2019年7月4日(木) 配信

長崎県佐世保市と佐世保観光コンベンション協会はこのほど、日本遺産構成資産「護守印めぐり」をスタートした。佐世保鎮守府開庁・佐世保港開港130年を記念した企画で、日本遺産「佐世保鎮守府」構成資産を巡りながら、「護守印」集めを楽しめる。
スタンプは、太平洋戦争の開戦を告げる電信を発したと伝えられる「旧佐世保無線電信所(針尾送信所)施設」や巨大な防空壕「無窮洞」などの日本遺産「佐世保鎮守府」構成資産4カ所と、佐世保観光情報センターの計5カ所に設置されている。 「護守印」という名前には、国防の象徴である鎮守府の文化財を大切に守り残していくという意味が込められている。

スタンプ設置5カ所と市内の宿泊施設や観光施設などで配布されている「護守印帳」には各資産の解説のほか、港街グルメのレモンステーキと海軍さんのビーフシチューが食べられる店も紹介。冊子を提示するとドリンクのサービスなどの特典が受けられる。また5つの護守印をすべて集めた人先着130人に、海軍さんのビーフシチューをプレゼントする。
今回の企画に関連し、「佐鎮・日本遺産ガイド」も発行した。冊子では1889年(明治22年)に旧日本海軍が佐世保鎮守府を開庁してからのまちの歴史や、日本遺産構成資産の解説などを掲載。佐世保鎮守府開庁・佐世保港開港130年記念イベントも紹介している。
佐世保コンベンション協会の担当者は、「佐世保鎮守府130年を機に、これまでは鎮守府や佐世保の歴史に触れる機会がなかった人、とくに若い世代の方にも、佐世保の発展の礎を担った佐世保鎮守府について知っていただきたいと思い、護守印めぐりを企画しました。当時の建物には、空襲で焼失したものや、老朽化で建て替えとなってしまったものもありますが、今もまだ、見て触れることができる貴重な文化財がたくさん残っています。ぜひ130年の今年、鎮守府のまち佐世保の歴史に触れてください」と思いを語った。






JTB(髙橋広行社長)とジャルパック(江利川宗光社長)、近畿日本ツーリスト首都圏(田ヶ原聡社長)の旅行会社3社は7月1日(月)から、共同でハワイ島フォトコンテストを開始した。ハワイ州観光局が協賛する。昨年発生した米国ハワイ州・ハワイ島のキラウエア火山の噴火の影響で、今も落ち込む日本人観光客の回復に向けて、島の魅力を発信するのが狙い。


