2021年10月4日(月) 配信

愛知、三重、富山、愛媛、山梨で旅館を経営する海栄RYOKANS(渡邉玲緒社長、愛知県・南知多町)は今年10月に開業40周年を迎えることから、新たに開業40周年ロゴを作成した。各地の宿では10月1日から来年3月31日まで、「大感謝祭」と題して、さまざまな記念企画を実施する。
40周年ロゴは、古来より日本で祝い事の贈り物などに用いられる水引のなかでも、1度結ぶと解くのが難しいことから「固く結ばれた絆」を意味する梅の花をかたどった「梅結び」をモチーフにデザイン。40周年を迎えることができたのは、お客との深い結びつきがあったからこそという感謝の気持ちと、今後もお客との絆、ご縁が続きますようにという願いが込められている。
記念企画としては、10月1日から31日まで、松阪牛や伊勢海老、甲州牛などの地元名産品が当たる大抽選会を各グループ旅館で実施する。
11月と1月、3月には、5地域13館の料理人がご当地会席料理で競う「料理対決宿泊プラン」を売り出す。同プランは、宿泊旅館で従来、提供される地元会席料理のほか、地域の異なる4館の会席料理も選べるユニークな企画。南知多「花乃丸」に宿泊の場合、「花乃丸」の会席のほか、松山「奥道後 壱湯の守」、伊勢「千の杜」、富山「つるぎ恋月」、蒲郡「ホテルたつき」の全5地域の会席料理から選ぶことができる。評価をした客には粗品がプレゼントされるほか、記念サービスとして山梨「甲府記念日ホテル」パティシエ監修のデザートも付く。
このほか、“記念日には旅に出て祝う”という文化の醸成を目指し、今後は海栄RYOKANSとして「記念日コンシェルジュ」の育成に取り組む。「日本の宿おもてなし検定」取得支援のほか、独自の指標を策定し、ブロンズ、シルバー、ゴールドの3制度を設定するなど、40周年を機に「記念日の宿」のおもてなしを強化していく。
海栄RYOKANS では2017年に各館で休館日を導入したのをはじめ、外国人の雇用促進や食品ロスの削減など、SDGsに向けた取り組みも積極的に行っている。今年4月からは、全グループ旅館で施設近隣地域の清掃活動を定例化するなど、新たな取り組みも始めている。




1180年、源頼朝は、北条時政をはじめとする源氏再興を願う東国の武士たちとともに、平氏の一族で、当地を治める山木兼隆を攻め、平氏打倒の旗を揚げた。源氏軍はそのまま勢いに乗り、現在の熱海と小田原の間にある石橋山の谷を隔てて、平氏の大軍と対戦することとなった。初戦を制し、勢いがあるといえど、頼朝に従った武士たちは、たった300騎。数のうえで圧倒的に勝る平氏に対し、劣勢は明らかだった。





旅先で飲むお酒は、私にとって大きな楽しみの1つである。まだ子供が小さかったころ、安い旅館に宿泊し、4人の息子たちが重なり合って眠っている顔を眺めながら、妻とゆっくり広縁でお酒を飲むのが楽しかった。
