全国の厳選した宿を紹介 ふるさとチョイスが「ハイクラスな宿」開設

2024年11月28日(木) 配信

 ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンク(川村憲一社長、東京都品川区)は11月28日(木)、全国の厳選した宿を紹介するサイト「ハイクラスな宿」を開設した。体験型の返礼品需要が高まるなか、ポータルサイトで不足していた詳細な宿情報を提供することで、ふるさと納税を活用したスムーズな宿選びに寄与したい考え。

 近年、ふるさと納税の返礼品は肉や米、魚介類など定番のモノだけではなく、宿泊やアクティビティ、地域イベント参加など体験型にも注目が集まっている。とくに、年末年始は「宿泊券」など体験型の返礼品への申し込みが増える傾向にあるという。

 一方で、ふるさと納税のポータルサイト内では宿泊施設の詳細情報は掲載されていないため、宿のホームページや旅行サイトなどの外部サイトへ遷移して情報を確認する必要があった。これを受け、同社はよりスムーズな宿選びができるように情報量不足と煩雑なプロセスを解消するため、Loco Partnersが運営する宿泊予約サイト「Relux」と協働して今回のサイトを開設した。今後は宿の掲載数の拡大をはかる。

 同社で地域創生や旅行観光分野を担当する篠竹将太朗氏は「今回の取り組みをきっかけに『体験型お礼の品』領域全体の活性化に取り組んでいく」とコメントしている。

訪日特撮ファン向け、聖地での爆破体験ツアー発売(WILLER ACROSS)

2024年11月28日(木) 配信

爆破体験イメージ

 WILLER ACROSS(宿谷勝士社長、東京都中央区)は11月28日(木)、インバウンド観光客や在日外国人向けの体験プログラム「Wander Japan」で、日本の特撮文化に触れられる特撮ツーリズムをテーマにした“BAKUHA Contents”ツアーを売り出した。特撮の聖地、岩船山(栃木県栃木市)で本格的な爆破シーンが体験でき、一生の思い出に残る写真や動画撮影を楽しめる。

 同ツアーは、「岩船爆破体験」を実施しているSET UP JAPAN(佐山輝社長、栃木県小山市)と連携。戦隊シリーズや仮面ライダーなどの特撮作品に欠かせない爆破シーンを再現でき、特撮ヒーロー気分が味わえる迫力ある体験を提供する。

 今回は1日限りの特別コンテンツとして、海外ファンも多い戦隊シリーズ作品の中から、「炎神戦隊ゴーオンジャー」に出演していたゴーオンレッド役の俳優・古原靖久さんらがゲストに駆けつけ、一緒に撮影当時さながらの爆破体験を楽しめる。爆破体験後には、本人の特撮に対する思い入れや戦隊シリーズ作品を撮影していた当時の思い出などを振り返るトークショーを予定し、参加者ともコミュニケーションをとりながら、特撮の世界を深掘りできる時間を提供する。

 プレミアムプランでは、元戦隊ヒーロー俳優のゲスト2人(2人目は後日公開)との3ショット爆破体験(1回分)に加え、撮影アドバイスが直接もらえるほか、プロカメラマンによる本格撮影(写真データは後日提供)が含まれる。また、トークショーでは前方席を確約してもらえる。

 実施日は2025年1月11日(土)。旅行代金は、プレミアムプランが1人20万円(税込)、スタンダードプランが1人8万9800円(同)。申し込みは予約サイト「WILLER TRAVEL」の多言語サイトから。

2027年末に「プルマン東京銀座」をオープン アコーが日本での戦略強化

2024年11月28日(木) 配信

「プルマン東京銀座」イメージ

 フランス・パリが拠点のアコー(ディーン・ダニエルズ日本代表)は2027年末、東京・銀座に「プルマン東京銀座」をオープンする。同ブランドは日本で2軒目となり、ビジネスとレジャー双方の旅行客に対応する。

 同ホテルは観光や買物に便利な銀座に位置し、145室の客室を設ける。オールデイダイニングレストランやバー、ジム、クラブラウンジなどのほか、イベントやビジネススペースも完備する。

 同社は、「アコーのプレミアムセグメントは、プルマンやスイスホテル、グランドメルキュールなどのブランドによって、日本市場で急速な成長を遂げている」とし、「『プルマン東京銀座』の開業は、日本およびアジア全域のアコーグループ拡大における戦略的なマイルストーンで、アコーのプレミアムブランドが多くの注目を集めていることを示している」と自負した。

 現在、アコーは日本で9つのブランド・45軒のホテルを運営し、1万1635室を提供している。今後、2029年までに新たに3軒のホテルの開業を予定する。

北海道千歳市が「業務型」ワーケーション推進 地の利や自然などの優位性生かす

2024年11月28日(木) 配信

あいさつする林部長(前方右)

 北海道千歳市と千歳観光連盟は2024年11月21日(木)東京都内で、市が取り組む「『業務型』ワーケーション」説明会を開いた。

 普段の職場や自宅とは異なる場所で仕事をしつつ、自分の時間も過ごす「ワーケーション」は、個人のプライベートに合わせて行う「休暇型」と企業が主体になって業務を主導する「業務型」に区分できる。千歳市は、国内航空路線の基幹空港・新千歳空港を擁する地の利に加え、国立公園支笏湖エリアの豊かなアウトドアフィールドや、日本を代表する食・飲料メーカーなどの立地をセールスポイントに、「業務型」ワーケーションの受け入れに力を入れている。

 「業務型」ワーケーションで重要なのは「何を目的に実施したいか」という点。昨年10月、NTT東日本が行った1泊2日のワーケーション(15人参加)では、「新たな着想・発想の創出につなげるほか、地域貢献につながる取り組みも」という企業側の要望を踏まえ、支笏湖でのクリアカヤック体験や湖岸清掃を提案したほか、千歳ワーケーションPR動画の素材撮影も盛り込んだ。参加者はこれらのプログラムを体験しつつ、2日目の午前中に各自がリモートワークなども行った。

 市内は、小麦やてん菜、大豆などの農業、養豚や養鶏などの畜産業も盛んで、「ファーマー体験」などもプログラムに組み込める。千歳市観光スポーツ部の林伸一部長は「市の特性と優位性を生かしながら、取り組みを進めたい」と話す。

瀬戸内海の離島「きのえ温泉 ホテル清風館」 温泉総選挙2024「絶景部門で全国1位」に

2024年11月28日(木) 配信

瀬戸内海を一望できる絶景露天風呂

 瀬戸内海の離島・大崎上島にある「きのえ温泉 ホテル清風館」(村上和夫社長、広島県・大崎上島町)はこのほど、ジャパンデザインが企画運営する温泉総選挙2024「絶景部門」で全国1位を受賞した。

 大崎上島は、瀬戸内海のほぼ真ん中にある離島で、人口は約7000人。造船や柑橘栽培が盛んなほか、教育にも力を入れている。広島商船高等専門学校をはじめ、国際バカロレア認定校の広島叡智学園は開校6年目を迎えている。

「和洋室」定員8人

 ホテル清風館の露天風呂は、瀬戸内海の大パノラマを一望。各客室からも穏やかで美しい海を眺めることができる。

 料理は、旅行新聞新社主催「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」の料理部門に5年連続で入選するなど、同館自慢の新鮮な海の幸を味わえる。

自慢の海の幸を味わえる

 館内のBARには、東京の有名ホテルに40年勤めた伝説のバーテンダーが「瀬戸内ブルー」など創作カクテルを提供してくれる。

JAL JTAセールスが売店の制服を一新 Jクラスシートのカバーをアップサイクル

2024年11月28日(木) 配信

 

 JAL JTAセールス(中根雅典社長、沖縄県那覇市)はこのほど、同社が運営する空港売店「Coralway」で着用する制服をリニューアルした。日本トランスオーシャン航空(JTA)機内のクラスJシートで使用していた、紅型模様のヘッドレストカバーを制服の一部にアップサイクルした。「沖縄らしさ」を取り入れながら、環境や人に優しいものに生まれ変わった。

 ヘッドレストカバー以外の部分は、ペットボトルや繊維くずを一部に使用したポリエステル100%の素材を使い、動きやすくしわになりにくい作りにした。

 同社は「今後もSDGsが目指す社会に向けた取り組みを継続し、沖縄の環境・人・伝統が持続可能なものとなるよう貢献していく」とコメントしている。

KKDAY JAPANと韓国観光公社、美容旅特集ページ開設 2人分の予約で1人無料

2024年11月27日(水) 配信

キャンペーンのイメージ

 アジアでオプショナルツアー予約サイトを運営しているKKDAY JAPANはこのほど、韓国観光公社と共同で、冬の韓国での美容旅を促進するため、特設ページ「K-Beauty旅特集」を開設した。同ページでは、美容体験商品を2人分購入したグループに、実質1人分を無料にするキャンペーンを行っている。

 韓国の東大門や明洞には、多くのコスメショップが展開され、最新のスキンケア製品やコスメが並ぶ。さらに、汗蒸幕(ハンジュンマク)やチムジルバンなどのサウナもあり、多様な美容体験が用意されている。

 具体的に、河南市や高陽市、安城市にある高級チムチルバン「アクアフィールド(AQUAFIELD)」における2人分のチケットは、半額の2514円で提供されている。また、新世界スパランド(釜山)の2人分の入場券は、通常価格から50%割り引きした2230円となっている。

離島からこれからの生き方を学ぶ ジャルパック、与論島などと旅アカデミー実施

2024年11月27日(水) 配信

与論島

 ジャルパック(平井登社長、東京都品川区)と鹿児島県・与論町(田畑克夫町長)、ヨロン島観光協会(川畑充男代表理事)、東シナ海の小さな島ブランド(山下賢太社長、鹿児島県薩摩川内市)はこのほど、旅と学びの地域体験プログラム「旅アカデミー 『日本離島クラス~これからの生き方を島から学ぶ~』」の受付を開始した。鹿児島県下の離島と先進的な取り組みを行う与論島に焦点を当て、島特有の課題解決に向き合い、未来への挑戦を行っている講師から新たな価値を学ぶ。

 JALグループは移動を通じた関係・つながりを創造する未来を描いた「JAL FUTURE MAP」を策定し、さまざまな取り組みを行っているところ。地域体験プログラムの「旅アカデミー」もその一環で、観光ではなく学びを目的にしている。より豊かな人生を送るためのヒントを見出し、その後も何度も訪れたくなる地域とのつながり、居場所づくりを目指す。

 今回の舞台となる与論島は環境先進地として世界から注目を集めており、持続可能な観光地トップ100に選ばれている。さらなる島の発展に向けて、グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC)が制定した国際的な基準に基づく持続可能な観光地づくりに町全体で取り組んでおり、日本初の観光地としてのGSTC認証取得と観光DX推進を目指している。

 日本離島クラスは座学プログラムが全3回の設定でそれぞれ2025年1月18日(土)、22日(水)、27日(月)に開く。初回は対面(オンライン可)で、2~3回はオンライン開催。受講費は3回分で9000円。

 座学プログラムを受講した人のみが申し込める現地プログラムは、2月20日(木)から2泊3日の「星空と共に生きる島から海の集落文化を学ぶ3日間」。航空券付きプランで1人12万9800円から。詳細は公式サイトへ。

NAA、楽曲「空と緑が結ばれる場所」制作 仕事のイメージアップで新たな雇用へ

2024年11月27日(水) 配信 

楽曲のイメージ

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)はこのほど、シンガーソングライターのゆうなみさんとコラボレーションした楽曲「空と緑が結ばれる場所」を制作した。空港スタッフは成田空港で利用者の大切な出会いや別れなど支えていることから、同社は仕事に対するイメージアップをはかる。これにより多くの人に働き続けてもらい、新たな雇用にもつなげる。

 同社は、成田空港のロゴに込められた想い「つなぐ」を楽曲のテーマとし、歌詞の作成過程で、空港スタッフに想いをヒアリングした。ミュージックビデオにはスタッフや利用客が出演している。

 楽曲はユーチューブで配信されている。今後は、NAAの各種SNSや、空港内のデジタルサイネージで放映される。

【三陸鉄道】人気の「こたつ列車」 今冬は12月14日~25年3月23日まで運行

2024年11月27日(水) 配信

(左から)三陸鉄道の伊藤史章主任、「なもみ」に扮する小島優作さん、岩手県東京事務所の佐藤舞主事

 三陸鉄道(岩手県宮古市)は今年で19回目となる「こたつ列車」を、12月14日(土)~2025年3月23日(日)までの土・日・祝日に運行する。

 往路は久慈駅を12時7分発~宮古駅13時50分着。復路は宮古駅14時42分発~久慈駅16時40分着。乗車区間の運賃に座席指定料金500円をプラスするだけで乗車できるため、昨年は往復での利用者が大幅に増えたという。

 久慈駅から乗車する場合、人気のお弁当も予約(2日前の13時まで)できる。

 海の幸満載の「大漁舟唄御膳」(3500円)をはじめ、「うに丼」(2600円)、「あわび弁当」(1950円)、「ほたて弁当」(1450円)など豪華な品揃え。宮古駅から乗車の場合、宮古新名物のスイーツ「イボンヌのシュークリーム」(コーヒー付き、600円)も予約できる。

 さらに、今年から宮古駅からの乗客を対象に、ViTO×IWAIZUMIの「ジェラート引換券」を抽選で1日1人にプレゼントする特典もスタートする。

人気の「こたつ列車」

 大好評の鬼の格好をした「なもみ」が車内に突然現れるイベントや、アテンダントによる車内ガイドもこたつ列車ならではの楽しみの一つ。

 合わせて、今年で7回目を迎える「洋風こたつ列車」も12月7日(土)から25年2月24日(月)までの土・日・祝日に運行する。

 11月27日には、三陸鉄道旅客営業部の伊藤史章主任と小島優作さん、岩手県東京事務所企業立地観光部の佐藤舞主事が本紙を訪れ、「暖かいこたつ列車の中で、冬の三陸の美しい風景と美味しい海の幸を堪能してほしい」とPRした。