判断し、在籍者の9割の座席数を用意。ペーパーレス化も進め、文章量はこれまでの44・5%と大幅に減少した。 

意識改革

 社員への意識改革では17年9月の「ツーリズムEXPOジャパン」内で会議室を借り、テレワークのセミナーを開催。セミナーの学びをもとに10月、社内でワークショップを実施した。プロジェクトメンバーが講師を担い、計268人が参加した。「人事総務など管理側からではなく、同じ社員の目線から伝え、上からの指示という印象を回避した」と工夫を語る。

 こうした取り組みで、年休取得率は15年の実績15・3日から、17年は17・0日と11%増加している。年間時間外労働時間数は同188・4時間から132・2時間へ減少。年間の総労働時間は同1978時間から1916時間へ減少し、成果が上がっている。

 「数字の成果もあるが、テレワーク導入を始めとした改革の進行とともに社員が自発的に業務の棚卸を行い、プロセスの見直しをするようになったことが大きな副産物だ」と自負する。システムのVDI対応がまだ不十分の国内旅行部門でもテレワークの実績は上がっており、好調だという。

 一方、旅行業界では働き方改革は始まったばかり。旅行業特有の業務システムの制約や固定電話への依存といった要素から、まだオフィスを基点とした働き方が根強いのも事実だ。宿泊業なども含め、広く観光産業全体で取り組む必要もある。

 「価値創造型産業へと言われるが、実際には事務作業に費やしている時間が多い。原価計算やパンフレット作成は、今後AI(人工知能)などにシフトしていくのだろうが、感動や多様な価値を生みだすことはできない。旅行はまさに感動や多様な価値を売っているが、この付加価値に掛ける時間のアンバランスさが特徴だと思う」と指摘する。

 「旅行業だけに捉われない視野の拡大も必要。外へ出て異業種との交流をはかることが重要だ。当社では、テレワークなどを導入することでフットワークを軽くし、こうした機会を創出したい」。感動を生む創造的な仕事をするため、働き方を柔軟にして、社内外の“フェイストゥーフェイス”の交流を促す考えだ。

テレワーク・  ツーリズム

 今後は、JALグループ独自の仕事と休暇を組み合わせた「ワーケーション」を推進していく。ワーケーションは家族旅行を予定していたのに会議が入ってしまった場合などに、旅行を断念することなく、休暇先から会議に出席する場合などに使う。昨夏は、同社利用は4人に留まったが、今年の夏から徐々に増やしていく予定。

 ワーケーションを旅行産業の観点からビジネスチャンスと捉え、「テレワーク・ツーリズム」という概念も打ち出した。キャッチフレーズは「仕事も休みもあきらめない」。今年は一般向けに家族旅行商品を販売。ワーケーションを推進している和歌山県と連携し、政府が提唱する7月23~27日のテレワークデイズに南紀白浜へのツアーを企画した。

 「地方で仕事をするふるさとテレワークは、自治体にとっても新たな流動が生めるチャンス。テレワーク・ツーリズムは『お客様』『自治体』『事業者』の3者が笑顔になれる“三方よし”の取り組みだ。今後も推進する自治体があれば、一緒に新たな価値観を提案していく」と意気込む。

鳥取砂丘コナン空港 7月28日(土)にグランドオープン

2018年7月23日(月)配信 

鳥取砂丘コナン空港

鳥取県の県営空港・鳥取砂丘コナン空港(鳥取県鳥取市)は改修工事を終え、2018年7月28日(土)にグランドオープンする。

 1967年に開港した鳥取空港は、鳥取県を代表する観光地「鳥取砂丘」と北栄町(ほくえいちょう)出身の漫画家・青山剛昌氏の人気作品「名探偵コナン」が持つ全国的な知名度を生かし、2014年に「鳥取砂丘コナン空港」の愛称がつけられた。今回、利用者の利便性向上のためリニューアルした。

 空港の新装で、国際線ターミナルと国内線ターミナルが一体化。テナントスペースが約4倍に増え、新たに4店舗がオープンする。また「名探偵コナン」キャラクターの新たなシンボルオブジェや案内サインが設置されるとともに、漫画やアニメにも登場する「喫茶ポアロ」の再現展示がグレードアップする。

 グランドオープン当日は記念式典が行われるほか、8月31日(金)まで「鳥取砂丘コナン空港and青山剛昌ふるさと館 周遊キャンペーン」も実施する。

鳥取砂丘コナン空港グランドオープン記念式典

日時:2018年7月28日(土)午前9:40~午前10:30

場所:鳥取砂丘コナン空港 コナンホール(鳥取県鳥取市湖山町西4-110-5)

内容:主催者挨拶(鳥取県知事 平井伸治ほか)、来賓挨拶、新しくなった空港の魅力紹介、オブジェ除幕(シンボルオブジェ、喫茶ポアロ再現展示)

鳥取砂丘コナン空港 リニューアル概要

改修期間:2017年6月~2018年7月

主な改修:

 1)国際線ターミナルと国内線ターミナルの一体化

 2)コナン装飾の新設・再配置

 3)到着ロビーに新たなシンボルオブジェ、喫茶ポアロの再現展示を再配置。

  エントランスに新たに置かれる案内サインや空港ロゴにもコナンが登場。

  新たなナゾ解きラリーが始まるなど、あちこちにあるコナン装飾が生まれ変わる。

 4)新テナントオープン

  新たな飲食店として、全国に多くのファンを持つ「大江ノ郷自然牧場」(たまごかけ御飯、バウムクーヘンなど)「すなば珈琲」(サイフォンコーヒー、海鮮丼など)「アジアンリゾートラウンジ陶庵」(アジアンご飯、スイーツなど)がオープン。コナングッズが目白押しの「コナン・クリエイション」も出店する。

鳥取砂丘コナン空港and青山剛昌ふるさと館 周遊キャンペーン

 鳥取砂丘コナン空港のグランドオープンに合わせて、空港と、「青山剛昌ふるさと館」(北栄町)が連携したキャンペーンを行う。

期間:2018年7月28日(土)~8月31日(金)

内容:

 キャンペーン① 

 次の条件2つを満たした人に、空港グランドオープン記念オリジナルコースター(2枚セット)をプレゼント。「コナン探偵社」で特典と引換(引換は鳥取空港店・ふるさと館店いずれも可能)(先着1千人)

 ・鳥取砂丘コナン空港内の「コナン探偵社」で専用台紙にスタンプを押印

 ・青山剛昌ふるさと館への入館

 キャンペーン②

 次の条件を満たした人に、コナングッズもプレゼント(先着1千人/商品は引換でのお楽しみ)

 ・「コナン探偵社」の鳥取空港店およびふるさと館店の両店でそれぞれ2千円以上の買い物

 

世界初となる「パディントン ベア™」のテーマパークが”さがみ湖”で開業

2018年7月23日(月) 配信

パルーンを空に放ち、開業を祝う

 富士急行は「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」(神奈川県相模原市)に7月21日(土)、「パディントン ベアTM」の世界初となるテーマパーク「パディントン タウン」をオープンした。投資額は2・3億円に上る。パディントンタウンの面積は4420平方㍍で、ミニコースターや迷路など5種類のアトラクションを用意。園内にはさまざまなコスチュームを着たパディトンが子供たちを出迎える。家族向けの施設を充実することで、より集客の裾野を広げる方向だ。

 オープンを記念して行われた記念式典では、 Instagramでフォロワー数52万人を誇る大人気の双子キッズモデル「りんかちゃん&あんなちゃん」がゲストとして「パディントン タウン」に来園。パディントンと集まった約200人の客と一緒に、バルーンを空に放ち、開業を祝った。

 一方、「パディントン タウン」ではオープンを記念し、JR東日本八王子支社とのタイアップ企画である「パディントン タウン スタンプラリー」を同日から行っている。JR2駅にあるスタンプのうち異なる2駅のスタンプと、「パディントン タウン」のスタンプを集めると、「パディントン タウン」オリジナルのクリアファイルをプレゼントする。

 スタンプは、JR立川駅(西改札外)、 JR八王子駅(改札外 びゅうプラザ前)、 JR高尾駅(北口改札外)、 JR相模湖駅(改札外)、パディントン タウン(「しゅっぱつ!パディントン号」前)に設置されている。スタンプラリーの台紙は各スタンプ設置場所にあり、相模湖プレジャーフォレスト売店で景品を交換できる。スタンプラリー実施期間は9月2日(日)まで。

□パディントンベアTM

パディントン

 

 パディントン ベアTMはイギリスを代表する児童小説『くまのパディントン』から生まれたキャラクター。物語の主人公は南米ペルーから1人でイギリスにやってきた子グマ。この紳士な子グマが、ロンドンのパディントン駅でブラウン夫婦に出会い、パディントンと名付けられて家族として迎えられ、さまざまな騒動を巻き起こしながら街の人気者になっていく物語だ。

 2016年に日本で公開された映画『パディントン』は、世界中で320億円興行収入を挙げ話題となり、18年には続編映画『パディントン2』も日本で公開された。18年は、パディントン ベアTM誕生60周年にあたる記念の年でもある。

「京王プラザホテル」で月と夜景観賞を楽しむプラン

2018年7月23日(月)配信

部屋は、プレミアグランツインまたはキングを用意

KNT-CTウエブトラベルはこのほど、「日本百名月」に認定されている観月の名所「京王プラザホテル」で月と夜景観賞を楽しめる宿泊プランをインターネット限定で売り出した。

  同プランでは、本館37階以上の最上級クラブフロア「プレミアグラン」に宿泊でき、普段はリクエストを受けていない部屋の向き(東京都庁側、新宿駅側)の要望も受け付ける。また、本館45階のスカイラウンジ「オーロラ」で使えるドリンク券も付く。月をテーマにしたオリジナルカクテル「ムーニー・オ・レ」も楽しめるほか、晴天時は、東京スカイツリーと東京タワーの両方を鑑賞できる。

2013年のサントリー ザ・カクテル・オブ・ザ・イヤーを受賞した、月をテーマにしたオリジナルカクテル「ムーニー・オ・レ」(イメージ)

日本百名月とは

 日本全国の月の名所を100カ所認定し、国内外に発信、観光資源化をはかる取り組み。同プロジェクトに取り組む夜景観光コンベンション・ビューローと近畿日本ツーリストグループは、2020年の東京オリンピック開催時までに100カ所認定する考えを示している。選出にあたっては「今後鑑賞地を失う恐れがないこと」や「ブランド価値を理解し、継続的販売が可能であること」などの要件を設定している。「日本初の超高層ホテルにのぼる月」 (東京都新宿区)として登録された京王プラザホテルを含め、現在27カ所が認定されている。

 

京王プラザホテル 月&夜景観賞プラン 概要

設定期間:9月30日(日)まで

宿泊料金:大人、2万4480円~(7月3日<火>時点、1泊朝食付、1室2人利用)

浅草ビューホテルが20年ぶりの新スタイルブッフェ、和洋中のシェフが“逸品”競う

2018年7月23日(月) 配信

各料理長の”逸品”に投票する参加型バイキング

 

浅草ビューホテルは、2018年8月10(金)~18日(土)の期間限定で「シェフの饗宴 グルメバイキングView1グランプリ」を開催する。サマーバイキングは20年ぶりに、昨年までのハワイアンテイストから一新した。

 全80種のメニューのなかで、目玉の料理はスペシャルブースで実演する和・洋・中の3品だ。各料理長が”逸品”として考えた。

 同バイキングは参加型企画となっており、一般利用客がこの3品から気に入った料理に投票する。抽選でグランプリとなったシェフのフルコース招待券や、ホテルメイドの焼き菓子セットなど豪華賞品が当たる。以下、3品と同ホテルおすすめのスイーツを紹介する。

フォアグラのソテーポルチーニ焼きリゾット添えバルサミコソース

 

 洋食部門は、「スカイグリルブッフェ 武蔵」の依田卓也料理長が手がける「フォアグラのソテーポルチーニ焼きリゾット添えバルサミコソース」。ハンガリーから空輸したフォアグラを、ブランデーと炎で色よく焼き上げる。

目の前であがるフランベの炎は必見

 柔らかく、刃を通すとすぐに溶けてしまうため普段なかなか見ることのできないフォアグラのカットとフランベの実演が見どころ。イタリアのバルサミコソースを煮詰めて、甘酸っぱく香り高いソースに仕上げた。

香港焼味(イメージ)

 中国料理は「中国料理 唐紅花」の葉阪豊史が「香港焼味」として鴨の燻製や自家製チャーシュー、蒸し鶏、若鶏の照り煮、豚バラ肉の窯焼きを提供。香港名物のチャイニーズバーベキューを、同ホテル独自のたれで食感にこだわって仕上げた。塊肉をその場でカットして提供する。

海鮮~鯛しゃぶ~

 日本料理部門は、「日本料理 歌留多」の牧幹也料理長の「海鮮~鯛しゃぶ~」。旬の野菜とあわせて食材本来の味を生かす。出汁にさっとくぐらせて、鯛の旨味を凝縮する。

デリシャスモンブラン

 スイーツは、同ホテル1階に店を構える「Sweet&Bakery穂乃華」で、人気ナンバーワンの和栗モンブラン「デリシャスモンブラン」がミニサイズで登場する。和三盆ロールに愛媛県産の甘みを抑えたマロンクリームを絞り、果肉入りベリーソースをトッピングした。繊細な絞り作業を間近で見ることができる。

 さらにバルーンパフォーマンスやミュージックパフォーマーの「フルドリーム」などのパフォーマンスも開かれ、小さな子供も楽しめる。

 料金は大人1人6500円で、前売りチケット購入で6千円。小学生は2700円で4~6歳の子供は700円。入替制となるため、事前の予約が必要。

スカイツリーと浅草の街を一望

 浅草ビューホテルは1985年9月に開業し、“東京一あたたかいホテル”を目指して33年目になる。17年12月には1階の全面リニューアルを行った。隅田川と平行に建てられており、眺望を強みとする。とくに隅田川花火大会の日は多くの利用客でにぎわう。

民泊予約のVacation STAYが、アゴダと連携

2018年7月23日(月) 配信

楽天系の民泊予約サイトが、シンガポールに拠点を持つOTA大手のアゴダと連携した

民泊予約サイト「Vacation STAY」とオンライン予約の「agoda(アゴダ)」がこのほど、がシステム連携を始めた。今後はアゴダでも、楽天ライフルステイが運営する「Vacation STAY」に掲載された物件を予約できる。

 アゴダはシンガポールを拠点とする大手OTA。2007年からブッキング・ホールディングス傘下となった。台湾や香港のほか、タイなど東南アジアエリアでの集客に強みを持つ。特徴は、ホテル施設と民泊物件、双方を掲載していること。ユーザーは価格を基準に、双方をまとめて比較検討できる。

 楽天ライフルステイはすでに昨年、途家(トゥージア)やAsiaYo.comなど、中国本土・台湾地域のプラットフォーマーとの連携を済ませていた。ブッキング・ホールディングスに属するブッキング・・ドットコムや、ホーム・アウェイ(エクスペディアグループ)ともつながりを深めている。アゴダとの連携により、インバウンドの獲得をさらに強化できるとみる。

「トラベルスクエア」立国どころか傾国に

2018年7月22日(日)配信 

スイス観光は健在(写真はイメージ)

この夏も訪日外国人客数が3千万人突破確実と業界はインバウンドの話題でかまびすしいが、翻って考えてみたい。「それで本当に国民は豊かになった実感を持てているのだろうか?」と。
 以下は、若干、憎まれ口になることを承知の上での論議になるのだが、僕はどれだけインバウンドが増えていても、それが国民一人ひとりの生活実感としての豊かさにつながらなければ「立国」と喜んではいけないという主義だ。立国というのは、それによって「国が立つ」ということだが、それは抽象的な国というより、日本国民一人ひとりが生活がよくなったなあ、と実感があって、立国したという定義だ。
 だとすると、この数年インバウンドはものすごい勢いで伸びたのは事実だけれど、国民1人当たりのGDP(国内総生産)ランキングが下がる一方。2017年は25位まで落ちた。20年前は数百万人レベルのインバウンドしかなかったけれど、GDPは世界第3位の位置を保っていたのである。もちろん、GDPだけが豊かさの尺度ではないけれど、国民が押し寄せる中国人観光客を目の前にして、それが自分の生活向上に結び付いている実感はないだろう。
 一方、1世紀以上観光立国で頑張っているスイスはというと、もう数十年、この指標でいうとベスト3の座から去ったことはない。まさに観光なくしてスイスなし、というくらいで、ここまでいかないと「立国」じゃないと思う。でも、スイスほど物価の高い国はない。数年前、チューリッヒを訪れ、ドイツ人と街中でタクシーを走らせたら、あまりにメーターがぐるぐる回るので「強風の中の風車みたいだ!」とその相方が叫んだくらいだ。ホテルも外食も高い、高い。
 それでも、スイス観光は今でも健在だ。冬のスキーリゾートは相変わらず相当早めに予約しなければならない。「高い」ことは欧州の人は百も承知、千も納得なのに、やはりスイスに行くのは、ここがそれだけの価値があるということだろう。
 景観の保全はとくに素晴らしい。個人の荷物の移動などもスムーズ、要するに「物価は高くてもいい国」、観光を付加価値の高い産業としてきちんと訴えている。
 翻って、日本は「安くてうまい国」になり過ぎていないか?
 どーんと観光客が押し寄せるのはいいけど、その「安さ」が実現できても、ホスピタリティビジネスの現場は人手不足で荒れ放題。賃金上がらずで「立国」はいかがなものか。観光客がもたらすごみ問題、落書き問題など観光公害も云々される事態も一方にある。
 いい加減、人数という量中心の思想から脱却しないと、立国どころか観光「傾国」(けいこく)になるよ、と言いたい。

(跡見学園女子大学観光コミュニティ学部教授 松坂 健)

 

コラムニスト紹介

松坂健氏

跡見学園女子大学観光コミュニティ学部教授 松坂 健 氏
1949年東京・浅草生まれ。1971年、74年にそれぞれ慶應義塾大学の法学部・文学部を卒業。柴田書店入社、月刊食堂副編集長を経て、84年から93年まで月刊ホテル旅館編集長。01年~03年長崎国際大学、03年~15年西武文理大学教授。16年から跡見学園女子大学教授、現職。著書に『ホスピタリティ進化論』など。ミステリ評論も継続中。

〈観光最前線〉向田邦子さんの鹿児島

2018年7月21日(土) 配信

2018年7月4日午前6時23分

 29回目の全国女将サミットへ、大勢の皆様にお出掛けいただきありがとうございました。鹿児島でのひとときはいかがでしたか。

 鹿児島は脚本家・向田邦子さんが小学校時代の2年あまりを過ごした街だ。「東京生まれの私にとって、鹿児島はなつかしい『故郷もどき』」。そう記したエッセイ「鹿児島感傷旅行」をはじめ、20余りの作品で思い出を綴った。

 女将サミット当日の朝、会場の城山ホテル鹿児島から桜島が見られた。小学生の向田さんも体育授業の一環で、ホテルのある城山に登ったそうだ。「結局変わらないものは、人。そして生きて火を吐く桜島であった」(鹿児島感傷旅行)。大人になって再訪した折、向田さんが見た桜島。目の前の景色に重ね想像すると、大会前の緊張が少しほぐれた。

【鈴木 克範】

「ZOOM JAPON(ズーム・ジャポン)(7月号)」

2018年7月21日(土) 配信

http://zoomjapon.info
クロード編集長

〈巻頭言〉

 日仏友好160年を迎えたフランスでは、日本政府主導による複合型文化芸術事業「ジャポニスム2018―響きあう魂」が始まりました。来年2月まで、仏国内で日本にまつわる多様なイベントが予定されています。そこで今号の特集では、一般的にあまり知られていない「ジャポニスム」の発祥から、今日の変遷までを紐解きました。その他のページでは、ようやく仏語訳がでた「学問のすゝめ」や、文学ファン注目のBUNDANカフェ(東京)、そして山形のマタギなどを紹介しています。全52ページ、読み応えのある号になりました。

(編集長 クロード・ルブラン)

特集 「ジャポニスムの変容」

カミーユ・ムーラン=デュプレが描いたZOOM JAPONオリジナルイラスト

 19世紀のヨーロッパに芽生えたジャポニスム。それは、主に浮世絵の影響を受けた芸術の分野から始まり、モードや建築、文学などにも拡がった。その後、20世紀後半にはフランスで漫画ブームが起き、21世紀になると「カワイイ」が文化として認識されるまでに発展。現代のジャポニスムの誕生となる。■「JAPONISMEからJAPONISMESへ」:武蔵大学教授ブリジット小山氏を中心に、ジャポニスム研究の第一人者、ジェヌヴィエーヴ・ラカンブル氏など世界屈指の専門家の協力を得てジャポニスムの歴史を俯瞰的に紹介。■パリとジャポニスム(ガエル・リオ/プチパレ、パリ私市立美術館学芸員)■ナビ派とは(イザベル・カーン/オルセー美術館学芸員)■ラファエル・コランのオブジェ(サリマ・エラル/リヨン美術館学芸員)■クロード・モネと浮世絵(ジュヌヴィエーヴ・エトゥケン/文化・通信省・文献研究責任者)■北斎漫画の世界一のコレクター・浦上満氏にインタビュー。■日本に暮らした風刺画家ビゴー。■テーブルを飾ったジャポニスム(ロラン・ダビラス/アビランド社創業者末裔)■モネの世界を描く日本画家・平松礼二氏インタビュー。■21世紀のジャポニスム、ヨシダキミコ氏のアート(シャルレンヌ・ヴェイロン/美術史博士)■アニメに見るジャポニスム(イラン・グェン)■現代に蘇るジャポニスム、漫画家カミーユ・ムーラン=デュプレ氏インタビュー。

〈ZOOM・JAPON 編集部発 最新レポート〉相変わらずの熱気、ジャパン・エキスポ

ジャパン・エキスポのようす

 今年も7月上旬にパリ郊外にて、4日間で延べ20万人の漫画・アニメ・ゲーム・コスプレファンたちを動員すると言われるイベントJAPAN EXPOが開催されました。今夏は、フランス中が盛り上がるサッカーW杯と重なりましたが、会場はフランス戦もどこ吹く風、独自の熱気が健在。日本から出展する企業や自治体のブースはクオリティーが高く、イベントに花を添える役割も果たしているようです。例年通り、ZOOM JAPON誌も会場入り口など数カ所で配布。創刊当初の手配りの苦労もすっかり良い思い出となり、今では積極的にピックアップされるようになりました。

フランスの日本専門情報誌「ZOOM JAPON」への問い合わせ=電話:03(3834)2718〈旬刊旅行新聞 編集部〉