オマツリジャパン、観光大使と連携 地域と祭りの魅力を発信

2021年7月29日(木)配信

全国の観光大使が地域自慢の祭りを紹介

 オマツリジャパン(加藤優子社長、東京都渋谷区)はこのほど、全国の観光大使と連携し、観光大使が地域の魅力を紹介する記事を「ご当地ガールズコレクション」として、同社ウェブメディアで配信を始めた。第1弾は愛知県岡崎市の「観光大使おかざき」、第2弾は三重県津市の「津クイーン」と連携。観光大使からご当地自慢の祭りや観光名所、グルメなどの地域の魅力を発信した。

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、祭りやイベントが相次いで中止や規模縮小がされるなか、各地で地域振興のために活動する観光大使も活動の場を失っている。地域を盛り上げたいという想いをもって活動する観光大使と、オマツリジャパンが連携することで、観光大使の活動の場を創出したい考えだ。

 第1弾の「観光大使おかざき」では、岡崎市のシンボル「岡崎城」をはじめとする岡崎公園や、村積山などの自然スポット、グルメや土産などの魅力を紹介している。

 第2弾の「津クイーン」では、高田本山専修寺や榊原温泉などのおすすめ観光スポットや、ご当地グルメの津ぎょうざなどの魅力を紹介。このほか、津クイーンもパレードに登場する三重県最大級の祭り「津まつり」も紹介している。

関越トンネルに潜入 オンラインツアー「おうちでドラぷら探検たび」(NEXCO東日本・阪急交通社)

2021年7月29日(木) 配信

関越トンネルイメージ

 東日本高速道路(小畠徹社長、NEXCO東日本)と阪急交通社(酒井淳社長)は9月11日(土)に、Zoomを活用したオンラインでのインフラツアー「おうちでドラぷら探検たび 関越トンネルに潜入編」を開く。オンラインツアーは、高速道路会社では初。

 関越トンネルは、新潟県と群馬県の境にある谷川岳を抜ける全長約11㌔におよぶ日本最長の山岳道路トンネル。

 同ツアーでは、普段は見ることができない関越トンネルの非常時用の避難坑や、立坑などを見学できる。

 また、JR越後湯沢駅周辺の観光情報や、関越自動車道谷川岳パーキングエリアを案内する。コロナ収束後の訪問のきっかけとなるよう魅力を紹介する。

 全国どこからでも家の中にいながら、気軽にインフラの裏側を楽しめるツアーとなっている。

 ツアーは9月11日(土)の午前10時~11時半。参加費用は3000円。申し込み1件ごとに、特性トンネルカードとNEXCO東日本のグッズをプレゼントする。ツアーの応募は先着順となる。

小学生の親「夏休みに旅行する」が5割 昨年より旅行意欲が上昇(ナイル)

2021年7月29日(木) 配信

ナイルはこのほど、今年の夏休みの旅行に関するアンケート調査を行った

 定額カーリース「おトクにマイカー 定額カルモくん」を運営するナイル(高橋飛翔社長、東京都品川区)はこのほど、全国の小学生の子供を持つ1061人を対象に、今年の夏休みの旅行の有無や、旅行の交通手段について調査を行った。この結果、子供の夏休みに旅行する予定、または旅行したと回答した人は49・5%となり、昨年(39・5%)より増加した。

 「旅行しない(しなかった)」理由で、「コロナだから」が78・6%と、ほかの選択肢に差を付けて最多となった。次いで「仕事・子供の予定があるから」が8・9%、「お金がないから」が6・8%となった。

 旅行先に県内と県外どちらを選んだのかという問いには、県内が53・5%、県外が46・5%となった。昨年の調査では、県内が61・2%、県外が38・8%だったため、「県外旅行を選ぶ人が増えている印象だ」(同社)。

 旅行の際にメインとなる交通手段は、「自家用車」が最多の64・1%、次いで「飛行機」が19・5%、「電車」が10・8%、「レンタカー」が2・2%となった。

 自家用車を選んだ理由として、「便利・楽だから」との回答が多かった。昨年は約半数の人が「コロナ感染を避けたいから」と回答した。このことから、「密を避けたい」という意識よりも利便性を重視して自家用車を選択している人が多い結果となった。

 同調査は7月3(土)~15日(木)に、インターネットを用いて行われた。

 

祝!世界遺産登録 JALが特別塗装機など記念の取り組み実施

2021年7月29日(木) 配信

世界自然遺産(奄美・沖縄)特別塗装機(イメージ)

 日本航空(JAL)グループはこのほど、ユネスコ世界自然遺産への「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の登録と、「北海道・北東北の縄文遺産群」の世界文化遺産登録を祝し、記念の取り組みを実施すると発表した。「地域の宝から世界の宝となった『日本の世界遺産』と世界を”つなぐ”」、「自然との”共生・保全”を通じ『日本の世界遺産』を後世へ”つなぐ”」、「文化遺産の”保護・保全”を通じ『日本の世界遺産』を後世へ”つなぐ”」がテーマ。

 具体的な取り組みとしては、2つの世界遺産の特別塗装機を就航させるほか、機内誌での特集、世界遺産の専用ポータルサイト開設などを行う。専用サイトでは、登録された意義をはじめ、地域の魅力発信とともに、環境保全や希少種の保護、文化遺産の保護・保全など地域課題の解決にむけた取り組みを紹介していくという。

 JALグループは奄美・沖縄地域で、2016年から行政・地元企業・団体と連携し、世界自然遺産登録を推進するための共同体(鹿児島地区:63企業・団体、沖縄地区:47企業)の代表幹事社を務める。自社媒体を通じて奄美・沖縄地域の豊かな自然とそれを保護する人々の活躍を紹介する啓発活動や、希少生物の交通事故死防止活動・密猟密輸対策、環境保全活動など、さまざまな活動を通し、世界自然遺産登録活動を応援してきた。

 今後も、「ジェイエア(J-AIR)」をはじめ、地域航空会社の「日本エアコミューター(JAC)」、「日本トランスオーシャン航空(JTA)」、「琉球エアーコミューター(RAC)」を含めたJALグループ全社で、持続可能な地域活性化の実現を目指していく。

 また、北海道・北東北(青森県・秋田県・岩手県)地域では、機内誌・機内ビデオなどによる地域固有の風土・歴史をはじめとする魅力の発信や、縄文遺跡群の認知拡大を目的に空港スタッフが「縄文バッジ」を着用するなど、世界文化遺産登録活動を応援してきた。今後は、文化遺産の保護・保全と活用を両立させながら、地域への誘客プログラムなどを展開していく。

Paidy、WILLER TRAVELに導入 あと払いサービス可能に

2021年7月29日(木) 配信

「WILLER TRAVEL」の決済に、Paidyが利用できるようになった

 Paidy(杉江陸社長兼CEO)は7月27日(火)、WILLER(ウィラー)のポータルサイト「WILLER TRAVEL」に、後払いサービス「ペイディ」を導入した。ウィラーの高速バスやバスツアーなどが予約できる同サイトの支払い方法として、利用できるようになった。

 「ペイディ」は、携帯電話番号とメールアドレスのみで簡単に決済ができ、利用した金額は翌月にまとめて「あと払い」できる。さらに、利用金額を分割手数料無料(口座振替・銀行振込のみ)で3回に分けてあと払いできる「3回あと払い」も提供している。

 今回の導入によって、東京や大阪、京都など主要都市を結ぶ「WILLER EXPRESS」をはじめとする全国240路線を越える高速バスの決済で利用可能。また、テーマパーク、ホテルとセットのツアー商品の予約にも利用できるようになった。

愛知県 インバウンド向け体験型旅行商品のPR動画制作 アフターコロナに向けて

2021年7月29日(木)配信

 愛知県は、県内で体験できるインバウンド向けのアクティビティ(体験型旅行商品)を紹介するPR動画を制作した。アフターコロナのインバウンド回復時期に、日本での訪問先として愛知県を選んでもらえるよう魅力を発信する。

 紹介している体験型旅行商品は、愛知県が昨年度、OTA(オンライントラベルエージェント)と連携して造成したもの。そのなかから「手筒花火の製作体験」(豊橋市)など4件をピックアップし、外国人ユーチューバーが現地で実際に体験しているようすや、周辺の観光地を紹介している。

 各動画は英語版で3分程度。観光コンベンション局の公式YouTubeチャンネル「Aichi Tourism Bureau」で公開している。

HIS、美蘭牛・福姫の流通支援へ 日本の牛肉食文化の維持はかる 

2021年7月28日(水) 配信

美蘭牛・福姫のステーキ。PJはHIS FOOD PROJECTの一環で実施する

 エイチ・アイ・エス(HIS、澤田秀雄会長兼社長)はこのほど、食に関わる生産者を支え地域創生につなげる「HIS FOOD PROJECT」の一環で、福田農場(福田博明社長、北海道・本別町)と連携し、「美蘭牛・福姫」を国内外へ流通させる畜産支援プロジェクトを始動した。日本の牛肉生産量と自給率を向上させ、日本の牛肉食文化の維持をはかる。

 和牛の消費量は近年増加しており、輸⼊量も増加している。さらに、アジア地域で需要が拡⼤したことから、日本の⽜⾁の輸出量は年々増えている。将来にわたり国内で安定的に⽜⾁を供給し、新たな市場を獲得するために、HISは農林水産省が推奨する「国内の⽣産基盤を強化し、国産⽜⾁の⽣産量を増加させる必要がある」ことを踏まえた。

 HISは“食”が旅行をする重要な要素であり目的となりうることに着目し、地域ごとに特徴がある食・地産を購入者が認知することで、市場を育て、地域創生につながる仕組みを支援する「HIS FOOD PROJECT」を立ち上げている。これまで、三重県のお茶とみかんのほか、兵庫県の日本酒などの販路を拡大してきた。

 美蘭牛・福姫は福田農場が育てるブランド牛で、黒毛和牛のオスとホルスタイン(乳用牛)のメスによる交雑種。ほぼ自社生産の国産飼料を食べて育つ牛に名付けられる。「肉本来の旨みを追求しながら、化成肥料をできるだけ使わず土づくりから人の健康を考えた牛肉を作っている」(同社)という。

ガマの聖地「筑波山」を「ケロロ軍曹」と周遊! 8月から第73回筑波山ガマまつり開く

2021年7月28日(水)配信 #旬刊旅行新聞 #ケロロ軍曹 #筑波山ガマまつり

 茨城県つくば市で2021年8月1日(日)~9月30日(木)に、第73回筑波山ガマまつりが開かれる。例年実施している約800人の老若男女が「がまマスク」を被って筑波山門前通りを全力疾走する「筑波山がまレース」は新型コロナウイルス感染防止の観点から中止するが、広大な筑波山全体をフィールドとして活用した周遊企画をカエルをモチーフとした作品「ケロロ軍曹」とタイアップして実施する。

 筑波山ガマまつり実行委員会とつくば観光コンベンション協会の主催。「ケロロ軍曹」のイラストを活用した2種類の周遊企画を実施する。イラストは今回のコラボのために「ケロロ軍曹」の作者・吉崎観音氏が描き下ろした、筑波山限定バージョンだ。

 第1弾は8月1日(日)~8月31日(火)まで、捺し巡り御朱印「ケロロ、筑波山で疫病退散を願う!」を実施する。筑波山各地6カ所を巡り、ケロロ軍曹たちの印を台紙に押印。最後に筑波山神社の御朱印を授かる企画だ。

 第2弾は9月1日(水)~9月30日(木)まで、手ぬぐいクイズスタンプラリー「福が来る筑波山特産物を探すであります!」を開催。筑波山各地7カ所を巡り、手ぬぐいにケロロ軍曹たちのスタンプと筑波山の特産物スタンプを思いのままに押しながら、鮮やかに彩っていく企画だ。筑波山を学びながら、思い出に残る世界に1つだけの手ぬぐいを作ることができる。

観光復興のため「政策を見直し検証する」 和田長官初会見開く(観光庁長官会見)

2021年7月28日(水) 配信

観光庁の和田浩一長官は7月21日(水)、初の長官会見を開いた

 観光庁の和田浩一長官は7月21日(水)、長官会見を開いた。就任後初となる会見では、新型コロナウイルスで深刻な影響を受けた「観光産業を復興させることが一番大きな仕事」との意向を示し、「事業継続と雇用の維持に取り組んでいく」と抱負を語った。今後の日本の観光について、「今までの観光政策が適切であったか、このカタチで続けていくのがベストなのか検証することが求められる」との考えを述べた。

 和田長官は、昨年末からGo Toトラベル事業が一時停止している状況での事業者への取り組みとして、当面の間は各種融資制度や雇用調整助成金の特例措置、地域観光事業支援などを幅広く使ってもらえるよう周知する考えだ。 Go Toについては「効果の高い事業であるが、感染拡大防止との両立に苦労した」と振り返った。事業再開や今後の方向性は検討中とし、「多方面の意見を聞き、効果があるようなカタチでさまざまな施策をしていければ」と述べた。

 これに加え、ウィズコロナ・アフターコロナに向けて、戦略的な準備も必要だとした。

 昨年12月の「観光戦略実行推進会議」で決定した「感染拡大防止と観光需要回復のための政策プラン」に基づき、「宿泊施設・観光街の再生や、旅先コンテンツの充実、多言語対応、バリアフリーなどの受入環境整備などにしっかり取り組み、進めていきたい」と意気込んだ。

 今後の日本の観光の成長について、「観光行政には『インバウンドのさらなる戦略的な拡大』とあるが、観光消費額の8割が国内観光なので、国内観光の復興、産業政策としての宿泊業・旅行業のあり方、持続可能な観光の推進など、さまざまな課題がある」と指摘。

 関係者と議論を重ねたうえで、長期的な戦略を持って観光政策を牽引する意向を示した。

 また、「地域には観光振興のために頑張っておられる人々がたくさんいる。観光庁の任務はこういった方々の支援をすること」との認識のもと、事業者に対してヒアリングを行っていく予定。他省庁や関係者とも連携したうえで、「観光を通じて日本の各所の活性化がはかられることを目標に努めていきたい」と話した。

 インバウンドに関しては、東京オリンピック・パラリンピックの開催に伴い、日本の魅力的な観光コンテンツを効果的に発信するほか、「来たるインバウンド復活に向けての準備を推し進める」ことが必要だと語った。

 アウトバウンドについては、航空ネットワークの拡充をはかるという点でも、片方の国から一方的にお客を送ってもらうのではなく、双方の需要を開拓していくため、アウトバウンドもインバウンド同様、戦略的に進めていく。具体的な戦略は今後庁内で検討を進めていく予定だ。

 また、国内観光については、これまでは各自治体が独自に取り組んでおり、国としては観光地域づくり法人(DMO)の登録や人材育成の面で支援をしてきた。しかし、コロナ禍でマイクロツーリズムなどが流行し、身近な観光資源を見つめ直す機会が得られたことに言及。「これから見込まれる地域観光の発展に対し、国として取り組めることがないか、しっかり考えていく」とした。

チェコ政府観光局、公式キャラが誕生 8月15日まで名前募集

2021年7月28日(水)配信

名前を募集中のマスコットキャラクター

 チェコ政府観光局はこのほど、チェコ共和国の観光地としてのプロモーションを行う公式マスコットキャラクターを制作した。チェコの魅力発信のサポートを行う同キャラクターの名付け親を、8月15日(日)まで募集している。

 チェコは中央ヨーロッパに位置する、北海道ほどの大きさの小さな国。たくさんの魅力を有するチェコをもっと知ってもらい、もっと身近に感じてもらうために同キャラクターを制作した。今後、チェコ政府観光局やその他のチェコ関連組織とともに、チェコのPR活動で活躍していく予定だ。

 公式マスコットキャラクターは、チェコの国章から飛び出した2つの尾を持つライオン。チェコの国樹である菩提樹のカタチをした王冠と、チェコの伝統衣装を身に着けている。王冠には、ビールを作るための重要な材料の1つであるホップが散りばめられているのがポイント。マリオネットを操作したり、ポルカを踊ったりするのが得意で、ビールを飲むのが大好きだという。

 名前の採用者1人は特賞として、マスコットキャラクターグッズやチェコ政府観光局ロゴ入りサーモボトル、同局ロゴ入りアルコール除菌シート、チェコワイン1本(飲酒しない人には代替のもの)、観光パンフレットを贈呈。なお、同じ名前の応募が複数あった場合は抽選で決められる。また、応募者の中から抽選で10人に参加賞として、同局ロゴ入りアルコール除菌シートと観光パンフレットを贈呈する。

 応募期間は7月26日(月)~8月15日(日)午後11:59まで。応募方法は チェコ政府観光局ウェブサイト内の詳細ページから。結果発表は8月末にSNS(交流サイト)上で予定している。