旅行者の行動を見える化  ハンディジャパンが共同検証へ

2018年8月30日(木) 配信 

データプラットフォーム・ビジネス構築へ

 スマートフォンレンタルサービス「handy」を展開するハンディジャパン(勝瀬博則CEO)はこのほど、位置情報を活用したビッグデータ事業を行うAgoop(柴山和久CEO)と協業し、データプラットフォーム・ビジネス構築に向けた取り組みを始めた。

 旅行者の周遊や集中する場所を見える化するなど、行動解析を行う。具体的には、Agoopの独自のノウハウである位置情報取得技術をhandy端末に搭載し、位置情報取得と利用に関する同意を得たうえで端末からデータを集め、分析する。収集したビックデータなどは、宿泊施設やパートナー企業に対する観光支援にも活用していく。

旅行者の滞留を見える化

 第1弾として8月10日~12日に開かれた神田明神納涼祭り(東京都千代田区)で共同検証を実施。旅行者の行動解析を行った。1都3県に宿泊している旅行者向けに、神田明神納涼祭りの記事コンテンツをhandy上のプッシュ型メッセージで告知。そのあと、端末を利用した旅行者の周遊や行動特徴についてデータをまとめ、今回の発表と併せて公表した。

 ハンディジャパンは今年7月、ソフトバンクと資本・業務提携契約締結に関する発表を行った。今回は、ソフトバンクグループで位置情報取得技術や解析技術を得意とするAgoopと手を組んだ。Agoopの得意分野と、ホテル客室から持ち出し可能なhandy端末を組み合わせることで、観光分野でのデータプラットフォーム・ビジネスを作り上げていく考え。

 同社は「今後もさらなる共同検証を行い、広告事業社、宿泊施設に対して、価値ある情報提供をできるよう努めるとともに、日本の観光立国確立を後押ししていく」と意気込む。

ジェットスター、3期連続増収増益 LCC初の高知線就航も発表

2018年8月29日(水)配信

片岡優社長

ジェットスター・ジャパン(片岡優社長)の2018年6月期(17年7月ー18年6月)の当期純利益が前年同期比91・0%増の9億5300万円となり、3期連続の増収増益を計上した。有償旅客数は同社最多の536万人(同3%増)となった。

 営業収入は、路線ネットワークの拡充やダイヤの最適化などにより搭乗率が改善し、同8・0%増の570億1400万円。営業利益は同3・0%増の11億3400万円となった。一方、経常利益は、営業外利益の減少により同22・0%減の10億9100万円となった。

 8月29日に東京都内で開いた会見で片岡社長は、「搭乗率、定時運航率が上がったことで、お客様からの信頼を得られ、3期連続の増収増益につながった。今後も安心、安全、低運賃を常に提供し、需要を拡大していく」と報告した。

 また、成田国際空港―高知空港、関西国際空港―高知空港路線を年内中に新規就航させる計画を発表。高知空港へのLCC(格安航空会社)の就航は、同社が初となる。片岡社長は「新規路線の成功に必要な就航先の自治体や空港会社、地元企業からの支援体制が確認できた」と就航経緯を説明し、「好調な高松、松山の2路線と共に、四国全体の需要を底上ができる。高知でもLCCによって新たな需要を作り出す自信がある」と力を込めた。

山中温泉・吉祥やまなか モー娘。’18 加賀楓さんが表紙のスタンプラリー台紙付き宿泊プラン 11月30日まで

2018年8月29日(水)配信 

御朱印帳の表紙はモーニング娘。’18の加賀楓さん

石川県・山中温泉の吉祥やまなか(村井博総支配人)は2018年11月30日(金)まで、山中・山代・粟津・片山津の加賀四湯にある5つの寺めぐりを楽しめる、スタンプラリー台紙付きの宿泊プランを売り出している。

 スタンプラリー台紙「加賀温泉郷パワースポットラリー御朱印帳」の表紙は、4月にLady Kaga(加賀温泉郷観光大使)に就任したモーニング娘。’18の加賀楓さん。各寺に設置された「カガ子スタンプ」を5つすべて集めた人に、指定交換所で薬師如来の「ご真言」が記された特別な5の散華が贈られる。そのほか、加賀周遊バスの1日乗車券や山中温泉総湯「菊の湯」など、散策に嬉しい特典も用意する。

【KAGA巡礼】加賀温泉郷 御朱印巡り 宿泊プラン

期間:2018年9月1日(土)~2018年11月30日(金)

 (9月15、16、22、23日は除く)

料金:1泊夕・朝食付き/

和室「楽」

 1人2万1千円(平日1室2人利用) ~、1万9千円(同3人利用)~、

 1万7千円(同4人利用)~、1万5千円(同5~6人利用)~

洋室「紅」

 一人旅シングル洋室/1万6千円~

※休前日は5千円UP、税サ込・入湯税150円別

※部屋タイプはこのほかも用意している

夕食:

 和室「楽」 加賀料理「べにはな」加賀能登会席・煌

 洋室「紅」 加賀料理「べにはな」加賀能登会席

朝食:鉄板ブレックファーストまたは和食膳(会場はレストラン)

特典:

 ◆加賀温泉郷パワースポットラリー御朱印台紙付き(加賀楓さん表紙)

 ◆山中温泉総湯「菊の湯」入浴券付き

 ◆加賀周遊バス1日乗車券、またはガソリン券1千円分

  (ガソリン券は指定給油所限定・定休日あり)

おもてなし:

温泉総選挙2017年「女子旅部門」第3位の山中温泉が楽しめる無料サービス

 ◆焼き立てパンケーキのアフタヌーンティー(午後2:30~4:00)

 ◆湯上りドリンク(午前7:00~午後6:00)

 ◆色浴衣・髪飾り・湯籠・花ぞうり、番傘などの貸出

 ◆夕方にビール1杯、朝のトコロテンサービス

 ◆貸切風呂50分無料(当日先着順)

 ◆連泊には、姉妹館も選べる夕食、じわもんおにぎりランチ など

吉祥やまなか」ホームページ

京王プラザホテル 12月15日に最上級クラブフロアを増床

2018年8月29日(水)配信 

最上級クラブフロア「プレミアグラン」

京王プラザホテル(山本護社長、東京・西新宿)は2018年12月15日(土)、本館37~41階の最上級クラブフロア「プレミアグラン」(111 室)を増床し、本館35、36階の2フロアを加えた計167室としてリニューアルオープンする。

 同ホテルの宿泊客は外国人比率が75%に上り、近年はラグジュアリーファミリーの旅行客利用も高まっているという。今回の改装では、今後も増加するラグジュアリー層のインバウンド需要に対応するほか、ラグジュアリーファミリーの希望を適える工夫を施す。ツインルーム10室限定で通常幅よりも幅広いベッド2台を用意し、子供の添い寝がしやすい客室を新設。既存の40階にあるプレミアグランスイートのツインルームとのコネクティング利用(4人)とあわせて、ラグジュアリーファミリーの更なる利用を促す。

 「プレミアグラン」は、客室に世界の一流ホテルで採用される上質なアイテムを備え、研ぎ澄まされた空間デザインと専任コンシェルジュによる心に寄り添うサービスが好評を博しているクラブフロア。地上160㍍の美しい眺めと、535平方㍍の広さを誇るクラブラウンジを備えているのが特徴で、滞在中は朝食やティータイム、 バータイムのダイニングを自由に利用できる。

プレミアグラン専用「クラブラウンジ」(45F)

プレミアグラン料金

1人料金(1室2人利用、専用クラブラウンジの利用、サービス料・税金込)

 クラブルーム プレミアグラン 2万2,500円~

 プレミアグランスイート 4万5千円~

プレミアグラン専用「クラブラウンジ」本館45階

営業時間:午前7:00~午後10:00(朝食、ティータイム、バータイム)

公式動画:

新ホテル「The Okura Tokyo」、来年9月12日(木)開業へ

2018年8月29日(水) 配信

「The Okura Tokyo」(イメージ)

ホテルオークラ東京(池田正己社長、東京都港区)は、2019年9月12日(木)に「The Okura Tokyo」を東京・虎ノ門に開業する。これに伴い、今年9月3日(月)に一般宴会と婚礼の予約を受け付ける。宿泊とレストラン予約の受付開始は19年4月予定だ。

 新ホテルは、2棟の建物で構成。高層棟の「オークラ プレステージタワー」は和のテイストを取り入れ、東京の眺望を満喫できるよう、客室を28階以上に配置する。レストランや、大規模な国際会議などにも対応できる大宴会場を擁するインターナショナルなホテルを目指す。

  中層棟の「オークラ ヘリテージウイング」は、広々とした間取りの客室や、日本の和を表現する日本料理「山里」、茶室「聴松庵」などの施設を有する。国内外からの迎賓館となるホテルとして運営していく。

「The Okura Tokyo」宴会・婚礼に関する問い合わせ

一般宴会:営業部 tel:03-3224-6661(平日 午前9時~午後6時)

婚礼:ウェディングデスク tel:03-3224-6660(午前9時~午後7時、火曜定休)

 

2・7倍の過去最高額 740億円求める 19年度観光庁予算概算要求

2018年8月29日(水) 配信 

2019年度 概算要求

 

 

 観光庁は2019年度予算の概算要求で、東北復興枠を除き、前年度予算比約2・7倍(同168%増)の過去最高額となる739億6800万円を求めた。

 このうち、国際観光旅客税(出国税)を充当する項目は、8倍(同700%増)の480億円。最も多い要求額となった。出国税は来年度から初めて満年度で税収が入る。同庁に一括計上し、執行段階で関係省庁に移し替えていく。観光先進国の実現に向け、新財源の舵取り役としての手腕が問われる。

 法で定められている出国税の使途の大枠は3つ。ストレスフリーで旅行できる環境の整備と、情報発信、体験滞在の満足度向上となる。現状、出国税の使途などは決まっていないが、今秋に「観光戦略実行推進タスクフォース」を開き、具体的な中身を詰めていく。なお、出国税の規模は17年度の出国者ベースで算出した。

 今年度は来年の1月7日から年度末までで、60億円を計上している。法務省などの関係省庁に約28億円を割り振り、CIQ体制や文化財の整備事業などに充てることとした。来年度の事業イメージでも、同じ事業を例示している。

 一方、来年度にどのような使途に充当されるかの詳細は、年末まで不透明な状況が続く。既存施策の財源の単なる穴埋めにならないように、毎年度固定化せず洗い替えすると定められているためだ。

 観光庁総務課の吉田誠企画官は8月28日の会見で「(使途などは)タスクフォースで有識者の意見も踏まえつつ、財政当局、関係者としっかりと議論していきたい」との説明を繰り返した。

 仮に、想定する出国者分の480億円の要求が通れば、同庁にとってこの分だけで過去最大の予算規模となる。ただ、日本人出国者にも1千円が課される。今後、負担者となる日本人出国者が納得できる使途の適正性や、関連省庁の配分などの調整が、新財源を育て活用していくカギとなりそうだ。

観光庁資料より作成

重点20市場を見直し、新たに10市場追加へ

 今年度まで観光庁予算の柱だった一般財源での要求は、同22%増の252億1800万円。観光先進国の実現に向け、観光施策を着実に実施していく。施策の柱は3つ。

 1つ目のプロモーション強化と観光産業の基幹産業化は、140億8400万円(同49%増)とした。

 このなかで、戦略的な訪日プロモーションの実施には、126億7500万円の内数(JNTO運営交付金)を求めた。市場別の訴求を強めていく。

 さらにこれまでの重点20市場とは別に、新たに10市場を設定していく考え。10市場は重点20市場に次いで訪日客数が多い国となる見通し。同庁によると、マカオやニュージーランド、メキシコ、オランダ、スウェーデン、スイス、ブラジル、イスラエル、ベルギー、ポーランドなどが候補だという。

 他方、新規事業として「若者の海外体験促進(5千万円)」と「AI(人工知能)などによる旅行サービス高度化(5千万円)」「テーマナビゲーター育成(7億円)」を挙げた。

 AI事業ではまず海外先進事例を調査。専門知識が無くても、AI技術を駆使してビッグデータ分析やニーズを把握できるようにし、サービスの高度化を目指す。20年にモデル事業を行う予定。テーマナビゲーターは、地域滞在の満足度を上げるため、スキーなど特定のテーマに特化したガイドの育成をはかっていく。

 健全な民泊サービスの普及には、約2倍(同92%増)の2億900万円を求めた。とくに違法民泊の排除に力を入れる。「違法民泊と疑われる物件の住所を入れると、その住所に近い物件を掲載している仲介サイトのリストが一括で出てくるようなシステム」(同庁)を考えているという。

 このほか、大枠の2つ目の地方誘客の促進は、同29%増の25億7200万円、3つ目の受入環境整備は同9%減の77億8200万円とした。

 東北の復興枠は今年度と同額の45億6500万円を要求。20年までに東北6県で、訪日客の延べ宿泊者数150万人泊を目標とする。なお、復興枠などを合わせた概算要求の総額は、同145%増の785億3300万円となった。

国際観光部長(仮称)新設

 先の国会ではIR整備法が可決成立した。これを受け、組織・定員要求では、IRやMICEなどを推進する国際観光部長(仮称)、その下につく新たな課の組織を要求する。定員は部長と新組織の人員など合わせ10人ほど要求する。このほか、出国税の執行体制を整えるため、定員要求は合計16人とした。

モバイル決済、普及が本格化 「お金の移動」シンプルに

2018年8月29日(水) 配信

二次元(QR)コードを使ったモバイル決済が、日本でも普及するかもしれない

国内でも、モバイル決済普及に向け準備が進む。横浜銀行のはまPayなど、実際にサービスを導入する事業者も出てきた。ゆうちょ銀行やりそな銀行も、今秋から来年にかけてサービスを始める。LINEなど、IT企業の参入も著しい。経済産業省は普及を視野に、来年度の概算要求に一定額を計上する。グローバルの規格に準拠した仕組みが整えば、国内とインバウンド、双方の消費増につながる。

 モバイル決済のポイントは、二次元(QR)コードの利用と、決済と同時に口座から預金が引き落とされること。クレジットカードに代表される、与信供与型のビジネスモデルを取らないかわりに、導入店舗・ユーザーが負担する手数料は低くなる。中小規模の小売店は、低コストで新たな決済手段を導入できるのだ。LINE Payを進めるLINEは、3年間の手数料無料(導入店舗側)を発表。国内での実用化に本腰を入れた。

 最新のインバウンド消費額をみると、主要ターゲットである東アジアの国・地域(中国・台湾・韓国)が6割(7243億円)を占める(18年4~6月期)。二次元コードによるモバイル決済が一般化している中国は、3620億円。国内での受入体制が整備されれば、アリペイ(Alipay)やウィーチャットペイ(WeChat Pay)など、ユーザー数8億人を超える巨大市場がより身近になる。

 現金信仰が根強い日本では、買い物=「お金を払う」と考えられがち。与信供与の概念に基づくクレジットカード決済も、「お金を払う」ことの延長線上にある仕組みだ。

 モバイル決済の普及が進む中国では、買い物=「お金の移動」と、考え方がよりシンプル。ユーザー数が8億人を超えていることからも、銀行口座にあるお金を手軽に移動できる仕組みは、多くの人に受け入れられていることが分かる。モバイル決済の一般化によって、国内でも「お金の移動」という考え方が広まれば、国内旅行の消費増を望める。

 17年の国内旅行消費額は21兆1,130億円。14年以降増加傾向にあるものの、伸び率は振るわない。本格的な普及は、横ばいの国内市場をテコ入れする良い機会となるかもしれない。

 楽天や、ヤフー、LINEなど、フィンテック事業強化の一環として事業を展開する企業がある一方、金融インフラの根幹を担ってきた銀行も待ったなしで参入の手を挙げる。各事業者の努力によって、地域の宿泊事業者や販売業者への浸透が待ち遠しい。

リトルワールド、世界14カ国の肉料理集めフェスタ開催

2018年8月29日(水)配信

秋催事ポスタービジュアルイメージ

野外民族博物館リトルワールド(愛知県犬山市)は9月8日(土)~12月2日(日)まで、世界の肉料理を集めたグルメフェス「世界の肉フェスタ」を開催する。

 会場では、子豚の肉をじっくり焼き上げた「シュパンフェルケル」(ドイツ)や、唐辛子”ロコト”にミンチ肉を詰めた「ロコト・レジェーノ」(ペルー)、豚の血と春雨などを腸詰めにした「スンデ」(韓国)など14力国17品の肉料理が味わえる。担当者のおすすめは、「ニシキヘビの唐揚げ」(アフリカ)とハトのお腹にサフランライスを詰めて蒸し焼きにした「ハマム・マッハシ」(エジプト)の2品。「インパクトが強く、なじみのない食材だと思うので、ぜひ食べてみてください」とPRする。

ニシキヘビの唐揚げ(700円)
ハマム・マッハシ(2千円・土日祝限定10食)
ロコト・レジェーノ(800円・土日祝限定10食)

□リトルワールド そのほか開催の秋催事概要

1 メキシコサーカス

期間:9月15日(土)から11月25日(日)

※毎週火曜日休演

時間:

平日・  ①午前11:30~ ②午後2:00~

土日祝日・①午前11:00~ ②午後1:00~ ③午後3:00~

場所:野外ホール

内容:

 メキシコとの外交樹立130周年を迎えるメキシコから、11人のサーカスアーティストが来日し、ショーを披露する。

軽快な音楽に合わせ、リングやクラブをリズミカルに操る演目、タイトロープ
ラダーアクロバットは、民族音楽に合わせて男女ペア―が魅せる芸術的なバランスアクト

料金:無料(別途入館料が必要)

主催:中日新聞社、名古屋鉄道、名鉄インプレス(野外民族博物館リトルワールド)

後援:愛知・岐阜各県及び各教育委員会、名古屋・犬山・可児各市及び各教育委員会

オクトーバーフェスト

期間:9月29日(土)~10月8日(月・祝)

※10月4日は休演

場所:ドイッバイエルン州の村

内容:

 本場ドイツから来日した音楽隊の演奏とドイツビールが楽しめる。10月6日(土)~8日(月・祝)は、営業時間を午後8:00まで延長する「オクトーバー・ナイト・ビアガーデン」を開催し、ドイツ製アンティークメリーゴーランドの登場や打ち上げ花火なども行う。

リトルワールドハロウィン

期間:10月20日(土)、21日(日)、27日(土)、28日(日)

場所:ヨーロッパエリアなど

内容:衣装コンテスト(事前応募制)や、パレード、お菓子配り、○×クイズなど

イベント情報 世界の肉フェスタ | 野外民族博物館 リトルワールド
http://www.littleworld.jp/events/2018autumn/index.html
イベント情報 世界の肉フェスタの紹介です。愛知県犬山市のリトルワールドは、世界各国の衣・食・住をはじめとした民族文化を紹介している、野外民族博物館です。

”旅のプロ”と”天気のプロ”の共同企画 旅工房がカナダ・オーロラ鑑賞ツアーを発売

2018年8月29日(水) 配信

(左)日本気象協会の藤原有衣子氏 (右)旅工房の桜岡美季氏

海外専門の旅行会社「旅工房」(高山泰仁社長、東京都豊島区)は、カナダ・オーロラ鑑賞ツアーを売り出した。日本気象協会(石川裕己会長、東京都豊島区)と協同で企画した。”旅のプロ”である旅工房のトラベル・コンシェルジュと、”天気のプロ”気象予報士が対談し、オーロラ鑑賞について徹底検証した。

 対談は気象予報士の藤原有衣子氏が、オーロラの見られる条件や北欧とカナダの見やすさの違いなどをレクチャー。オーロラ発生のベストシーズンを検証した。旅工房のトラベルコンシェルジュ・桜岡美季氏は、ナイアガラの滝などもあわせて観光できるベストシーズンを提案。気候と観光の条件がそろうツアーを企画した。

 日程は5泊7日間。オーロラが見られる確率の高い、12月から2月に出発する。オーロラが発生するオーロラベルトの真下に位置するイエローナイフに3泊する。残りの2泊はカナダの観光地、ナイアガラの滝があるナイアガラに宿泊する。旅行代金は25万6千円から。下記URLから申し込む。

《日本気象協会tenki.jp×旅工房コラボ!オーロラツアー》【ナイアガラ 2泊+イエロ...
https://www.tabikobo.com/tour/HCAAC7-XLZF-SN-TNK
《日本気象協会tenki.jp×旅工房コラボ!オーロラツアー》【ナイアガラ 2泊+イエローナイフ 3泊 5泊7日】■泊数分の鑑賞&防寒具5点セット付■「シェラトンオンザフォールズ(滝側)」&最新デラックス「シャトーノバ」往復送迎付き

ピーチ、将来の自社パイロット育成へ

2018年8月28日(火)配信

Peachパイロットチャレンジ説明会のようす

ピーチ・アビエーション(井上慎一CEO)はこのほど、ANAグループとエアバス、三井住友銀行の協力のもとパイロット育成プログラム「Peachパイロットチャレンジ制度with AIRBUS」を創設した。チャレンジ生の募集をスタートし、日本各地で説明会を行っている。 

 「Peachパイロットチャレンジ制度with AIRBUS」では、ANAグループのサポートを受け、ピーチが選定した高い水準の訓練プログラムでエアラインパイロットに必要なライセンスを取得する。LCC(格安航空会社)の普及などによる航空総需要が急激拡大に対し、パイロットを目指す人の経済的負担を軽減したうえで、実践的な訓練プログラムを提供し、育成することで将来のパイロット不足の緩和を目指す。訓練は、海外でのEASA(欧州航空安全機関)ライセンス取得訓練と、国内で実施するJCAB(国土交通省航空局)ライセンス取得訓練の2部制で構成される。

 海外訓練では、海外の「L3 CTS Airline and Academy Training Limited(ニュージーランド、イギリス)」で約1年8カ月間の訓練を受け、欧州の事業用操縦士ライセンスと、計器飛行証明を取得。訓練費用は自己負担となるが、同社が「パイロットチャレンジ生」に対し現地での生活費などに活用できる「チャレンジ手当」を支給する。また、三井住友銀行の協力のもと、海外でのライセンス取得に係る費用の支払いに利用できる「訓練費用サポートローン(仮称)」の準備も進めている。海外訓練終了後からの始まる国内訓練では、8カ月間にわたり日本のライセンスへの切り替えにおける学科教育・実機訓練を実施。海外訓練を終了後は、「Peach自社養成訓練生」として同社に入社するため、必要な日本国内での訓練費用については同社が全額負担する。

 井上CEOは「日本の航空業界のパイオニアとしての次なる一手は、航空業界のさらなる発展に向けた日本のLCC初となる独自のパイロット育成プログラムの展開。今後貴重な人材を育成し、アジアのリーディングLCCを目指し、航空総需要の拡大に貢献する」と語った。

Peachパイロットチャレンジ制度with AIRBUS募集要項

業務内容:操縦士のライセンス取得訓練

採用予定人数:若干名

エントリー期間: 9月5日(水)まで

入社時期:2019年4月1日(予定)